【緊急解説】1ドル153円台へ急伸!「レートチェック」で潮目が変わった?影響を受ける「低位株」リスト
「あれ、急に円高が進んでる?」 為替市場でドル円相場が急変動し、一時1ドル=153円台をつける場面がありました。
きっかけは、日米当局による「レートチェック」の観測です。 これまで「円安・株高」の恩恵を受けてきた日本株市場ですが、この動きはトレンド転換の合図かもしれません。
今回は、このニュースの背景と、円高に振れた際に「株価が下がりやすい株」と「逆にチャンスになる株(低位株)」を解説します。
何が起きた?「レートチェック」とは
まず、ニュースの核心をサクッと解説します。
- 出来事:ドル円が急激に円高方向(153円台)へ動いた。
- 理由:米・日当局が「レートチェック」を行ったとの観測が流れたため。
レートチェックとは?
中央銀行(日銀など)が、実際の介入を行う前に、銀行や証券会社に対して「今の為替レートはいくらだ?」と電話で確認する行為です。 単に値段を聞くだけですが、市場にとっては「そろそろ実弾(為替介入)を撃つぞ」という警告と受け取られます。 これにビビった投資家たちが、「介入が来る前にドルを売って円を買っておこう」と動いた結果、円高が進行しました。
株式市場への影響(基本のキ)
為替が「円高」に動くと、日本株には以下のプレッシャーがかかります。
- 輸出企業(自動車・電機)にはマイナス
- 海外で稼いだドルの価値が目減りするため、業績予想の下方修正リスクが高まります。
- 輸入企業(電力・食品・紙パルプ)にはプラス
- 海外から買う原材料や燃料のコストが下がるため、利益が出やすくなります。
円高で動く!注目の「低位株・中小型株」
ここからは、為替の影響を受けやすい「低位株(株価が手頃な銘柄)」をテーマ別に見ていきましょう。
逆風:輸出・外需系の低位株(警戒)
海外売上比率が高い企業は、円高が進むと「利益が減る」と見なされ、売られやすくなります。
- 東海カーボン (5301)
- タイヤ用カーボンブラックなどで世界的シェアを持ちますが、海外売上が多いため円高は重荷になります。
- 大同メタル工業 (7245)
- 自動車エンジン用軸受の最大手。自動車生産(輸出)の影響をモロに受けるため、円高局面では敬遠されがちです。
- サン電子 (6736)
- 遊技台部品や捜査機関向けモバイル機器など、海外事業の寄与度が大きいため、為替感応度が高い銘柄です。
追い風:輸入・コスト改善期待の低位株(チャンス)
「円安倒産」なんて言葉もありましたが、逆に円高になれば原材料コストが下がり、息を吹き返す企業群です。
- 帝人 (3401) / 化学・素材系
- 原油・ナフサ由来の原材料を輸入している化学セクターは、円高でコストメリットが出ます。
- コスモエネルギーHD (5021) / エネルギー周辺
- 原油輸入コストが下がることはプラス要因です(※ただし在庫評価損との兼ね合いもあり)。周辺のエンジニアリング系やプラント系低位株にも波及します。
- 北越コーポレーション (3865) / 紙パルプ
- 紙の原料(チップ・パルプ)や燃料(石炭・重油)を輸入に頼る製紙業界は、典型的な「円高メリット株」です。
【円高メリット株を「手数料負け」せず買う方法】 今回紹介した「帝人」や「北越コーポレーション」などの輸入関連株は、円高が進むほど業績期待が高まる銘柄です。 しかし、為替の様子を見ながら少しずつ買い増しをする際、その都度手数料を払っていては利益が目減りしてしまいます。
私はこうした局面で株を買う際、必ず「松井証券」を利用しています。 なぜなら、1日の約定代金50万円までなら取引手数料が0円だからです。 「為替が落ち着くまで100株だけ打診買い」という時もコストが一切かからないので、慎重に動きたい方には必須の口座です。
旅行・レジャー(明暗分かれる)
ここは少し注意が必要です。
- インバウンド(訪日客):円高=日本旅行が高くなるため、爆買いの勢いが落ちる懸念から「利益確定売り」が出やすくなります。
- アウトバウンド(海外旅行):逆に、日本人が海外旅行に行きやすくなるため、エイチ・アイ・エス (9603) などの海外旅行取り扱いが多い銘柄には追い風となります。
投資家へのアドバイス
今回の円高は、自然な調整ではなく「当局の圧力(介入警戒)」によるものです。 そのため、以下の点に注意してください。
- ボラティリティ(変動)に注意
- 「介入があるかも?」という疑心暗鬼の相場なので、乱高下が激しくなります。低位株は特に値動きが荒いので、飛び乗りには注意が必要です。
- 「内需株」へのシフト
- 円高トレンドが続くなら、トヨタなどの輸出株から、ニトリや神戸物産、電力株などの「内需・輸入メリット株」へ資金を移すのがセオリーです。
153円という水準は、ここ数ヶ月で見れば「かなりの円高」です。 ポートフォリオの中に「円高で得する株」が入っているか、一度点検してみてはいかがでしょうか。
円高が進むと、日本の輸出株は下がりますが、逆に「米国株」は日本円で安く買えるようになります。 1ドル160円の時は手が出なかった「NVIDIA」や「コカ・コーラ」などの米国株を仕込むには、153円台は絶好の押し目と言えます。
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- 本記事の内容は、公開時点の情報を基にした投稿者個人の主観による「予想」や「考察」であり、将来の事実や結果を保証するものではありません。
- 記事内で紹介している銘柄、株価、発売時期、仕様などは推測を含みます。
- 投資や購入に関する最終的な決定は、必ずご自身で最新の企業IRや公式情報をご確認の上、自己責任で行ってください。
- ※本記事で紹介している証券会社はPRを含みます
本記事の解説は、以下の市場報道および経済理論に基づいています。
- 日本経済新聞
- 円上昇、2カ月半ぶり1ドル153円台 米当局「レートチェック」受け – 日本経済新聞
- 「日銀・財務省によるレートチェック観測」「円相場の一時153円台への上昇」に関する報道(2024年〜2026年等の市場局面における類似事例含む)。
- 株式市場データ
- https://kabutan.jp/
- https://finance.yahoo.co.jp/
- 東海カーボン、大同メタル工業等の「海外売上高比率」および「為替感応度」に関する記載。
- 経済産業省・通商白書
- 通商白書
- 円高・円安が輸出入企業に与える影響(交易条件の改善・悪化)についての基礎理論。
