【SBI証券のプロが厳選】9月に狙うべき「高配当×優待」銘柄5選|累進配当で“減らない安心感”

「安定した配当金も、生活が潤う株主優待も、どちらも諦めたくない!」
そんな賢い個人投資家のあなたへ。1年で最も魅力的な優待が揃う9月に向けて、最高の投資戦略をお届けします。
この記事では、大手ネット証券「SBI証券」の投資のプロが、公式動画で明かした「9月に権利確定する、高配当かつ優待も魅力的なお宝銘柄5選」を徹底解説。
ただ銘柄を羅列するだけでなく、「なぜプロは、その株を選ぶのか?」という核心に迫ります。キーワードは、将来の減配リスクが低い「累進配当」。プロの思考法を学び、あなたの9月の投資戦略を、より確かなものにアップデートしましょう。

動画で紹介された株や投資のコツを、初心者でも分かるようにまとめました。
注意:投資は自己責任でお願いします。この記事は動画の内容をまとめたものであり、投資を推奨するものではありません。
失敗しない株選び、2つの大切な心得
「どの会社の株を買おうかな?」――銘柄選びはワクワクしますよね。 でもその前に、知っておくだけで失敗のリスクをぐっと減らせる「投資の考え方」があるんです。
これから紹介する2つの心得は、あなたの投資をより安心で、楽しいものにしてくれるはずです。
心得その1:「約束を守る」誠実な会社を選ぼう
投資をする上で、私たちが会社から受け取るお小遣いが「配当」です。この配当との付き合い方がとても重要になります。
- 「お小遣いは減らしません!」宣言に注目 会社の中には、「累進配当(るいしんはいとう)」という、とても頼もしい約束を掲げているところがあります。 これは「一度あげると決めた配当は、絶対に減らしません。むしろ、できる限り増やしていきます!」という、株主への固い誓いのようなもの。これなら、将来ガッカリする可能性が低く、安心して長く付き合えますよね。
- 無理してない?会社の体力もチェック ただ、その約束が「無理な背伸び」でないかも大切です。そこで「DOE」という指標をチェックします。これは、会社が体力に見合った配当を出しているかを確認できる、いわば「健康診断」のようなもの。しっかり稼ぎ、その中から無理なく配当を出している誠実な会社こそ、本当のパートナーにふさわしいと言えます。
心得その2:プレゼント(優待)は、最高のオマケと考えよう
食事券や自社製品がもらえる「株主優待」は、会社からの嬉しいプレゼントで、とても魅力的ですよね。
- 主役はあくまで会社の成長と配当 でも、投資で一番大切なのは、その会社がしっかり利益を出し、私たちに配当として還元してくれること。優待はあくまで「プラスアルファの楽しみ」や「デザート」と捉えるのが賢い付き合い方です。プレゼントの魅力だけで選んでしまうと、肝心のメインディッシュ(会社の業績や配当)を見失ってしまうかもしれません。
- あなたの「好き」を暮らしのスパイスに! QUOカードのように便利な優待もあれば、その会社の製品やサービスがもらえる優待もあります。もしあなたがその会社のファンなら、優待は生活を豊かにしてくれる最高のスパイスになります。「この会社を応援したい!」という気持ちで選ぶのも、投資の大きな楽しみ方の一つですよ。
「誠実さ」と「健全性」で長く付き合える会社を選び、そこに「優待」という楽しみをプラスする。
この2つの心得があれば、投資はギャンブルではなく、あなたの毎日を豊かにしてくれる素敵なパートナー探しに変わるはずです。
プロが選んだ!9月の注目「高配当×優待」銘柄5選
それでは、具体的な5つの銘柄を見ていきましょう。株を始めたばかりの方でも理解しやすいように、筆者の視点で初心者向けに分かりやすくまとめています。
ベネッセHD (9783)
- 特徴:
- 通信教育「進研ゼミ」で知られる教育大手です。学校向けの教育支援や資格・語学事業も展開しています。また、介護事業にも進出しており、幅広い分野で安定収益を狙っています。
- メリット:
- 高配当・安定性:配当利回りは4%超え。累進配当を宣言しており、減配リスクが低く、長期的な安定収入が期待できる。
- 株主優待:自社グループ商品カタログから、食品やアート、生活用品など多彩な選択肢が選べる。
- 事業の多角化:教育だけでなく介護事業にも進出しており、収益源を分散している。
- デメリット:
- 少子化の影響:主力の教育事業は子どもの人数に左右されるため、長期的な成長には課題がある。
- 競争激化:オンライン教育や他社通信教育サービスとの競争が激しく、シェア維持が課題。
- 未来の見通し:
- 今後は、少子化が進む日本でも、通信教育やオンライン学習の需要は安定的に続くと考えられます。また、介護事業は高齢化社会の追い風になり、中長期的には業績の底支えとなる可能性があります。
- 株価は短期的に動くことがありますが、安定配当や優待、複数事業による収益分散があるため、長期保有に向いた銘柄といえます。
C&FロジHD (9099)
- 特徴:
- 食品物流の大手で、特に低温食品(冷蔵・冷凍品)の輸送に強みがあります。スーパーや外食チェーン向けに全国規模で配送サービスを提供しており、食品業界のサプライチェーンを支える重要な企業です。
- メリット:
- 高配当・安定性:配当利回りは4%以上。累進配当方針を掲げており、安定した収入を狙える。
- 株主優待:1,500円相当の「お米券」を提供。日常で使える実用的な優待。
- 食品物流の専門性:低温物流に特化しており、食品安全や鮮度管理のニーズが高いため、安定した受注が期待できる。
- デメリット:
- コスト上昇リスク:燃料費や人件費が上がると、利益を圧迫する可能性がある。
- 景気や物流需要に左右される:景気が悪化したり、取引先の注文が減ると、収益にも影響が出やすい。
- 未来の見通し:
- 今後は、ネット通販の食品配送や高品質な冷凍・冷蔵物流の需要増が追い風となる見込みです。また、AIや自動倉庫など物流の効率化投資も進んでおり、長期的には収益安定が期待できます。
- 短期的には燃料費や景気変動で株価が動く可能性がありますが、安定配当と優待のある銘柄として、初心者にも長期保有向きの銘柄と言えるでしょう。
タマホーム (1419)
- 特徴:
- 低価格帯の注文住宅を中心に展開するハウスメーカーです。手頃な価格で住宅を提供することから、初めて家を建てる層や若い世代に人気があります。全国に販売網を持ち、住宅展示場やモデルハウスも運営しています。
- メリット:
- 高配当:配当利回りは5%に迫る水準で、安定したインカム収入を期待できる。
- 株主優待:QUOカード500円分が年2回もらえるので、日常でも使いやすい。
- 成長性:低価格帯住宅の需要は根強く、手頃な価格と充実した住宅設備により、住宅業界の中でも成長余地がある。
- デメリット:
- 金利上昇リスク:住宅ローン金利が上がると、住宅購入希望者が減り、売上に影響が出る可能性がある。
- 景気の影響:不景気や消費者心理の低迷は、住宅需要の減少につながりやすい。
- 未来の見通し:
- 今後も、若年層や初めて家を建てる層を中心に、低価格帯住宅の需要は堅調と予想されます。また、都市部や郊外での住宅ニーズに応じた新商品やリフォーム事業の展開も成長の後押しになるでしょう。
- 短期的には金利や景気動向で株価が動くことがありますが、配当や優待の安定性から、長期保有向きの銘柄として初心者にもおすすめです。
日本エスコン (8892)
- 特徴:
- 中部・関西圏を中心に開発事業を展開する不動産デベロッパーです。マンションや商業施設の開発を手掛け、地域密着型の事業展開が強みとなっています。
- メリット:
- 高配当:配当利回りは4%超えで、DOE(株主資本配当率)4%を目安とした安定配当を掲げており、長期保有でのインカム収入が期待できる。
- 株主優待:QUOカード1,000円分がもらえるため、実用性が高い。
- 地域密着型:中部・関西圏での豊富な開発実績により、安定した事業基盤を持つ。
- デメリット:
- 市況依存:不動産市況や金利の変動により、業績が左右されやすい。
- 景気リスク:景気後退局面では住宅や商業施設の需要が減少し、売上・利益に影響する可能性がある。
- 未来の見通し:
- 今後は、地域密着型の開発力を活かして、中部・関西圏での新規マンションや商業施設の需要を取り込むことが期待されます。また、低金利環境や住宅ローンの利用しやすさが続けば、個人向け住宅需要の底堅さも後押し材料となります。
- 株価は景気や金利の影響を受けやすいものの、安定した配当と優待の実績から、初心者でも長期保有しやすい銘柄と言えるでしょう。
サンリオ (8136)
- 特徴:
- 「ハローキティ」や「マイメロディ」などの人気キャラクターを中心に、グッズ販売やテーマパーク運営など世界的なキャラクタービジネスを展開する企業です。国内外で幅広いファン層を持つ点が強みです。
- メリット:
- 株主優待:サンリオピューロランド・ハーモニーランドの共通優待券3枚とグッズがもらえるため、優待目的での保有に人気。
- テーマパーク事業の回復:インバウンド(訪日外国人観光客)需要の回復により、テーマパークの来場者数・売上が増加傾向。
- 安定したキャラクター資産:世界的なブランド力を持つキャラクターがあるため、長期的な事業基盤が安定している。
- デメリット:
- 低配当:配当利回りは1%台と低めで、配当収入を重視する投資には不向き。
- 優待目的が中心:株価の上昇よりも、優待を目的とした投資が多い傾向。
- 事業の偏り:キャラクター関連事業に依存しており、景気や流行の変動で業績が影響を受けやすい。
- 未来の見通し:
- 今後は、海外でのキャラクターライセンス収益の拡大や、テーマパーク来場者数の増加が追い風になると考えられます。また、オンラインでのグッズ販売やコラボ商品の展開により、収益多角化も進む可能性があります。
- 株価は配当重視の銘柄ではないものの、優待やキャラクタービジネスの安定性を重視する初心者でも、楽しみながら長期保有できる銘柄と言えるでしょう。
『SBI証券公式ch』ってどんなチャンネル?
一言でいうと、「投資のプロが、無料で、毎日教えてくれるオンライン投資スクール」です。
国内No.1の口座数を誇るSBI証券が運営しているだけあり、その内容は非常に本格的。アナリストやストラテジストといった第一線で活躍するプロフェッショナルが、日々のマーケット情報から、投資の基礎知識、注目銘柄の解説まで、幅広いテーマを動画で配信しています。
特に、投資初心者向けのコンテンツを配信する「ビジネスドライブ!」というセカンドチャンネルも運営しており、レベルに合わせて学べる体制が整っているのが大きな特徴です。
ズバリ!投資初心者におすすめなの?
結論から言うと、「非常におすすめ」です。その理由は、以下の4つです。
- 「超・基礎」から学べるシリーズが充実 「NISAって何?」「株の買い方が分からない」といった、今さら人には聞きづらい疑問も、専門の動画シリーズで一から丁寧に解説してくれます。つまずきやすい最初のステップを、動画で視覚的に学べるのは大きなメリットです。
- すべて「無料」で見放題 通常であれば有料のセミナーでしか聞けないような、プロによる質の高い情報がすべて無料で公開されています。これを利用しない手はありません。
- 図やグラフが多く、視覚的に分かりやすい 専門家がただ話すだけでなく、スライドやテロップ、グラフを多用して解説してくれるため、難しい内容でも直感的に理解しやすくなっています。
- 最新の「生きた情報」に触れられる 毎日のように更新される市況解説動画を見ることで、世の中の経済ニュースと株価の動きがどのように連動しているのか、肌感覚で学べます。
初心者はコレを見よう!SBI証券チャンネルの賢い活用術
たくさんの動画があって、どれから見ればいいか迷ってしまいますよね。初心者がまずチェックすべきおすすめのコンテンツと活用法をご紹介します。
① まずはここから!「教えて!SBI証券」シリーズ
- どんな内容? 口座開設の方法、入金、株の買い方、NISAの始め方など、SBI証券のツールの使い方を動画で一つひとつ解説してくれるシリーズです。
- どう活用する? スマホ片手に、動画の真似をするだけで、実際の取引のやり方をマスターできます。投資の第一歩でつまずかないための、まさに「操作マニュアル」です。
② NISAの知識を深める「新NISA」関連動画
- どんな内容? NISAの制度の基本から、つみたて投資枠と成長投資枠の使い分け、具体的な投資信託の選び方まで、NISAに関するあらゆる疑問に答えてくれます。
- どう活用する? NISA口座で何を買うか決める前に、これらの動画を見ておくのがおすすめです。自分に合った運用スタイルを見つけるヒントになります。
③ 経済ニュースがわかる「マーケット・ウォッチ」などの市況解説
- どんな内容? 「今日の株価はどう動いたか」「今週の世界経済の注目点は?」といった、最新のマーケット情報をプロが解説してくれます。
- どう活用する? 毎日見る必要はありません。まずは週に1本、週末のまとめ動画などを見る習慣をつけてみましょう。「なぜ今、円安なの?」「なぜ日経平均が上がったの?」といったニュースの裏側が分かり、経済の大きな流れを掴めるようになります。
④ 興味のあるテーマを探す「高配当株」「株主優待」特集
- どんな内容? ある程度知識がついてきたら、自分の興味があるテーマの動画を見てみましょう。「9月の注目優待銘柄」「利回り4%超えの高配当株リスト」など、具体的な銘柄選びのヒントが満載です。
- どう活用する? 紹介されている銘柄をそのまま買うのではなく、「なぜプロはこの銘柄を選んだのか?」という選定理由や分析方法を学ぶことが重要です。
まとめ
今回は、SBI証券のプロが選び抜いた「9月の高配当×優待銘柄5選」と、その選定の根底にある投資哲学を解説しました。
紹介された5銘柄に共通していたのは、「安定した配当方針(特に累進配当)」という強固な土台の上に、「株主優待」というプラスアルファの魅力が乗っている、という点です。
- 長期的な安心感を求めるなら → 累進配当を掲げる「ベネッセHD」
- 実用性No.1の優待が欲しいなら → お米券が嬉しい「C&FロジHD」
- 高い利回りと成長性を狙うなら → 利回り5%に迫る「タマホーム」
株主優待は、あなたの投資をより楽しく、そして生活を豊かにしてくれる素晴らしいスパイスです。しかし、その魅力に踊らされて高値掴みをしては本末転倒。
9月の権利確定日に向けて、ぜひこの記事で紹介したプロの「銘柄選びの考え方」を参考に、ご自身のライフスタイルに合った、長期で付き合える最高のパートナー銘柄を見つけてください。
投資は自己責任でお願いします。上記の情報は動画の内容をまとめたものであり、投資を推奨するものではありません。