【知らないうちにPayPayグループに!?】勝手に請求されたときの原因・対策・注意点まとめ

PayPayの通知。開いてみると「〇〇(知らない名前)が、あなたをグループに追加しました」の文字。そして、その直後に届く、見知らぬ相手からの支払い請求…。
これは、他人事ではありません。あなたの電話番号さえ知っていれば誰でもできてしまう、PayPayの「グループ機能」を悪用した、悪質で巧妙なトラブルが急増しています。
「自分は大丈夫」と思っていても、過去にSNSやフリマアプリで電話番号を登録したことがあるなら、あなたも標的かもしれません。
この記事では、そんな“身に覚えのない請求”が突然届いた時に、あなたがパニックに陥らず、自分の資産を確実に守るための「緊急対応マニュアル」を徹底解説。原因の特定から、PayPayサポートへの連絡、そして今すぐ見直すべきセキュリティ設定まで、その全てを網羅します。
勝手に“PayPayグループ”に追加されるトラブル
ある日突然、見知らぬ人が作成したグループに自分のPayPayアカウントが追加されていた。
しかもそのグループ内で、知らない名義から「○○円の支払いお願いします」と請求まで送られてくる——。
これは、「PayPayグループ支払い」機能を悪用した悪質な行為です。
PayPayの仕様上、電話番号さえ知っていればグループに追加できてしまうという点を利用したケースが多く見られます。

原因は“身近に潜む情報漏えい”
この問題の多くは、以下のような情報が悪用されて起きています:
- SNSやフリマアプリでの電話番号漏えい
- 迷惑SMS・フィッシングメールからの個人情報流出
- 昔使っていた番号の再利用
たとえPayPayで知らない人とやり取りしていなくても、一度でも番号がネット上に出た経験があるならリスクはゼロではありません。
自分の身は自分で守るしかない
1. 【PayPayサポートに連絡】
アプリ内「問い合わせ」機能から、不正請求が来たこと、知らないグループに入れられていることを伝えましょう。
【公式ヘルプ】→ https://paypay.ne.jp/help/c0307/
2. 【アカウントのセキュリティ強化】
- パスワードの即変更
- 2段階認証の設定(SMSコードやFaceID)
- 他のサービスでも同じパスワードを使っている場合は、すぐに変更
3. 【不正請求のキャンセル申請】
内容次第ではPayPayサポートが対応してくれる場合もあります。
4. 【警察への相談も視野に】
あまりに悪質な場合、最寄りの警察署に被害相談・届け出を出すのも選択肢の一つです。
知らぬ間に“加害者”になる可能性も
このトラブルの怖いところは、「勝手にグループに招待されただけ」であっても、他人の支払いに巻き込まれる可能性があるということ。
また逆に、自分が作ったグループに他人を勝手に追加して請求してしまうと、不正請求とみなされるリスクもあります。
グループ機能を使うときは、「リアルで関係がある人に限定」するのが鉄則です。
手口はどんどん巧妙に
- 知人のフリをして「立て替えておいたから」などと請求してくる
- SNS上で知り合った相手から「PayPay送って」と言われる
- 架空グループを使って複数人から少額ずつ集金する詐欺
このように、「グループ機能×匿名性」が生むトラブルは今後も増加する可能性があります。
本当に怖いのは、気づかないうちの“小さなほころび”
最初は「小さなトラブル」でも、情報漏えいや不正請求が続けば、やがて大きな金銭トラブルに発展するかもしれません。
被害にあった方はもちろん、まだ何も起きていない方も、今この瞬間が見直すチャンスです。
あなたのPayPay、本当に大丈夫ですか?
これはビジネスでも、自分の利益を守るのも“自分しかいない”ことを肝に銘じて、いま一度、利用しているすべてのサービスのアカウント設定を見直しましょう。
小さな見直しが、未来の大きな損失を防ぎます。
初心者向けQ&A|知らないうちにPayPayグループに!? 勝手に請求されたときの原因・対策まとめ
Q1. 知らないグループに勝手に追加されたのはなぜ?
A. PayPayの「グループ機能」は、電話番号を知っているだけで招待できる仕様があります。SNSやフリマで番号が漏れたり、過去の番号が再利用されたことが原因で悪用されるケースが多いです。
Q2. 請求が来たら、支払わないとダメ?
A. 絶対に支払わないでください。
不正請求の可能性が高く、支払うと相手に「この番号は使える」と思われてしまいます。まずはPayPayサポートに連絡し、キャンセル依頼をしましょう。
Q3. 今すぐできる安全対策は?
A. すぐに以下を実施してください。
- パスワードを変更
- SMS認証やFaceIDなど2段階認証を有効化
- 他サービスと同じパスワードを使っている場合は全て変更
- アプリ内の「問い合わせ」から不正請求を報告
Q4. トラブルが悪質な場合はどうすれば?
A. 警察への相談も検討しましょう。
地域の警察署に「不正請求の被害相談」として届け出が可能です。証拠として、請求画面のスクショやサポートとのやり取り記録を残しておくのがおすすめです。
Q5. 自分が知らずに“加害者”になることもあるの?
A. はい。もしあなたが自分のグループに他人を勝手に追加し、支払い請求を送れば「不正請求」と見なされます。グループ機能は信頼できる人限定で使うことが大切です。
「この場合はどうなるの?」3つの疑問
① 「グループ機能自体をオフ」にできる?
A. 現状(2025年時点)では、完全に無効化する設定はありません。
ただし、知らない番号や不審な人を即ブロックすることで再発を防げます。
② 「知らないグループに追加された履歴」を消せる?
A. グループから自分で退出することは可能です。ただし「追加された事実」を完全に消すことはできません。退出+ブロックで対応しましょう。
③ 家族や子どもが勝手に追加されてしまった場合は?
A. 子どものスマホは特に狙われやすいです。保護者のアカウントで利用状況をチェックし、パスワード・認証強化を徹底してください。不審な請求が来たら必ず親がサポートへ連絡を。
まとめ
今回は、PayPayのグループ機能を悪用した「勝手な追加・不正請求」という、新手のトラブルについて、その原因と具体的な対策を解説しました。
便利なキャッシュレス決済の裏には、常に新しいリスクが潜んでいること、そして「自分の身は、自分で守るしかない」という、デジタル社会の鉄則を、改めて痛感させられる事例です。
もし、あなたが同じトラブルに遭遇したら、あるいは未来の被害を防ぎたいなら、以下の「3つの緊急アクション」を必ず覚えておいてください。
- 絶対に支払わず、即「PayPayサポート」へ通報する
- 一度でも支払えば、相手に「この番号は有効だ」と知らせるだけです。アプリ内の問い合わせ機能から、冷静に、しかし迅速に状況を報告しましょう。
- アカウントを「要塞化」する
- 直ちにパスワードを変更し、二段階認証を有効化する。これが、さらなる不正アクセスを防ぐための、最も強力な防御策です。
- 原因は「電話番号の漏洩」にあると心得る
- このトラブルの根源は、あなたの電話番号が悪用されたことです。この機会に、他のサービスも含め、個人情報の取り扱いに対する意識を一段階引き上げましょう。
便利なツールは、正しい知識を持って使うことで、初めて安全なものになります。この記事が、あなたのキャッシュレスライフを、より安全で、安心できるものにするための一助となれば幸いです。