【株式テーマ】「レアアース」と「レアメタル」の違いは?ニュースで急騰する低位株と、買ってはいけない勘違い銘柄
「中国が輸出規制を強化」「南鳥島で新技術」 こうしたニュースが出るたび、資源関連株は急動意します。
しかし、資源株なら何でも上がるわけではありません。 特に資金が限られる個人投資家が狙うべきは、大型株ではなく、テーマに敏感に反応する「低位株(株価が安く時価総額が小さい銘柄)」です。
今回は、混同されがちな基礎知識の整理と、短期戦で狙い目の銘柄をリストアップしました。
- この記事は「こうなったらいいな」「こうなるんじゃないか?」という筆者の個人的な予想・妄想を多分に含んでいます!
- 情報の正確性は保証できませんので、実際に投資や購入をする際は、必ずご自身で公式情報をチェックしてくださいね。
- 投資はくれぐれも自己責任でお願いします。
レアアースとレアメタル、何が違う?
まず、ここを間違えると銘柄選びに失敗します。
結論から言うと、「レアメタルという大きなグループの中に、レアアースという特殊部隊がいる」イメージです。
レアアース(Rare Earth:希土類)
- 正体: 元素周期表の「希土類」に属する17元素(ネオジム、ジスプロシウムなど)。
- 用途: 「最強の磁石」を作るのに必須。EV(電気自動車)のモーター、風力発電、HDD、ミサイル誘導装置など。
- 特徴: 地球上にそこそこあるが、バラバラに散らばっており、「分離・精製」が極めて難しい。
レアメタル(Rare Metal:希少金属)
- 正体: レアアースを含む、流通量や埋蔵量が少ない金属の総称(約30種以上)。
- 用途: リチウム(電池)、コバルト(電池)、チタン(耐熱)、タングステン(硬度)など。
- 特徴: 産業のビタミン。用途は幅広い。
投資家のための分類表
| 分類 | 代表元素 | 投資テーマ(何に使われる?) |
| レアアース | ネオジム、ジスプロシウム | EVモーター、防衛、省エネ |
| レアメタル | リチウム、コバルト、ニッケル | 電池(バッテリー)、合金 |
ニュースで跳ねる?「レアアース関連の低位株」4選
大型株(商社など)は動きが鈍いですが、以下の銘柄は「レアアース関連ニュース」が出ると、時価総額が小さいため株価が飛びやすい(ボラティリティが高い)特徴があります。
① 三井海洋開発 (6269)
- テーマ: 「南鳥島・海底資源」
- 理由:
- 海洋プラント(FPSO)の世界的企業。日本のEEZ(南鳥島沖)にあるレアアース泥を「どうやって引き上げるか(揚泥)」という技術面で、国策銘柄として連想買いされやすい筆頭です。
② 東亜建設工業 (1885)
- テーマ: 「海洋土木・マリコン」
- 理由:
- 海底の浚渫(しゅんせつ)技術に強み。海底レアアース開発のプロジェクトが動く際、インフラ整備役として期待されます。株価が比較的低位で、個人投資家が参入しやすいのも特徴。
③ アサカ理研 (5724)
- テーマ: 「都市鉱山・リサイクル」
- 理由:
- 「中国から入ってこないなら、ゴミから回収すればいい」という文脈で買われる銘柄。使用済み基板からレアアースや貴金属を回収する技術を持ち、環境テーマとも合致。出来高が少ないため、火がつくと値動きが軽いです。
④ 古河機械金属 (5715)
- テーマ: 「削岩機・鉱山開発」
- 理由:
- 旧・足尾銅山の流れを汲む名門。鉱山開発に必要なドリルや破砕機を手掛けており、資源開発ニュース全般で反応します。
今回紹介した銘柄は株価が安いため、少額から投資できるのが魅力です。 しかし、こまめに売買を繰り返すと「手数料」がバカになりません。
私はこうした低位株や中小型株を狙う際、必ず「松井証券」を利用しています。 なぜなら、1日の約定代金50万円までなら取引手数料が0円だからです。 「お試しで100株だけ」という時もコスト負けしないので、低位株ハンターにとっては必須の口座です。
注意!「勘違い」で買われやすい銘柄
「資源高=これらを買えばいい」と短絡的に考えると、期待外れに終わることがあります。
石油資源開発 (1662) / INPEX (1605)
- 注意点: これらは「原油・天然ガス」の会社です。
- 名前の通り「資源」株ですが、レアアース(金属)の採掘とはビジネスモデルが全く異なります。「エネルギー価格」には連動しますが、「レアアース輸出規制」のニュースで買うのは筋違いです。
一般的な商社・建設株
- 注意点: 総合商社はレアアースも扱いますが、事業全体に占める割合はごく一部。レアアース価格が2倍になっても、巨大すぎる商社の株価全体への寄与は限定的です。「低位株でドカンと儲けたい」というニーズには合いません。
低位株投資の戦略とリスク
レアアース関連の低位株は、「業績(ファンダメンタルズ)」よりも「テーマ(雰囲気)」で動く傾向が強いです。
- 勝ちパターン:
- 「南鳥島で試掘成功」などのニュースが出た初動に乗る。
- 深追いはせず、話題になっているうちに売り抜ける。
- 負けパターン:
- ニュースで急騰した翌日に高値掴みする(イナゴ投資)。
- 「いつか実用化されるはず」と、業績の裏付けがないまま塩漬けにする。
レアアース関連のニュースが出た際、株価は数分〜数時間で急騰します。 この「初動」に乗るためには、外出先でもスマホで即座に注文できるツールが必要です。
DMM.com証券(TOSSY)なら、スマホアプリの操作性が抜群で、「スマホでスピード本人確認」を使えば最短即日で取引が可能になります。 いざという時のチャンスを逃さないために、今のうちに「即戦力口座」として準備しておくのが勝利への近道です。
まとめ
- レアアースは「磁石・モーター」の材料。ここを狙うなら三井海洋開発やアサカ理研。
- レアメタルはもっと広い概念(電池など)。
- INPEXなどは「エネルギー株」なので、レアアース狙いで買うのは間違い。
2026年は資源の奪い合いが激化しています。 ニュースのヘッドラインだけでなく、「その企業が具体的に何の技術を持っているか」を見極めて、賢く低位株を狙っていきましょう。
- 本記事の内容は、公開時点の情報を基にした投稿者個人の主観による「予想」や「考察」であり、将来の事実や結果を保証するものではありません。
- 記事内で紹介している銘柄、株価、発売時期、仕様などは推測を含みます。
- 投資や購入に関する最終的な決定は、必ずご自身で最新の企業IRや公式情報をご確認の上、自己責任で行ってください。
- ※本記事で紹介している証券会社はPRを含みます
本記事の定義や銘柄選定は、以下の公的機関および市場データを参考にしています。
- 経済産業省 資源エネルギー庁
- 鉱物資源政策(レアメタル・レアアースの定義)
- 31鉱種の定義や、それぞれの用途、サプライチェーンのリスク分析などが確認できます。
- JOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)
- 金属資源情報
- 南鳥島レアアース泥の最新調査状況や、各国の資源開発動向レポート。
- Yahoo!ファイナンス / 各社IR情報
- https://finance.yahoo.co.jp/
- 各銘柄の時価総額、事業内容(セグメント比率)、過去のニュース反応時のチャート推移。
