【国策転換】「株主還元ばかりするな!」政府圧力で潮目が変わる?今狙うべき“設備投資・賃上げ”本命株&低位株リスト
投資家の皆様、相場の潮流が少し変わりつつあるのを感じていますか?
これまで日本株市場では「増配・自社株買い(株主還元)」こそが正義とされてきました。しかし今、政官界から「待った」の声がかかり始めています。
Yahoo!ニュースや日本経済新聞の報道によると、政府・財務省内で「投資なき還元」への懸念が高まっています。 企業が利益を「人件費(賃上げ)」や「設備投資(成長)」に回さず、株主還元ばかりに回している現状に対し、「もっと未来に投資せよ」という圧力が強まっているのです。
これは、「高配当なら何でも買い」という時代の終わりと、「成長投資を行う企業への資金シフト」の始まりを意味します。 今回は、この政策転換の波に乗る「政府が望む優等生銘柄」と、数百円で狙える「低位・変化株」を解説します。
なぜ「株主還元」が批判されるのか?
まずは、政府が懸念している背景を整理しましょう。
「26兆円」の配当と、伸びない国内投資
財務省の統計によると、大企業の配当額は2023年度に26兆円に達しました。しかし一方で、人件費や国内設備投資額は1990年代以降、横ばいが続いています。 企業が稼いだお金を「成長」に使わず、「流出」させているという批判です。
「新しい資本主義」の要請
ある主要閣僚は「企業に賃上げや投資を促してくれる株式市場にならないものか」と発言しています。 今後、単にお金を配るだけの企業よりも、「国内に工場を作る」「賃上げをする」「研究開発に投資する」企業の評価が高まる(税制優遇や補助金などで有利になる)可能性があります。
影響を受ける銘柄:明暗はここで分かれる
この「国策圧力」により、市場の選別基準が以下のように変化します。
注意が必要な銘柄(還元一辺倒)
業績が伸びていないのに、無理をして配当性向を高めている企業は、今後「投資不足」と見なされるリスクがあります。
- 高配当・成熟企業の一部
- あくまで一般論ですが、成長投資のストーリーがないまま高配当を維持している企業は、風当たりが強くなる可能性があります。
- ※三菱商事や三井物産などは還元も厚いですが、投資も行っているため一概には言えませんが、監視は必要です
狙える本命・成長投資企業(国策の優等生)
政府が求める「設備投資・賃上げ・研究開発」を積極的に行っている企業です。
- トヨタ自動車 (7203) 【東証プライム】
- 株価目安: 2,800円台
- 注目理由: 国策の王道。EV電池工場への巨額投資や、サプライチェーン全体での賃上げを主導。政府が最も理想とする企業の姿です。
- ソニーグループ (6758) 【東証プライム】
- 株価目安: 13,000円台
- 注目理由: 半導体(TSMC熊本工場への出資含む)やエンタメコンテンツへの投資意欲が旺盛。
- キーエンス (6861) 【東証プライム】
- 株価目安: 60,000円台以上
- 注目理由: 圧倒的な利益率を背景に、研究開発と人材への投資(高年収)を続けている成長企業の代表格。
数百円〜買える!成長投資・低位株リスト
大型株だけでなく、中小型・低位株の中にも「攻めの投資」を行っている企業があります。これらは株価是正(PBR1倍割れ解消)と成長期待のダブルメリットが狙えます。 ※株価は市場動向により変動します。
設備投資・インフラ(数百円〜千円台)
「投資」といえば、工場やインフラを作る企業が恩恵を受けます。
- 日揮ホールディングス (1963)
- 株価目安: 2,200円台
- 注目理由: 海外プラント建設に加え、国内での月面開発や南鳥島レアアース採掘システムへの投資など、未来への種まきを行っています。
- 三井金属鉱業 (5706)
- 株価目安: 4,500円台(※本命枠)
- 注目理由: 100億円投資で九州にレアアース研究拠点を新設。まさに政府が求める「国内拠点への成長投資」の模範解答です。
低位・資本政策変化(数百円以下のボラティリティ枠)
「PBR1倍割れ」かつ「変化」の兆しがある低位株です。
- ティアック (6803)
- 株価目安: 100円台
- 注目理由: 音響機器の名門ですが、超低位の常連。黒字転換や資本政策の発表があると、一気に動意づく習性があります。「成長投資」のIRが出れば化ける候補。
- フライトホールディングス (3753)
- 株価目安: 200〜300円台
- 注目理由: 電子決済ソリューション。マイナンバーカード決済など「デジタルインフラ投資」に関連。材料が出ると急騰しやすい体質です。
- ジャパンディスプレイ (6740)
- 株価目安: 20円台(※超低位)
- 注目理由: 経営再建中ですが、新技術(eLEAP)への投資や資本業務提携など、常に「変化」の渦中にあります。ハイリスクですが、資本政策の思惑で動く代表格です。
チャート派の戦略:狙うべきタイミング
「投資なき還元」批判の相場で勝つためのポイントは以下の通りです。
- 「自社株買い」だけでは飛びつかない
- 単なる自社株買い発表よりも、「新工場建設」「新技術への〇〇億円投資」といったニュースが出た銘柄の初動を狙います。
- PBR1倍割れの是正
- 低位株の中で、PBRが低く、かつ「中期経営計画」で具体的な投資計画を発表した銘柄は、見直し買いが入りやすいです。
- 出来高急増
- ティアックやフライトHDのような低位株は、普段は閑散としています。出来高が急増した日がエントリーの合図です。
まとめ
政府のメッセージは明確です。 「金を貯め込むな、未来に使え」。
これからの相場は、ただ配当が高いだけの企業ではなく、トヨタや三井金属のようにリスクを取って「成長投資」を行う企業が評価されます。 そして、その波及効果は日揮のような設備関連や、変化を模索する低位株にも及びます。
「国策に売りなし」。 企業の使い方が「還元」から「投資」へシフトするこの転換点を、しっかり利益に変えていきましょう。
- 本記事の内容は、公開時点の情報を基にした投稿者個人の主観による「予想」や「考察」であり、将来の事実や結果を保証するものではありません。
- 記事内で紹介している銘柄、株価、発売時期、仕様などは推測を含みます。
- 投資や購入に関する最終的な決定は、必ずご自身で最新の企業IRや公式情報をご確認の上、自己責任で行ってください。
- ※本記事で紹介している証券会社はPRを含みます
本記事の分析にあたり、以下のニュースやデータを参照しています。
- 日本経済新聞: 「株主還元、急拡大に死角 投資なき還元に懸念」「財務省・法人企業統計(配当金推移)」
- Yahoo!ニュース: 政府・閣僚による企業投資促進に関する発言
- Kabutan / Yahoo!ファイナンス: 各銘柄の株価、事業内容、PBR等の指標
