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【2025年新常識】高配当株は「利回り」で選ぶな!プロが教えるROEとDOEを使った“本物”の見つけ方

おっさん事業主
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高配当株を探すとき、あなたはまず「配当利回りランキング」を上から順に眺めていませんか?もしそうなら、その投資法はもう時代遅れかもしれません。

今、日本企業は空前の「株主還元ラッシュ」の真っ只中。多くの企業が高い配当を掲げる中で、本当に重要なのは、その還元姿勢が「本物」か、そして「持続可能」かを見極める力です。

この記事では、投資のプロが実践する、表面的な利回りに騙されないための新しい銘柄選びの常識を徹底解説。企業の「稼ぐ実力(ROE)」「株主還元のやる気(DOE)」という2つの指標を使い、将来の増配まで期待できる“本物の優良株”を見つけ出す、一生モノの投資術を伝授します。

動画で紹介された株や投資のコツを、初心者でも分かるようにまとめました。

注意:投資は自己責任でお願いします。この記事は動画の内容をまとめたものであり、投資を推奨するものではありません。

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「やる気」と「実力」で選ぶ新・高配当株

これまでの高配当株選びは、「配当利回りランキング」を上から順に見ていくのが定番でした。でも、その時代はもう終わりかもしれません。

今、多くの日本企業が「株主をもっと大切にしよう!」と、かつてないほど大奮闘しています。だからこそ、ただ利回りが高いだけでなく、その企業の姿勢が「本物」かどうかを見抜く、新しい“お宝探しの技術”が大切になっているんです。

会社の「実力」と「やる気」を見抜く魔法の言葉

そこで登場するのが、アルファベット3文字のキーワード「ROE」と「DOE」です。これを知っているだけで、投資の面白さがグッと深まりますよ。

ROE → 企業の「稼ぐ実力」をチェック!

  • ROEとは? 会社が持っているお金(元手)を使って、どれだけ上手に利益を稼いでいるかを示す「成績」のようなもの。ROEが高いほど「商売上手な会社」と言えます。
  • なぜ大事? いくら「配当をたくさん払います!」という気持ち(やる気)があっても、肝心の稼ぐ実力がなければ、その約束は長続きしませんよね。まずは会社の基礎体力を見ることが、安心できる投資への第一歩です。

DOE → 企業の「やる気(約束)」をチェック!

  • DOEとは? 「会社の利益がちょっとくらい変わっても、株主の皆さんには安定した配当を払いますよ」という、会社から私たち株主への“固い約束”を示す指標です。
  • なぜ大事? この「約束」を宣言している会社は、私たち投資家のことをとても大切に考えてくれている証拠。「来年、急に配当が減らされるかも…」という心配が少なく、長期で安心して応援できる会社だと判断できます。

最強の会社は「実力 > やる気」の状態!

そして、最も重要なのがこの2つのバランスです。 ぜひ「ROE(稼ぐ実力)」が「DOE(やる気・約束)」を上回っている会社を探してみてください。

これは、「約束した配当をきちんと払っても、まだ会社にお金が残っている」という「余力」がある証拠。 この余力こそが、将来の「配当アップ(増配)」や、株の価値を高めるための「自社株買い」につながる、未来の嬉しいサプライズの源泉なんです!

これからの高配当株選びは、表面的な利回りだけでなく、ROEとDOEから会社の「実力」と「やる気」、そして未来への「余力」を読み解いてみてください。 この視点があれば、あなたもきっと、長く付き合える「本物のお宝企業」を見つけ出せるはずですよ!

日経マネー注目!具体的な高配当銘柄

動画内では、上記の考え方に基づき、誌面で紹介されている銘柄がいくつか例として挙げられました。株を始めたばかりの方でも理解しやすいように、筆者の視点で初心者向けに分かりやすくまとめています。

三菱商事 (8058)

  • 特徴
    • 日本を代表する総合商社で、資源、エネルギー、化学品、食料、物流、金融など幅広い事業を展開しています。ウォーレン・バフェット氏が過去に投資したことでも知られ、安定した経営基盤とグローバルなネットワークを持つ企業です。
  • メリット
    • 安定した配当:累進配当方針を掲げており、減配せずに配当を維持または増やす姿勢がある。長期保有で安定した収入を狙える。
    • 自社株買い:株主還元に積極的で、株価を支える要因になる。
    • 事業の多角化:資源価格や景気の変動リスクを複数の事業で分散できる。
  • デメリット
    • 株価が高め:既に評価されているため、買うタイミングによっては高値掴みのリスクがある。
    • 資源依存リスク:石油や天然ガスなど資源関連事業の業績は、国際的な価格変動に左右されやすい。
    • 景気連動性:景気後退局面では、貿易や投資活動の減少が利益に影響する可能性がある。
  • 未来の見通し
    • 今後も世界のエネルギー需要や資源価格の変動が大きなカギになりますが、三菱商事は事業を多角化しており、長期的には安定した利益と配当を期待できます。
    • 特に、海外の新興国での事業拡大や再生可能エネルギー分野への投資が進むことで、将来的な成長余地があります。
    • 初心者の方は、「大きく変動する可能性はあるが、配当や事業基盤の安定感がある銘柄」として、長期保有を視野に少額から投資するのが安心です。

東京海上HD (8766)

  • 特徴
    • 国内最大手の損害保険会社グループ。自動車保険や火災保険を中心に、国内外で幅広い保険サービスを提供しています。長年の実績と安定した経営基盤を持ち、個人・法人ともに信頼度が高い企業です。
  • メリット
    • 安定した配当:13期連続増配予定で、株主還元の実績が抜群。長期的に安定した収入を期待できる。
    • 収益基盤の安定:保険事業は景気変動の影響を受けにくく、安定した利益を上げやすい。
    • 海外展開:アジアを中心に海外事業も展開しており、成長余地がある。
  • デメリット
    • 自然災害リスク:大規模な地震や台風などが発生すると、保険金支払いが増え、短期的に業績に影響する可能性がある。
    • 低金利の影響:保険会社の収益は資産運用利回りにも依存しており、長期的な低金利は利益圧迫要因になる。
  • 未来の見通し
    • 今後も国内外での保険需要は安定しており、増配実績からも株主にとって安心できる銘柄です。
    • 特に自然災害リスクへの備えや、海外事業の拡大、AIやデジタル技術を活用した業務効率化が進むことで、長期的には収益性の向上が期待できます。
    • 初心者の方は、「景気に左右されにくく、配当も安定した銘柄」として、長期保有を視野に少額から投資するのが安心です。

三井住友FG (8316)

  • 特徴
    • 日本の3大メガバンクの一角で、個人・法人向けの銀行業務から投資銀行業務まで幅広く展開しています。国内外での資金調達や融資、資産運用サービスを手掛け、安定した経営基盤を持つ金融グループです。
  • メリット
    • 安定した配当:長期的に配当が安定しており、株主にとって安心感がある。
    • 金利上昇の恩恵:政策金利が上がる局面では、銀行の利ざや(貸出と預金の差益)が拡大し、収益増加が期待できる。
    • 大手ならではの信頼:国内外での金融取引や資金管理の信頼度が高く、景気回復時には安定した業績が見込める。
  • デメリット
    • 景気後退の影響:景気が悪化すると企業の貸し倒れリスクが高まり、業績に悪影響が出る可能性がある。
    • 金融市場の影響:株価は金利や金融システム全体の動向に左右されやすく、短期的には値動きが大きいこともある。
  • 未来の見通し
    • 今後は、金利上昇局面での利ざや拡大や、国内景気の回復が追い風となる可能性があります。
    • 一方で、景気後退や世界経済の不透明感はリスク要因です。
    • 初心者の方は、「比較的安定した配当と大手銀行ならではの信頼性を持つ銘柄」として、長期保有を前提に少額から投資するのがおすすめです。

ENEOS HD (5020)

  • 特徴
    • 国内最大手の石油元売り企業で、ガソリンや灯油の供給だけでなく、石油化学製品や再生可能エネルギー事業も手掛けています。国内外で安定した販売網を持つため、エネルギー分野での存在感が非常に大きい企業です。
  • メリット
    • 高配当株:配当利回りが高く、株主にとって安定した収入源となる。
    • 割安感:PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る水準で、株価が企業価値に比べて割安に見える。
    • 事業の多角化:石油事業以外にも電力や再生可能エネルギー事業を展開しており、将来の成長余地がある。
  • デメリット
    • 脱炭素への対応リスク:世界的に脱炭素の流れが加速しており、石油事業の需要は長期的に減少する可能性がある。
    • 原油価格の変動:原油価格の急騰や急落は、収益に直接影響するため注意が必要。
    • 短期的な株価変動:エネルギー価格や為替、景気動向に敏感で、短期的に株価が大きく動くことがある。
  • 未来の見通し
    • 今後は、脱炭素の流れに合わせて、再生可能エネルギーや電力事業の拡大が追い風になる可能性があります。また、国内での安定的な販売網や高配当株としての魅力は、長期保有を考える投資家にとって安心材料です。
    • ただし、原油価格や世界のエネルギー需給動向による短期的な株価変動には注意が必要です。初心者の方は、「高配当で安定感のあるエネルギー株」として、分散投資の一部に組み入れるのがおすすめです。

日本製鉄 (5401)

  • 特徴
    • 国内最大手の鉄鋼メーカーで、自動車・建設・機械など幅広い産業向けに鉄鋼製品を提供しています。高い技術力を持ち、国内外で安定した供給体制を構築しています。
  • メリット
    • 割安株:PBR(株価純資産倍率)が0.6倍台と非常に低く、株価が企業価値に比べて割安に見える。
    • 需要回復の追い風:自動車や建設向けの鉄鋼需要が回復すれば、業績改善と株価上昇の可能性がある。
    • 安定した国内基盤:国内の主要産業に幅広く鉄鋼を供給しており、一定の安定収益が期待できる。
  • デメリット
    • 景気依存リスク:世界的な景気後退や中国の不動産市況の悪化などで、鉄鋼需要が減少するリスクがある。
    • 原材料価格の変動:鉄鉱石などの原材料価格が高騰すると、利益を圧迫する可能性がある。
    • 短期的株価変動:需要や世界景気、資源価格に影響されやすく、株価が短期的に大きく動くことがある。
  • 未来の見通し
    • 今後は、国内外で自動車や建設の需要が安定または回復すれば、鉄鋼需要が増え、業績や株価の改善が期待できます。また、コスト削減や高付加価値製品の開発などで収益性も向上する見込みです。
    • ただし、景気の影響を受けやすいため、短期的な株価の上下には注意が必要です。初心者の方は「割安で将来的な需要回復が見込める株」として、長期投資の一部として検討するのがおすすめです。

ヤマハ発動機 (7272)

  • 特徴
    • バイク、マリン製品(船外機やボート)、産業用ロボットなど幅広い製品を手掛ける日本のグローバル企業です。特にバイクやマリン製品は世界的に高いブランド力を持っています。
  • メリット
    • 海外展開が強み:売上高の多くを海外市場が占めており、特にアジア市場での二輪車需要が堅調。
    • ブランド力:ヤマハのブランドは世界的に認知度が高く、販売力の安定につながる。
    • 多角化:マリン製品や産業用ロボットなど複数事業を展開しており、一つの事業の不振が全体に大きく影響しにくい。
  • デメリット
    • 為替リスク:海外売上が多いため、円高やドル安など為替変動の影響を受けやすい。
    • 景気依存:海外景気や新興国の需要動向に業績が左右されやすい。
    • 競争激化:二輪車やマリン製品市場は競争が激しく、競合との価格競争やシェア争いのリスクがある。
  • 未来の見通し
    • 今後は、アジアや新興国での二輪車需要の回復・拡大が追い風となります。また、マリン製品や産業用ロボットなどの新規事業も成長の柱になる可能性があります。
    • ただし、為替や世界経済の影響を受けやすいため、株価は短期的に上下することがあります。初心者の方は「海外展開が強く、ブランド力のある成長企業」として、長期投資の視点で検討するとよいでしょう。

まとめ

今回は、これからの高配当株投資に不可欠な「新しい銘柄選びの常識」について、具体的な銘柄例と共に解説しました。

もはや、表面的な利回りランキングを眺めるだけの時代は終わりを告げました。成功への鍵は、企業の「本気度」を見抜くことにあります。

  • 「稼ぐ実力」=ROE → 企業が効率的に利益を生み出せているか?
  • 「株主還元のやる気」=DOE → 安定配当を続けるという、株主への強い約束はあるか?

そして、究極の指標が「ROE ー DOE」の差です。この差が大きいほど、その企業は株主との約束を果たしつつ、さらなる成長や株主還元(増配・自社株買い)を行う余力を秘めた、「本物」の優良企業である可能性が高いと言えます。

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ご注意

投資は自己責任でお願いします。上記の情報は動画の内容をまとめたものであり、投資を推奨するものではありません。

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おっさん事業主
おっさん事業主
急に事業を始めた人
40代半ばに原因不明の体調不良で会社を退社し、しばらく休んでも回復する兆しがないので、出来そうなことから小さく事業を始めました。 何か大きなことを成し遂げたわけではないですが、事業をやってみて気が付いたことを、記録として残していきます。
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