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「相互リンクしませんか?」という提案メールが届いたときの対応と注意点

おっさん事業主
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ある日、ブログのお問い合わせフォームに「相互リンクをお願いできませんか?」という内容のメールが届きました。一見、SEO対策になりそうなこの提案。しかし、実は慎重に対応しないと逆にサイト評価を下げてしまうリスクもあります。

今回は、実際に届いた相互リンク依頼の内容と、それにどう対応すべきかを解説します。

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「相互リンクしませんか?」のメール例

相互リンク依頼メールのサンプル文面

件名:相互リンクのご提案

ご担当者様

突然のご連絡失礼いたします。
○○と申します。

貴サイトの内容を拝見し、当方が運営するサービスと非常に親和性が高いと感じました。
つきましては、相互リンクという形で連携をお願いできないかと思い、ご連絡差し上げました。


【ご依頼内容】
貴サイトと弊社サイトの間で、相互リンクを設置していただけないでしょうか。

【相互リンクのメリット】
関連性の高いサイト同士でリンクを張ることで、SEO効果が期待でき、
検索順位の向上やオーガニック流入の増加につながる可能性があります。

【弊社サービスについて】
初心者向けに○○ビジネスを体系的に学べるオンライン講座を運営しております。
専門知識がなくても実践できるノウハウを提供しており、多くの方にご利用いただいています。

もしご興味をお持ちいただけましたら、以下のメールアドレスまでご返信いただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

―――
○○(個人名・苗字のみ)
公式サイト:https://example.com/
メール:sample.contact@gmail.com

ポイント

このようなメールは一見丁寧ですが、以下の点に違和感があります。

  • 実在性・運営実態(会社情報や代表者名の記載)がありません
  • 返信先アドレスがGmailになっている
  • このサンプルでは分かりにくいですが、
    • ドメイン名が内容とマッチしていない
    • リンク先がランディングページのみ

運営しているネットビジネスについて、無料で広告掲載依頼にも読み取れますし、本人の氏名・運営会社(最低でも住所と電話番号)の記載がなく、まともなビジネスをしている会社の返信先がGmailはあり得ないと考えます。

届いた相互リンクの提案内容

提案メールの主な内容は次の通りです:

  • 自社サービスサイトと自分のブログは「ジャンル的に関連性がある」ため、相互リンクをしたい
  • 相互リンクをすることで、双方のSEO(検索順位)が向上する可能性がある
  • 興味があればメールで返答してほしい

いかにも丁寧な内容で、「悪くない話かも?」と思ってしまいそうになります。

相互リンクって効果あるの?

かつては「相互リンクをたくさん貼ればSEOに効果的」と言われた時代もありましたが、今のGoogleはむしろ不自然なリンクをスパムとみなす傾向があります。

特に以下のような相互リンクは要注意です:

  • 内容に大きな関連性がないサイト同士のリンク
  • ページの品質が低い(ペラページ、広告だらけ)
  • フリーメールや会社情報が不明な相手からの提案

こうした相互リンクは、SEO的に逆効果になるリスクすらあるため注意が必要です。

相手サイトを見て感じた違和感

今回届いた提案を精査してみたところ、以下のような点が気になりました:

  • 相手のサイトはランディングページ1枚のみで、情報が非常に限られている
  • 運営会社の詳細や代表者名、所在地などが明記されていない
  • 連絡先がフリーメール(Gmail)で、ビジネスとしての信頼性に疑問が残る

このようなケースでは、たとえ内容が丁寧でも慎重に判断するべきです。

今回の対応:結論としてどうしたか?

今回は、返信せずスルーする形で対応しました。

丁寧な内容ではありましたが、信頼性やSEOへの影響を総合的に考えると、こちらから関わるメリットは薄いと判断しました。

今後、同様のメールが来たら?

問い合わせフォームを公開していると、こういった提案は今後も届く可能性があります。対応方針としては次のように決めておくと安心です:

  • 相手のサイト・会社情報を必ずチェックする
  • 信頼できないと感じたら返信せずスルーでOK
  • それでも丁寧に断りたい場合は、定型文を用意しておく

返信メールの定型文(断る場合)

件名:相互リンクのご提案について

〇〇様

このたびはご提案いただきありがとうございます。
貴社サービスの内容を拝見させていただきましたが、現在当サイトでは、読者の信頼性確保の観点から、外部サイトとの相互リンク掲載はお受けしておりません。

ご期待に添えず恐縮ではございますが、何卒ご了承いただけますと幸いです。

(ブログ名) 運営担当 〇〇

返信を入れた方がいいケース

  • 相手が実名・会社名で名乗っていて、丁寧な文章で連絡してきている
  • 今後も似た連絡が届きそうなので、先に線を引いておきたい
  • 相手の誠実さには感謝したいが、依頼は受けられないと明確に伝えておきたい

この場合、今後の連絡を断る意味でも一度返すのが良い対応です。

返信しなくても問題ないケース

  • 明らかにスパムやテンプレ営業メールに近い
  • 相手サイトやサービスに不信感がある(実態不明、フリーメールのみなど)
  • 無視してもリスクやマナー的な問題が起こらないと判断できる

この場合、返信せずスルーで構いません。迷惑メールとして処理してもOKです。

まとめ

「相互リンクしませんか?」という提案は、一見するとWin-Winのように思えますが、慎重に見極める必要があります
SEO効果どころか、逆に評価を下げるリスクもあるため、サイトの信頼性や関連性を十分に確認したうえで判断しましょう。

特に、実体のわからない相手とは距離を取るのがベストです。

ブラックハットSEOとは?

ブラックハットSEOとは、Googleのガイドラインに違反して検索順位を上げようとする不正な手法のこと。
例えば以下のようなものが該当します:

  • 無関係なサイト同士での相互リンク
  • 自作自演の被リンク
  • 隠しテキストや隠しリンク
  • コピーコンテンツの量産

これらは一時的に順位が上がっても、最終的にペナルティを受けて検索圏外に飛ばされるリスクがあります。

nofollow属性とは?相互リンク時にどう使う?

では、相互リンクをする際に「nofollow属性」を付ければ問題ないのか?というと、答えは半分YES、半分NOです。

nofollowとは?

<a href="https://example.com" rel="nofollow">リンクテキスト</a>

このように指定すると、リンク先にSEO上の評価(リンクジュース)を渡さないようにできます。
つまり、「このリンク先を推奨しているわけではありません」と検索エンジンに伝えることができる。

ただし、根本的な解決にはならない

相互リンクを貼り合うという意図そのものが不自然だと判断されれば、nofollowを付けていてもブラックハットSEOとみなされる場合があります。
また、nofollowがあってもクロール(巡回)されること自体はあるので、完全に無効化できるわけでもありません。

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ABOUT ME
おっさん事業主
おっさん事業主
急に事業を始めた人
40代半ばに原因不明の体調不良で会社を退社し、しばらく休んでも回復する兆しがないので、出来そうなことから小さく事業を始めました。 何か大きなことを成し遂げたわけではないですが、事業をやってみて気が付いたことを、記録として残していきます。
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