Amazonで小口出品に登録したのに月額5390円請求?原因と返金方法を解説

Amazon出品に潜む“思わぬ落とし穴”とその対処法
「絶対に小口出品で登録したはずなのに、カードから月額5390円が引き落とされていた。」
──Amazonで新たに出品を始めようとした人が、最初に味わったのは“売上”ではなく、突然の出費でした。
多くの人が「まさか自分が」と感じるように、出品登録画面では大口と小口の選択が非常にわかりにくいのが実情です。
登録完了前に十分に確認したつもりでも、気づかないうちに大口出品に切り替わってしまうケースは少なくありません。
そして、カードから引き落とされたのは「月額5390円」。
たとえ一度も商品を出品していなくても、アカウントがアクティブ状態のままだと、自動で課金されてしまいます。
「それ、私じゃん」──慎重に登録したはずなのに
これは、Amazon初心者だけの問題ではありません。
慎重に画面を読みながら「小口出品」を選んだ人ですら、意図せず大口で登録されてしまうことがあります。
登録後に表示される「ご利用中の出品プラン」が大口になっていて初めて気づく──そんな声もよく見かけます。
しかも、「すぐに解約すれば大丈夫」と思っていたのに、すでに登録料はカードから引き落とされていた。
チャットで問い合わせても、案内されたのはさらに複雑な登録作業。
「これ以上登録したら、さらにお金を取られるのでは…?」と不安になって、アカウントごと解約してしまった。
これは、誰にでも起こり得ることです。
返金はされるのか?──Amazonの“対応の壁”
Amazonでは、一度でも大口出品者として登録が完了した時点で、月額費用が即時発生します。
しかも、出品していなくても関係ありません。アカウントがアクティブなら課金対象です。
しかし、問い合わせを続けることで返金されるケースも実際には存在します。
- 登録から30日以内であること
- 大口プランを一度も利用していないこと
- アカウントが解約されていないこと
これらの条件を満たしていれば、カスタマーサポートに相談することで返金対応してもらえる可能性があります。
問題は、アカウントを削除してしまうと、この返金のチャンスすら失われてしまうという点です。
それでも「訴訟したくなる」ほど悔しい理由
5390円という金額の問題ではありません。
出品を始めようとしたその一歩目で「騙された」「聞いていた話と違う」と感じたことが、心に深い傷を残すのです。
画面の構成がわかりにくい。
明確な確認画面もなく、気づいたときには大口登録。
問い合わせても人によって言うことが違い、メールは届かず、電話はつながらない。
そのすべてが、利用者にとっては「Amazon側の落ち度では?」と思えてしまいます。
「これから出品したい人」への提案
Amazonでの販売を検討している方に、今伝えたいことがあります。
■ 最初の登録は慎重に
画面に表示される「プランを選択する」の部分を何度も見直してください。
デフォルトで「大口」になっている場合があるので、「小口出品」を選び直す必要があります。
■ 登録後すぐに「出品プラン」を確認
「セラーセントラル」へログイン後、右上のアカウント情報を確認し、意図したプランになっているか必ずチェックを。
■ 不明な場合は、アカウントは削除しない
返金交渉や問い合わせができる状態を維持するためにも、ログイン可能な状態をキープしてください。
返金請求のための具体的アクション
1. 電話での問い合わせ方法(Amazonセラーサポート)
Amazonセラーセントラルにログインできる場合:
- セラーセントラルにログイン → 右上の「ヘルプ」
- ページ下部「サポートを受ける」→「問題を選ぶ」
- チャットまたは「電話でサポートを受ける」を選択
- 問題カテゴリは「出品に関する問題」→「出品プランの変更または料金請求」
ログインできない場合は、一般のサポート窓口(購入者向け)では対応が難しいため、下記メール連絡に切り替えてください。
2. メールでの問い合わせテンプレート
ログインができない、またはアカウントが削除されている場合でも、「登録に使ったメールアドレス」と「氏名・請求日」などを明記して、以下のように連絡しましょう。
送付先(フォーム形式)
テンプレート文(コピペOK):
件名:大口出品登録料(5390円)の返金についてのお願い
Amazon様
お世話になっております。
先日、小口出品で登録を行ったつもりでしたが、意図せず大口出品者として登録され、月額登録料5390円(税込)がカードより引き落とされました。
以下の通り、まだ出品活動は行っておらず、大口機能も一切利用しておりません。
つきましては、本件について返金のご対応をいただけますようお願い申し上げます。
【登録情報】
・氏名:○○ ○○
・登録メールアドレス:○○○@example.com
・請求日:〇年〇月〇日
・請求金額:5,390円(税込)
・出品は未実施、本人確認未完了、またはアカウントは現在無効です。
該当アカウントはすでに解約済みであり、ログインができない状況ですが、法的に本人確認が可能な情報をもっております。
大口機能の使用実績もないため、利用規約および消費者保護の観点から、返金のご対応をお願い申し上げます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
○○ ○○
(連絡先電話番号:000-0000-0000)
ポイント
- 決して「怒り口調」にならず、冷静で具体的な要望を述べるのが大切です。
- 請求情報・日付・未使用であることの証明が返金の判断材料になります。
まとめ:失ったのはお金だけじゃない
「出品していないのに、登録料を払うことになった」
「問い合わせても解決しないまま、アカウントを閉じてしまった」
こうした体験は、Amazonで販売しようとした人たちにとって、信頼と時間の損失です。
でも、これは“自分が悪かった”で終わらせるべき問題ではありません。
同じトラブルにあわないために、そしてこれから出品を始める誰かのために──。
この体験を、どうかシェアしてください。