【Amazonでも起きている】返品詐欺のリアルと、セラーができる“本当の対策”

「え?中身がゴミにすり替えられていた…?」
そんな嘘のような話が、現実に起きています。
しかもこれは、他人事ではありません。
つい先日、メルカリで返品詐欺が大炎上しました。
その手口とは――
「商品に問題がある」と購入者が主張 → 中身を別の物にすり替えて返品 → メルカリは購入者を信じて返金処理。
当然、出品者には売上も商品も戻ってこない。
SNSで炎上した結果、メルカリは方針を転換し、「出品者補償の強化」を発表しました。
ですが…これ、Amazonでも同じようなことが起きているんです。
「Amazonなら安心」なんて幻想だった
Amazonでも、中身のすり替えや不当な返品が相次いでいます。
「返品された商品が、まったく別物だった」
「空箱やゴミが返ってきた」
「なのにAmazonは“お客様の申告”を優先して返金処理…」
信じられないかもしれませんが、これは珍しいことではありません。
Amazonフォーラムでも、何年も前から同じ被害報告が繰り返されています。
ではなぜ、Amazonでは炎上しないのか?
メルカリが大きく燃えた理由には、こんな背景がありました。
- 出品者が「個人」だから共感が集まった
- 誰もが一度は使ったことがある「身近なアプリ」だった
- SNS上で被害者の声が連鎖的に広がった
一方Amazonの場合、出品者=企業や業者のイメージが強く、
「出品者もプロだから対応できるでしょ?」と、共感されにくいのが現実です。
「SNSで告発しても、Amazonは動かない」
Amazonフォーラムでは、こういった声が多数寄せられています。
「SNSで注意喚起しても炎上すら起きない」
「Amazonは直接的な損害が出ない限り、何も動かない」
「むしろ詐欺手口を知らしめて、模倣犯を増やす危険すらある」
つまり、出品者自身で自衛するしかないのが今の現実なんです。
返品詐欺へのリアルな対策とは?
正直、完璧に防ぐことはできません。
でも、ダメージを最小限に抑えるための手段はあります。
1. 高額商品・プレミア品は出品しない
特にすり替え被害が多いジャンル(ゲーム機、Apple製品、限定グッズなど)は要注意。
2. 出品前・発送前に動画撮影
梱包時に商品が本物であることを記録する。返品された時の証拠になります。
3. レビュー荒らしへの対策も考える
悪質な購入者は返品後、ネガティブレビューでさらに嫌がらせしてくるケースも。
対応を一歩誤ると、アカウント停止にもつながりかねません。
Amazonもメルカリも、変わるべきは「ルールの運用」
いくら誠実に対応しても、プラットフォームの判断が“購入者寄り”すぎると、
真面目な出品者は守られません。
メルカリは世論とSNSの力で方針転換しました。
Amazonにも同じようなプレッシャーをかけることはできるのか?
現時点では難しいという声が大半です。
ですが、「出品者にも声を上げる権利がある」ことを、私たちは忘れてはいけません。
最後に:あなたはどう守る?
返品詐欺は、誰にでも起こり得ることです。
「自分は大丈夫」と思っている人ほど、対策は遅れがちです。
- 今売っている商品は、すり替えリスクがないか?
- 返品時に備えた証拠は残しているか?
- 万一の対応フローは準備しているか?
いま一度、確認してみてください。