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【ダイヤモンド・ザイ11月号速報】プロが選ぶ「2025年秋、本気で買いたい株」6選を徹底解説

おっさん事業主
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日経平均は堅調、しかし、どの銘柄に投資すればいいのか分からない…。 「高配当株」「株主優待株」「成長期待株」、それぞれの魅力に目移りして、次の一手を決めかねていませんか?

そんな、すべての投資家の悩みに応えるべく、投資専門誌「ダイヤモンド・ザイ」が、2025年秋に買うべき「本命株」を厳選。その内容を、ザイ編集部が自らYouTubeで解説しました。

この記事では、そのプロの分析を徹底的に要約。なぜ今、すかいらーくNTTが「買い」なのか?そして、彼らが銘柄選びの背景に持つ、「追い風」と「変化」を捉える投資哲学とは?

あなたの秋からのポートフォリオを、力強く成長させるためのヒントが、ここにあります。

【この秋買いの本命株6選】買いの高配当株・優待株・10倍期待株を一挙公開!ザイ11月の人気株500激辛診断からアナリストが注目の株を解説【ザイ25年11月号】

動画で紹介された株や投資のコツを、初心者でも分かるようにまとめました。

注意:投資は自己責任でお願いします。この記事は動画の内容をまとめたものであり、投資を推奨するものではありません。

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「追い風」と「変化」を捉える投資術

今回の銘柄選定の根底には、単に利回りや過去の実績を見るだけでなく、日本経済と企業の「変化」を捉え、「追い風」に乗るというプロならではの視点があります。

「国策」や「社会トレンド」にヒントあり

アナリストが注目するのは、政府が推進する「半導体産業強化」「宇宙開発」、あるいは「人手不足」といった社会課題の解決に貢献する企業です。これらの企業は、持続的な需要と成長が見込めます。

「変革期」にある企業を狙う

古い体質から脱却し、事業構造の転換(例:紙から素材へ)や、株主還元への意識改革を進める企業は、株価が大きく見直される可能性があります。

「PBR1倍割れ」はチャンス

東京証券取引所がPBR1倍割れ企業に改善を要請する中、株価が本来の企業価値よりも割安(PBR1倍割れ)に放置されている企業は、株主還元強化や業績改善の余地が大きく、株価上昇への期待が高まります。

「高配当+優待」は株価の下支えに

特に個人投資家にとって魅力的なのが、高配当株主優待の両方がある銘柄です。これらは株価が下落した際の「下支え」となり、長期保有を続ける上での精神的な安心感にも繋がります。

プロが選ぶ!この秋買いの「本命株6選」

小林アナリストと仲村アナリストが厳選した具体的な6つの銘柄を見ていきましょう。

小林アナリスト厳選!素材・宇宙・優待の最強3銘柄

王子ホールディングス (3861)

  • 特徴
    • 日本の「紙」を支えるリーディングカンパニー: 新聞紙や印刷用紙、ティッシュペーパー、段ボールなど、私たちの暮らしや経済に欠かせない「紙」製品全般を手掛ける、日本の製紙業界で最大手の企業です。
    • 「紙」だけじゃない、未来への挑戦: デジタル化で紙の需要が減ることを見据え、長年培ってきた木材や繊維の技術を活かして、新しい分野へ大きく舵を切っています。食品などを包む高機能な包装材や、軽くて強い新素材、再生可能エネルギー事業など、未来に向けた事業の柱を育てています。
    • 地球規模の「森」を持つ会社: 日本国内だけでなく、海外にも広大な社有林を保有・管理しています。木を育て、活用し、また植えるという、サステナブル(持続可能)なビジネスモデルを地球規模で展開しているのが大きな特徴です。
  • メリット
    • 高い配当利回りと株価の割安感: 配当利回りが4%を超える高水準であり、安定したお小遣い(インカムゲイン)を期待する投資家にとって大きな魅力です。また、会社の持つ資産価値に比べて株価が割安な水準(PBR1倍割れ)にあり、「お買い得株」として注目されています。
    • 株主還元の強化への期待: 株価が割安な水準にあるため、東京証券取引所から企業価値を高めるよう促されています。これに応える形で、将来的にさらなる増配や自社株買いといった、株主にとって嬉しい発表があるかもしれません。
    • 安定した事業基盤: 主力の紙事業は縮小傾向にありますが、生活必需品であるティッシュペーパーや、ネット通販の拡大で需要が伸びる段ボールなどは、景気に左右されにくい安定した収益源となっています。(注:株主優待はありますが、1,000株以上を半年以上継続保有する必要があり、初心者向けの制度とは言いにくいのが現状です)
  • デメリット
    • 主力の「紙」市場の縮小: ペーパーレス化の流れは今後も続くと考えられ、新聞紙や印刷用紙といった主力の紙事業の需要が、長期的に減少していくという大きな課題を抱えています。
    • 事業転換が成功するかの不透明感: 「紙」から新しい事業へ転換を進めていますが、その新しい事業が本当に大きな収益の柱として育つまでには時間がかかります。計画通りに事業転換が進むかどうかは、注意深く見守る必要があります。
    • 原材料価格の変動リスク: 原油や木材チップといった原材料の価格や、為替の変動が、会社の利益に大きな影響を与える可能性があります。
  • 未来の見通し
    • 「脱プラスチック」の流れが追い風に: 世界的な環境意識の高まりから、プラスチックの代わりに紙を使った包装材への需要が急増しています。同社が開発する、食品の鮮度を保つ高機能な紙パッケージなどは、この「脱プラスチック」の流れに乗って大きく成長することが期待されます。
    • 木材から生まれる新素材「セルロースナノファイバー」: 木材から作られる、鉄の5分の1の重さで5倍の強度を持つ夢の新素材「セルロースナノファイバー」の研究開発をリードしています。自動車部品や電子機器など、あらゆる分野での活用が期待される、未来の大きな成長エンジンです。
    • 広大な森林資源を活かしたエネルギー事業: 保有する広大な森林資源を活用し、木質バイオマス発電などの再生可能エネルギー事業を拡大しています。これは、脱炭素社会に貢献するだけでなく、会社の新たな収益源として期待されています。

IHI (7013)

  • 特徴
    • 日本の「ものづくり」を支える総合重工業メーカー: IHIは、巨大な船や橋、発電所のボイラーから、ジェット旅客機のエンジン、さらには宇宙ロケットまで、非常に幅広い分野で社会の基盤を支える製品や技術を提供している会社です。まさに、日本の「ものづくり」の魂とも言える企業の一つです。
    • 「空・陸・海・宇宙」の全てで活躍: 事業領域は非常に広く、私たちが乗る飛行機の航空エンジン、エネルギーを安定して供給するための発電設備、物流を支える巨大クレーン、そして未来の夢である宇宙開発と、あらゆるフィールドでその高い技術力を発揮しています。
  • メリット
    • 未来を切り拓く「夢のある技術」: なんといっても最大の魅力は、「宇宙開発」や次世代エネルギーとして注目される「水素・アンモニア」といった、国が推進する未来の巨大プロジェクトに深く関わっている点です。これらの分野は、今後何十年にもわたって成長が期待される、夢のあるテーマです。
    • 航空需要の回復による恩恵: コロナ禍で落ち込んでいた航空需要が世界的に回復し、人々が再び飛行機で旅行するようになると、同社が手掛ける航空エンジンのメンテナンス事業の収益が大きく伸びることが期待されます。
    • 世界をリードするエネルギー技術: 地球温暖化対策として世界が注目する、燃やしてもCO2を出さないアンモニアを燃料とする技術開発では、世界をリードする存在です。エネルギーの大きな転換期において、その技術力はますます重要になります。
  • デメリット
    • 業績がプロジェクトの進捗に左右されやすい: 発電所建設のような巨大なプロジェクトは、完成までに長い年月がかかり、時に計画の遅れや予期せぬトラブルが発生することがあります。そうした場合、会社の業績に大きな影響を与える可能性があります。
    • 地政学リスクとの隣接: 航空エンジンの一部は、国の安全保障を担う防衛装備品にも使われています。そのため、世界各地での紛争や国家間の対立といった、予測が難しい地政学リスクの影響を受ける可能性があります。
    • 景気の波を受けやすい: 企業の設備投資や公共事業の動向に業績が左右されやすいため、景気が悪化すると、ビジネスに影響が出る可能性があります。
  • 未来の見通し
    • 持続可能な航空燃料「SAF」への貢献: 脱炭素社会の実現に向けて、航空業界では廃食油などから作られる「SAF(持続可能な航空燃料)」への転換が急務となっています。IHIは、SAFの製造プラント建設などで中心的な役割を担い、この巨大な市場で大きな成長が期待されます。
    • 次世代エネルギー「水素・アンモニア」社会の実現: クリーンなエネルギーである水素やアンモニアを、「つくる・はこぶ・ためる・つかう」ためのサプライチェーン全体を構築する技術を持っています。これは、日本のエネルギー安全保障にも貢献する、非常に重要な国家プロジェクトです。
    • 宇宙開発と地球観測: ロケットの部品製造だけでなく、人工衛星を使って地球の環境問題を観測したり、宇宙空間に浮遊するゴミ(スペースデブリ)を除去する技術を開発したりと、宇宙を舞台にした新しいビジネスの拡大が期待されます。

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス (3222)

  • 特徴
    • 首都圏の食卓を支えるスーパー連合: 「マルエツ」「カスミ」「マックスバリュ関東」という、首都圏でおなじみのスーパーマーケットが一緒になって生まれた、日本最大級のスーパーマーケット連合企業です。2024年には「いなげや」も経営統合し、その規模はさらに拡大しました。
    • イオングループの中核企業: 日本最大の流通グループである「イオン」の傘下に入っており、その強力な商品開発力や物流網を活かせるのが大きな強みです。イオンのプライベートブランド「トップバリュ」も各店舗で扱っています。
    • 地域に根差した店舗運営: 連合体でありながら、「マルエツ」は都市型、「カスミ」は郊外型といったように、それぞれのスーパーが長年培ってきたブランドイメージと地域での信頼を大切にした店舗運営を行っています。
  • メリット
    • 生活に密着した株主優待: 株主優待として、グループの店舗で使えるお買い物割引券(100円割引券×30枚=3,000円分など)が年に2回もらえます。割引券の代わりに、お米やカレーといった食料品を選ぶことも可能で、日々の家計を助けてくれる実用性の高さが最大の魅力です。
    • 景気に強い「ディフェンシブ銘柄」: 私たちが毎日食べる食料品を扱っているため、景気が悪くなっても売上が急激に落ち込むことが少ない「ディフェンシブ(守りの)銘柄」の代表格です。安定した業績が見込めるため、投資初心者の方でも安心して持ちやすいのが特徴です。
    • 高い総合利回り: 配当金に加えて、年に2回もらえる優待の価値を合わせると、総合的な利回りは非常に高くなります。株価の値動きだけでなく、コツコツと安定したリターンを狙いたい投資家にとって大きな魅力となります。
  • デメリット
    • 競争が非常に激しい業界: スーパー業界は、同業他社だけでなく、ディスカウントストアやドラッグストア、コンビニ、ネット通販など、様々なライバルとの厳しい価格競争や顧客獲得競争に常にさらされています。
    • コスト上昇のプレッシャー: 食料品の仕入れ価格や、人件費、電気代といったコストの上昇が、会社の利益を圧迫する可能性があります。これらのコストをうまく吸収し、商品の価格と品質のバランスを保ち続けることが常に課題となります。
    • 爆発的な成長は期待しにくい: 生活に不可欠な安定したビジネスである反面、業績や株価が短期間で何倍にもなるような急成長は期待しにくいです。じっくりと資産を育てたい人向けの銘柄と言えます。
  • 未来の見通し
    • ネットスーパーとリアル店舗の融合: スマートフォンアプリの活用や、ネットスーパーの利便性向上に力を入れています。オンラインで注文した商品を店舗で受け取ったり、自宅へ配送してもらったりと、お客様のライフスタイルに合わせた新しい買い物体験を提供することで、顧客の囲い込みを目指します。
    • プライベートブランド(PB)の強化: イオングループの「トップバリュ」だけでなく、各スーパーが独自に開発する、品質と価格にこだわったプライベートブランド商品の強化を進めています。利益率の高いPB商品の比率を高めることで、収益力の向上が期待されます。
    • デジタル化による店舗運営の効率化: AIによる需要予測で食品ロスを削減したり、セルフレジを導入して人手不足に対応したりと、デジタル技術を活用した店舗運営の効率化を進めています。これにより、コスト競争力を高め、持続的な成長を目指します。

仲村アナリスト厳選!好発進・出遅れ・高配当の最強3銘柄

すかいらーくホールディングス (3197)

  • 特徴
    • 日本の「ファミレス」文化を創った巨人: 「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」「しゃぶ葉」など、私たちの生活でおなじみのファミリーレストランを全国に約3,000店舗展開する、外食業界のリーディングカンパニーです。
    • 多様なブランド力: カジュアルなレストランから、少し贅沢な気分を味わえるカフェ「むさしの森珈琲」、専門店の「から好し」まで、その日の気分やシーンに合わせて選べる、非常に幅広いブランドを持っているのが最大の強みです。
    • 食のインフラ: 全国を網羅するセントラルキッチン(食品工場)や物流網を持っており、品質の高い食材を効率よく全店舗に届ける仕組みを確立しています。
  • メリット
    • お得で使いやすい「株主優待」: なんといっても、グループのほとんどのお店で使える「優待割引カード」が年に2回もらえるのが最大の魅力です。100株保有で年間4,000円分もらえ、家族や友人との食事をお得に楽しむことができます。
    • コロナ禍からの力強いV字回復: 外食産業が大きな打撃を受けたコロナ禍を乗り越え、客足は力強く回復しています。メニューの改良や、配膳ロボットの導入による効率化など、厳しい環境の中で行ってきた経営努力が、現在の好調な業績につながっています。
    • 景気回復の恩恵を受けやすい: 景気が上向き、人々の外出や外食の機会が増えることが、直接的に会社の売上増加に結びつきやすいビジネスモデルです。
  • デメリット
    • コスト上昇との戦い: 食材価格や、人手不足による人件費、電気代といったコストの上昇は、飲食店の利益を圧迫する大きな要因です。これらのコストを価格に転嫁しつつ、顧客満足度を維持できるかが常に問われます。
    • 競争が激しい外食業界: ファミリーレストランだけでなく、ファストフードやコンビニの中食など、外食産業のライバルは非常に多く、常に厳しい競争にさらされています。
    • 景気後退への弱さ: 景気が悪化して人々の節約志向が強まると、外食の頻度が減る可能性があります。特に、日常使いのファミリーレストランは、その影響を受けやすい側面があります。
  • 未来の見通し
    • DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進: 配膳・運搬ロボットのさらなる活用や、セルフレジの導入を進め、人手不足に対応しながら店舗運営の効率を極限まで高めていく方針です。また、アプリなどを通じて得られるデータを活用し、よりお客様一人ひとりに合ったメニューやサービスを提供していくことが期待されます。
    • 海外展開の本格化: 国内市場が成熟する中、今後の大きな成長の鍵を握るのが海外事業です。特に、台湾やマレーシア、米国で展開している「しゃぶ葉」などが好評を得ており、今後3年間で約100店舗の新規出店を目指すなど、海外展開を加速させています。
    • M&Aによる新たなブランドの獲得: 自社でのブランド開発だけでなく、九州で人気の「資さんうどん」をグループに加えたように、魅力的な飲食店をM&A(企業の合併・買収)によって仲間に加え、グループ全体の魅力を高めていく戦略です。

NTT (9432)

  • 特徴
    • 日本の通信を支える巨人: スマートフォンの「ドコモ」やインターネットの「フレッツ光」など、私たちの生活や経済活動に不可欠な通信インフラを全国に提供する、日本最大の通信会社です。
    • 投資デビューの代名詞へ: 以前は株価が高く手が出しにくかったですが、2023年7月に1株を25分割。その結果、現在では約1万6千円という非常に少ない資金で100株の株主になれるようになり、「投資の最初の第一歩」として絶大な人気を集めています。(2025年9月26日時点)
    • 国の重要パートナー: もともと国の組織(電電公社)だった経緯もあり、今でも政府が株主であるため、経営が非常に安定しており、国の情報通信政策においても重要な役割を担っています。
  • メリット
    • 始めやすさが最大の武器: なんといっても、約1万6千円という手軽な金額から、日本を代表する大企業の株主になれるのが最大の魅力です。「いきなり大きな金額は怖い…」と感じる初心者の方が、安心して投資を体験するのに最適な銘柄です。
    • 安定した高い配当利回り: 配当利回りは3%を超えており、銀行預金と比べて非常に魅力的です。さらに、10年以上にわたって毎年配当金を増やし続けている(連続増配)実績があり、安定したお小遣い(インカムゲイン)が期待できます。
    • 長期保有で嬉しいポイント優待: 株主優待としてdポイントがもらえます。この優待は、2年以上株を保有すると1,500ポイント、5年以上保有すると3,000ポイントがもらえる仕組みになっており、長く応援するファン(株主)を大切にする姿勢が明確です。
  • デメリット
    • 爆発的な成長は期待しにくい: すでに巨大な「大人」の企業のため、ベンチャー企業のように株価が短期間で何倍にもなるような急成長は考えにくいです。コツコツ安定的に資産を育てたい人向けの銘柄と言えます。
    • 規制産業ならではのリスク: 通信事業は国民の生活に不可欠なため、時に政府から携帯料金の引き下げ要請があるなど、国の政策が業績に影響を与える可能性があります。
    • ライバルとの厳しい競争: KDDI(au)やソフトバンク、楽天モバイルなど、強力なライバルとの競争が常にあり、価格競争などが利益に影響する可能性があります。
  • 未来の見通し
    • 未来の通信「IOWN」構想: 今の「5G」のさらに先を行く、超高速・低消費電力の新しい通信技術「IOWN(アイオン)」の開発を世界に先駆けて進めています。これが実現すれば、自動運転や遠隔医療など、社会を根底から変える可能性を秘めています。
    • AI社会の頭脳を担う: AIの発展に不可欠な「データセンター」事業では国内最大級。今後ますます重要になるデータの保存・処理という、AI社会の心臓部を担う存在として、巨額の投資を行いながら成長を目指しています。
    • 世界で戦うNTTへ: 国内だけでなく、海外のIT企業を積極的に買収し、世界中でビジネスを拡大しています。「日本のNTT」から「世界のNTT」へと進化を続けており、海外での活躍が未来の大きな成長エンジンになると見込まれています。

三井不動産 (8801)

  • 特徴
    • 日本の「まちづくり」をリードする総合デベロッパー: 三井不動産は、「ららぽーと」のような大型商業施設や、都心にそびえ立つオフィスビル、私たちが住むマンションなどを開発・運営する、日本最大手の不動産会社です。「東京ミッドタウン」や「日本橋再生計画」といった、街の価値そのものを高める大規模な再開発を得意としています。
    • 暮らしのあらゆる場面に関わる: ホテルやリゾート施設、物流倉庫、さらには住宅の仲介(三井のリハウス)まで、私たちの暮らしや経済活動のあらゆる場面に関わる、非常に幅広い事業を展開しています。
    • 歴史と信頼の三井グループ: 三井グループの中核企業の一つであり、その圧倒的なブランド力と信頼性を背景に、大規模なプロジェクトを成功させてきた歴史があります。
  • メリット
    • 株価の「お買い得感」と株主還元の強化: 会社の持つ資産価値に比べて株価が割安な水準(PBR1倍割れ)にあるため、「お買い得株」として注目されています。会社側もこの状況を改善するため、「配当は減らさず、維持または増やす(累進配当)」方針を打ち出すなど、株主への還元を強化する姿勢を明確にしています。
    • 高い配当利回り: 株主還元強化の方針のもと、配当利回りは3%を超える水準にあります。安定したお小遣い(インカムゲイン)を期待する投資家にとって大きな魅力です。(2025年9月26日時点)
    • 日本の成長と共に歩む: 都心の一等地で多くの不動産を保有・開発しているため、日本の景気が良くなったり、海外からの観光客や投資が増えたりすると、その恩恵を直接的に受けやすいビジネスモデルです。
  • デメリット
    • 金利の変動に弱い: 不動産開発は、銀行から巨額の資金を借り入れて行います。そのため、将来、世の中の金利が上昇すると、会社の利息負担が増えて利益を圧迫する可能性があります。
    • 不動産市況の影響を受ける: 景気が悪化すると、オフィスの空室が増えたり、マンションの売れ行きが悪くなったりと、不動産市況の波に業績が大きく左右されます。
    • 大規模災害のリスク: 日本で事業を行う以上、地震や台風といった大規模な自然災害のリスクは常に存在します。保有する不動産が大きな被害を受けた場合、業績に深刻な影響が出る可能性があります。
  • 未来の見通し
    • 東京の国際競争力を高める大規模再開発: 日本橋や八重洲、神宮外苑といった東京の重要拠点で、未来に向けた大規模な「まちづくり」を多数手掛けています。これらのプロジェクトが完成すれば、会社の収益を長期的に支える大きな柱となります。
    • 新たな成長分野「物流施設」と「ホテル」: Eコマース(ネット通販)の拡大に伴い、需要が急増している最新鋭の物流施設の開発に力を入れています。また、国内外の観光需要の回復を見据え、ホテルの開発も積極的に進めており、これらが新たな成長エンジンとして期待されます。
    • 海外事業の拡大: 日本国内だけでなく、ニューヨークやロンドン、アジアの主要都市でも大規模な不動産開発を手掛けています。現地の優良なパートナーと組むことで、海外での収益を着実に拡大させていく方針です。

投資初心者が注意すべきアドバイス

プロのアナリストの解説から、初心者が学ぶべき重要なポイントをまとめます。

「PBR1倍割れ」は要チェック!

株価が割安な水準にある企業は、株主還元や業績改善で株価が大きく上昇する可能性があります。証券会社のスクリーニング機能などで、PBRが1倍以下の企業を探してみましょう。

「国策」や「トレンド」に乗る銘柄に注目

半導体、AI、宇宙、脱炭素、人手不足解消など、社会の大きなトレンドや国の政策に合致する事業を展開している企業は、持続的な成長が期待できます。ニュースを日頃からチェックする習慣をつけましょう。

「少額投資」で始める

NTTのように株式分割で安価になった銘柄や、優待株など、まずは少額から投資を始めてみることが大切です。リスクを抑えながら、実際の株価の動きや企業の業績変動を体験し、徐々に投資に慣れていきましょう。

「分散投資」を忘れずに

どんなにプロが選んだ銘柄でも、投資にはリスクが伴います。今回紹介された6銘柄に投資するにしても、1銘柄に全資金を投じるのではなく、複数の銘柄に分散させることがリスク管理の基本です。

「激辛診断」の視点を学ぶ

動画の元となる「ザイの激辛診断」では、アナリストがプロの視点から企業の強みや弱みを徹底的に分析しています。雑誌の情報を参考に、「なぜこの株は良いのか、悪いのか」という理由まで自分で考える癖をつけることが、投資力を高める上で非常に重要です。

まとめ

今回は、投資専門誌「ダイヤモンド・ザイ」のプロが厳選した、2025年秋の「本命株」6銘柄を、その選定理由と共に詳しくご紹介しました。

これらの銘柄に共通していたのは、単に業績が良いというだけでなく、株主還元への意識改革や、社会の大きなトレンドといった、株価を押し上げる明確な「追い風」が吹いているという点です。

最後に、あなたの投資スタイルに合わせて、今回の銘柄をどう活かすべきか、3つの視点で振り返りましょう。

  1. 安定したインカムを狙うなら
    • 王子HDU.S.M.H.すかいらーくのような、高い利回りと実用的な優待を兼ね備え、景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄が、ポートフォリオの土台を固めてくれます。
  2. 最初の一歩を踏み出すなら
    • 株式分割で、1万円台から日本を代表する企業の株主になれるNTTは、初心者が安心して投資を体験するのに、これ以上ない選択肢です。
  3. 未来の大きな成長に賭けるなら
    • 宇宙開発や次世代エネルギーといった「国策」を追い風にするIHIや、都心再開発を担う三井不動産は、日本の未来そのものに投資する、夢のある選択と言えるでしょう。

プロの視点を羅針盤として、あなた自身の投資戦略と照らし合わせ、この秋、最高の「本命株」を見つけ出してください。

ご注意

本記事は動画の内容をまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

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急に事業を始めた人
40代半ばに原因不明の体調不良で会社を退社し、しばらく休んでも回復する兆しがないので、出来そうなことから小さく事業を始めました。 何か大きなことを成し遂げたわけではないですが、事業をやってみて気が付いたことを、記録として残していきます。
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