【ダイヤモンド・ザイ10月号・動画まとめ】プロが選ぶ2025年後半の「最強日本株」6選を全解説

今の日本市場で、本当に買うべき「最強の株」はどれなのか? NISAの成長投資枠を、どの銘柄で埋めるべきか?
そんな、すべての投資家が抱える疑問に、日本で最も信頼される投資専門誌の一つ「ダイヤモンド・ザイ」が、2025年10月号でついに答えを出しました。
この記事では、ザイ編集部が自ら解説した公式動画を基に、プロたちが選び抜いた「最強日本株」6銘柄を徹底的に解説します。
守りの「ドンキ」から、攻めの「リクルート」、夢の「タイミー」まで。「大型優良株」「高配当株」「新興市場株」というタイプ別に、なぜ今その銘柄が「最強」なのか、その理由に迫ります。あなたのポートフォリオを、次のレベルへ引き上げるためのヒントがここにあります。

動画で紹介された株や投資のコツを、初心者でも分かるようにまとめました。
注意:投資は自己責任でお願いします。この記事は動画の内容をまとめたものであり、投資を推奨するものではありません。
自分にピッタリな投資の始め方、見つけてみませんか?
「投資って、何だか難しそう…」「どの会社の株を買えばいいの?」 そんな風に感じているあなたへ。実は、投資には色々なスタイルがあって、まるで服を選ぶように、自分の性格や目標に合った方法を見つけるのが成功への近道なんです。
今回は、あなたのタイプ別に選べる4つの投資スタイルをご紹介します。「これなら自分にもできそう!」と思えるものが見つかるはずですよ。
1.安定第一のあなたへ
コツコツ育てる「大船あんしん株」
- どんな株? みんなが知っているような、社会に欠かせない大きな会社の株です。景気の波にも揺るがされにくく、安定しているのが特徴です。
- こんな人におすすめ! 「ハラハラするのは苦手…」「まずは守りを固めて、着実に資産を増やしたい」という、堅実派のあなたにピッタリ。まるで大きな船に乗っているような安心感があります。
2.安定も成長も欲しいあなたへ
攻めも守りもOK!「優等生株」
- どんな株? すでに安定している優良企業でありながら、新しい事業にもどんどん挑戦して、これからも大きく成長が期待できる会社の株です。
- こんな人におすすめ! 安定感は欲しいけど、成長していくワクワクも感じたい!そんなバランス感覚を大切にするあなたにおすすめ。守りもできて、点も取れる、まさに「優等生」のような存在です。
3.定期的にお小遣いが欲しいあなたへ
持っているだけで嬉しい「おこづかい株」
- どんな株? 株を持っていると、会社の利益の一部を「配当金」として定期的にもらえる、いわゆる「高配当」の株です。
- こんな人におすすめ! 「株の値上がりだけでなく、定期的にお金が入ってくる仕組みが欲しい」というあなたに。銀行の預金金利よりも高い利回りも期待でき、まるでお小遣いをもらえるような楽しみがあります。
4.夢とロマンを追いかけたいあなたへ
未来のスターを探せ!「金のたまご株」
- どんな株? 今はまだ小さいけれど、ユニークな技術や画期的なサービスで、これから大化けする可能性を秘めた、新しい会社の株です。
- こんな人におすすめ! 「大きなリターンを狙ってみたい!」という冒険心の強いあなたへ。将来、株価が何十倍にもなる夢がありますが、その分リスクも大きいので、まずは少額から「未来のスターを応援する」ような気持ちで始めるのがおすすめです。
ザイ編集部が選ぶ!最強日本株6選
それでは、具体的な6つの銘柄を見ていきましょう。今回は、株を始めたばかりの方でも理解しやすいように、筆者の視点で初心者向けに分かりやすくまとめています。
大船あんしん株
パン・パシフィック・インターナショナルHD (7532)
- 特徴:
- 「ドン・キホーテ」を運営する企業で、デフレでもインフレでも強い独自のビジネスモデルを持っています。PB(プライベートブランド)商品の開発力が高く、価格設定の自由度もあるため、景気変動に強いです。
- メリット:
- 安定した成長実績:36期連続で増収増益を達成しており、経営の安定性が高い。
- 景気変動に強い:低価格商品と独自商品で、消費者が節約志向でも支出が増える傾向がある。
- インバウンド需要の恩恵:訪日外国人客による売上増が期待できる。
- デメリット:
- 株価の上値余地が限定的:すでに高く評価されており、ここから大きく上がる可能性は低い。
- 競争激化:小売業界は競争が厳しく、新規参入や他社の値下げ競争の影響を受ける。
- 未来の見通し:
- 今後も、低価格戦略やPB商品の強みを活かして、景気に左右されにくい安定した売上が期待できます。インバウンド需要が回復すれば、さらに追い風となるでしょう。
- 初心者向けには、「景気に左右されにくく、安定して成長する企業で、長期保有向きの株」と覚えておくと分かりやすいです。
優等生株
リクルートホールディングス (6098)
- 特徴:
- 人材派遣サービスや販促メディア(SUUMO、ゼクシィなど)を手掛ける大手企業です。近年は、求人検索サイト「Indeed」など海外事業の成長も注目されています。
- メリット:
- 景気回復で追い風:景気が良くなると、企業の採用意欲が高まり、人材サービスの需要が増える。
- 海外事業の成長:Indeedなど海外事業が業績の柱になっている。
- 株価の上昇余地:出遅れ感があるため、今後の株価上昇のきっかけ(カタリスト)が豊富。
- デメリット:
- 景気に左右される:景気が悪化すると、採用が減り、業績にも影響が出やすい。
- 海外リスク:海外事業は為替変動や現地の景気に影響される。
- 未来の見通し:
- 今後は、景気回復に伴う採用需要の増加や、海外事業のさらなる成長が追い風になります。また、デジタル化やオンラインサービスの拡充も成長要因となり得ます。
- 初心者向けには、「景気が回復すると利益が伸びやすく、海外事業も成長中の企業で、長期投資で安定した成長が期待できる銘柄」と覚えておくと分かりやすいでしょう。
おこづかい株
MS&ADインシュアランスグループHD (8725)
- 特徴:
- 大手損害保険会社のグループで、自動車保険や火災保険など幅広い保険商品を提供しています。国内外に安定した顧客基盤を持つ点が強みです。
- メリット:
- 株主還元に積極的:保有している政策株を売却し、その利益を増配や自社株買いに充てる方針で、将来の配当増加が期待できる。
- 安定した収益基盤:保険業は景気に左右されにくく、長期的に安定した利益が見込める。
- デメリット:
- 自然災害リスク:大規模な台風や地震などが発生すると、保険金支払いが増え、短期的に業績が悪化する可能性がある。
- 低金利の影響:運用益が保険会社の利益に影響するため、金利が低いと利益が伸びにくい場合がある。
- 未来の見通し:
- 今後は、保有株の売却益による増配や自社株買いで、株主にとっての魅力が増すと考えられます。また、国内外で保険の需要は安定しているため、長期保有に向く銘柄です。自然災害リスクには注意が必要ですが、安定した高配当株として初心者でも検討しやすいでしょう。
芙蓉総合リース (8424)
- 特徴:
- 国内リース業界の大手企業で、企業向けに機械や設備のリースを中心にサービスを提供しています。リース事業は企業の設備投資を支える重要な役割を担っており、長期にわたり安定した事業基盤を持っています。また、海外展開や金融サービスとの連携も進めており、総合的なリース・金融ソリューション企業としての地位を確立しています。
- メリット:
- 株主還元に強み:25期連続で増配を予定しており、株主に安定した配当収入を届ける実績がある。長期保有を前提とした投資先として魅力的。
- 高配当:配当利回りが高く、株を保有するだけで安定した収入が期待できる。初心者でも理解しやすいインカム投資向きの銘柄。
- 安定収益基盤:企業向けのリース契約は長期的な契約が多く、景気変動の影響を受けにくい面もある。
- 幅広い事業展開:機械・設備リースだけでなく、金融商品や海外事業にも展開しており、収益源が多角化している。
- デメリット:
- 金利上昇の影響:金利が上がると企業の設備投資意欲が減退し、リース需要が落ちる可能性がある。
- 景気依存リスク:景気が悪化すると企業の投資活動が抑制され、収益に影響が出やすい。
- 競争激化:国内外でリース事業を展開する企業との競争があり、収益性が圧迫される可能性もある。
- 未来の見通し:
- 今後も企業の設備投資や更新需要は一定水準で続くと考えられ、安定した収益と配当が期待できます。さらに、AIやIoTを活用した効率的なリース管理や、海外市場での拡大も成長の追い風となります。
- 金利や景気の変動には注意が必要ですが、長期的に見れば「安定した高配当株」として初心者でも比較的安心して保有できる銘柄です。株価は一時的に動くことがあっても、配当目的の長期投資に向いた銘柄と言えるでしょう。
金のたまご株
ispace (9348)
- 特徴:
- 月面探査や月への輸送サービスを手掛ける日本の宇宙ベンチャー企業です。月面での資源探査やインフラ整備、宇宙関連ビジネスの拡大を目指しており、世界的にも注目されている最先端の事業を展開しています。将来的には商業的な月面開発のパイオニアとしての地位確立を目指しています。
- メリット:
- 成長性の高さ:世界的に月面開発や宇宙ビジネスへの関心が高まっており、政府や国際プロジェクトの支援も期待できる。
- 夢のある事業内容:月面探査や宇宙輸送など、従来の産業では得られない「夢のあるビジネス」に投資できる。
- 国策との連携:日本政府や海外の宇宙開発プログラムとの連携可能性があり、事業拡大の追い風になることもある。
- デメリット:
- 株価変動が大きい:プロジェクトの成功や失敗が株価に直結するため、値動きが非常に大きい。短期的な投資には向かない。
- 収益の不確実性:宇宙事業は初期投資が膨大で、収益化までに時間がかかる。安定した配当や利益を期待しにくい。
- 技術・規制リスク:宇宙開発は技術的に高度であり、規制や安全性の問題で計画が遅れる可能性がある。
- 未来の見通し:
- 今後は、世界的な宇宙開発競争の加速や、商業宇宙プロジェクトの拡大が追い風となります。特に月面資源探査やインフラ整備など、長期的に大きな成長余地があります。
- ただし、短期的には株価の上下が激しく、利益確定や損失リスクも大きいため、安定収入を求める投資には向きません。初心者が投資する場合は、「夢のある長期成長銘柄」として少額で保有し、長期的な視点で見守るスタンスが安全です。
タイミー (215A)
- 特徴:
- スキマ時間に働きたい人と短時間勤務を提供する企業をマッチングするアプリ「Timee」を運営する企業です。スマホ一つで仕事を探せる手軽さから、若年層や副業希望者を中心に利用が広がっています。ギグワーク(短期・単発労働)市場の拡大を背景に急成長中のスタートアップです。
- メリット:
- 市場拡大の追い風:ギグワーク市場は拡大傾向にあり、働き方の多様化や副業解禁の動きが追い風になる。
- 成長性が高い:利用企業数・ユーザー数が急増しており、サービスの認知度向上とともに売上拡大が期待できる。
- 利便性の高さ:アプリ一つで簡単に仕事を探せるため、ユーザーの定着率が高くなる可能性がある。
- デメリット:
- 競争の激化:類似サービスや大手企業の参入により、市場競争が厳しくなる可能性がある。
- 法規制リスク:労働基準法や副業規制などの法改正が事業に影響する可能性がある。
- 収益安定性の課題:短期労働をマッチングするビジネスモデルのため、景気や企業の採用意欲に左右されやすい。
- 未来の見通し:
- 今後は、副業・短時間労働のニーズが増える社会トレンドが追い風になりやすく、サービスの利用者や登録企業の増加による売上成長が期待されます。また、AIやマッチング精度向上による効率化投資も、将来的な利益拡大に貢献する可能性があります。
- 一方で、競合の増加や労働関連法規の変更には注意が必要です。初心者が投資する場合は、「急成長中だが値動きが大きい銘柄」として少額投資から始め、長期的に見守るスタンスが安全です。
まとめ
今回は、投資専門誌「ダイヤモンド・ザイ」が選び抜いた、2025年後半に注目すべき「最強日本株」6銘柄を、その選定理由と共に詳しくご紹介しました。
この特集から学ぶべき最も重要なことは、「強さ」には様々な形があり、「自分の投資スタイルに合った『最強』の銘柄を選ぶ」という視点です。
- 安定した資産の土台を築きたいなら
- 驚異的な連続増収増益を誇る「パン・パシフィック(ドンキ)」
- 25期連続増配予定の「芙蓉総合リース」
- 値上がり益も配当も、バランス良く狙いたいなら
- 今後の回復期待が大きい「リクルート」
- 積極的な株主還元を掲げる「MS&AD」
- 未来へ投資し、大きなリターンを夢見るなら
- ギグワーク市場の寵児「タイミー」
- 宇宙開発のフロンティア「ispace」
プロの分析は、暗闇を照らす灯台のようなものです。この情報を羅針盤として、あなた自身の投資航海に最適な「最強の相棒」を見つけ出し、2025年後半、力強い資産形成の一歩を踏み出してください。
投資は自己責任でお願いします。上記の情報は動画の内容をまとめたものであり、投資を推奨するものではありません。