Amazonせどり
PR

【注意喚起】Amazonでキャラクター雑貨を販売する前に知っておくべき「著作権画像違反」とは?

おっさん事業主
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

キャラクター雑貨をAmazonで販売しているセラーの中には、「著作権画像の不正使用」という違反通知に頭を抱えている方も少なくありません。

実際には正規ルートで仕入れた商品でも、Amazonの判断で商品ページが削除されたり、アカウント健全性に影響が出るケースが報告されています。この記事では、その実態と注意点、そして可能な対応策を解説します。

スポンサーサイト

なぜ「正規品」でも違反扱いされるのか?

多くのセラーが混乱するのが、「国内ライセンスメーカーから仕入れた正規品なのに違反になる」という現象です。理由は以下のようなAmazonのルールにあります。

原因①:販売許可証がない

キャラクター雑貨は、正規ルートで仕入れたとしても、メーカー側がAmazon専用の「販売許可証」や「使用許諾証明書」を発行していない場合がほとんどです。Amazonはこれを証明書類なし=無許可出品とみなす可能性があります。

原因②:画像の出所が問われる

Amazonは著作権画像の使用に非常に厳格です。「メーカー提供画像」を使用していても、それがAmazon内で使用する許可を得た画像かどうかを証明できなければ、違反扱いされることもあります。

違反を認める? 解決ボタンを押すべきか

違反通知に表示される「解決」ボタンを押すと、以下のような警告が出ます。

「繰り返し権利を侵害する出品者に対しては、アカウントを解約する可能性があります」

違反が事実かどうかに関係なく、「解決」ボタンで承認してしまうと履歴に残るため、繰り返せばアカウント停止のリスクが高まります。

多くのセラーが陥る“無限ループ”とは?

「著作権違反ではない」と主張しても、Amazonからの返答は以下のようなテンプレであることが多いです。

  • 「著作権者の使用許可が確認できないため削除しました」
  • 「証明できるライセンス書類をご提出ください」

メーカーが発行しない証明書をAmazonに提出できず、対応不能になるセラーが続出。

対策①:リスク回避のためにできること

対応策1:販売証明書を依頼する

メーカーや問屋に「Amazonで販売するために必要な使用許諾証明書を発行できるか」を確認してみましょう。難しい場合は、請求書や納品書にライセンス記載を入れてもらう交渉も一案です。

対応策2:画像は自社で用意する

Amazonでは「著作権保有者」か「著作権者から明確な許可を得た者」のみが画像を使えます。自社撮影の画像を使うことが安全策です。

対策②:販売チャネルを分散する

Amazonでの著作権画像違反は、アカウント停止リスクにつながる深刻な問題です。以下のような選択肢も検討すべきです。

  • 楽天市場・Yahoo!ショッピングなど、Amazon以外のECモールへの展開
  • 自社ECサイト(ShopifyやBASE)での販売強化
  • FBAではなく自己発送に切り替え、出品停止時の損失リスクを最小化

対策③:Amazon側に伝えるべき内容

繰り返し違反通知が届く場合、アカウント健全性サポートに以下の点を伝えることをおすすめします。

  • 商品は正規ルートで仕入れたこと
  • 添付する納品書や請求書の写し
  • 著作権画像の出所(例:メーカー公式ページなど)
  • 違反ではないと考える理由

テンプレ対応が多いとはいえ、真摯な態度と証拠資料の提示が評価されることもあります

まとめ|Amazonのルールは「正しさ」ではなく「証明できるか」

キャラクター雑貨の販売において、たとえ正規品であっても「証明できなければ違反扱い」されることがあります。
そのため、以下の行動が求められます。

  • リスクのある商品は事前に販売可否を見極める
  • 代替販売チャネルを構築しておく
  • 画像は自社で撮影・用意する
  • Amazonとのやり取りは必ず証拠を残す(履歴・添付)

安心して販売を続けるためにも、「疑われない仕組み」を作ることが何より大切です。

違反通知が届いたときのテンプレ返信文(例)

Amazonから「著作権画像の不正使用」に関する違反通知が届いた場合、感情的にならず、冷静かつ事実ベースで返信することが重要です。以下は、初動として送る際のテンプレート文です。

件名:知的財産権に関する違反通知について(ASIN:●●)

Amazon様

お世話になっております。
本日ご連絡をいただきました「著作権画像の不正使用」に関する違反通知について、下記の通りご報告・ご確認のお願いを申し上げます。

当該商品(ASIN:●●)は、国内正規ライセンス元である○○株式会社様より直接仕入れた正規品でございます。
該当商品には、正規の版権証紙が添付されており、販売に関するライセンス違反はございません。

なお、添付画像につきましては、メーカー提供のカタログ画像を使用しておりますが、著作権的に問題があるとのご指摘をいただきましたため、現在は削除・差し替えの準備を進めております。

念のため、以下の書類を添付いたしますので、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

  • 納品書(仕入れ先・商品名・仕入日・数量記載)
  • メーカーからの請求書の写し(ライセンス商品である旨の記載あり)

引き続きAmazon様の規約を遵守した運営に努めてまいりますので、ご確認とご対応のほど、よろしくお願い申し上げます。

敬具
(出品者名・店舗名・連絡先)

納品書・請求書にライセンス商品であることを明示するカスタマイズ例

Amazonに提出する際、納品書や請求書には「正規品であること」が明記されていると判断がスムーズです。以下のような文言を仕入先に依頼し、記載してもらうとよいでしょう。

納品書・請求書に追加するべき例文

【備考欄または商品名下部に追記】
・本商品は○○(キャラクター名)に関する国内正規ライセンスを保有するメーカーより直接仕入れた商品です。
・版権証紙付き、ライセンス確認済み商品。

フォーマット例(抜粋)

仕入先名:○○株式会社
仕入日:2025年7月1日
商品名:サンリオ キャラクター●●ポーチ(ライセンス正規品)
数量:50個
金額:¥●●
備考:ライセンス商品/版権証紙付き

事前協議必須

仕入先によっては書類カスタマイズに対応していない場合もあるため、事前に協議しておくと安心です。こうした書類は、アカウント健全性の証拠として非常に重要です。

出品再開申請の際の「添え状」テンプレート

Amazonで知的財産権(著作権画像など)に関する違反通知を受け、該当ASINの商品ページが削除された場合、出品再開を申請する際に提出する「添え状(カバーレター)」の例です。

件名:知的財産権違反による出品停止解除の申請(ASIN:●●)

Amazon テクニカルサポートご担当者様

いつも大変お世話になっております。
下記ASINに関して、知的財産権に関する違反通知を受領し、出品が停止された件についてご連絡いたします。

【該当ASIN】:●●

当該商品は、国内正規ライセンスを保有する○○株式会社様より直接仕入れたライセンス商品でございます。
添付しております納品書・請求書にて、商品が正規ルートで入手されたことをご確認いただけるかと存じます。

画像につきましては、メーカー提供資料に基づいたものを使用しておりましたが、Amazonでの使用についての明確なガイドラインに準拠するため、現在は自主的に削除または差し替えを実施しております。

つきましては、アカウント健全性への影響緩和および、当該商品の出品再開をご検討いただけますと幸いです。
今後は、より一層Amazon様の規約に基づいた運営を徹底してまいります。

何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具
(店舗名・出品者名・連絡先)

メーカーに提出依頼する「ライセンス確認書」雛形

仕入れ先(メーカーや問屋)に、商品が正規ライセンス品であることを明示した書類を発行してもらうための依頼文の雛形です。

件名:Amazon出品に必要な「ライセンス確認書」発行のお願い

拝啓 平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
当店では、貴社より仕入れさせていただいている以下の商品につきまして、Amazonでの出品時に「知的財産権の使用に関する証明書類」の提出が求められております。

つきましては、以下の内容にご記入・ご押印いただいたうえで、確認書の発行にご協力いただけますと幸いです。

【ライセンス確認書 雛形】

ライセンス確認書

以下の商品は、当社が正規にライセンスを取得して販売している商品であり、○○(出品者名)様への販売も正規ルートに基づくものであることを証明いたします。


【商品名】:〇〇キャラクターグッズ(例:サンリオ ポーチ)
【型番・品番】:XXXX
【仕入先】:○○株式会社
【ライセンス管理元】:○○ライセンス事務局
【備考】:版権証紙付き、国内正規品


発行日:2025年●月●日
発行者:○○株式会社
住所:〒●●●-●●●●
電話番号:03-XXXX-XXXX
印章:_________(社印)


※上記記載内容に問題がある場合は、別形式での発行も可能です。ご対応いただける範囲で構いませんので、何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具
(出品者名・店舗名・連絡先)

備考欄に追加もあり

こうした書類の整備が難しい場合は、納品書・請求書の備考欄に「正規ライセンス商品」等の文言を記載してもらうだけでも、Amazonへの説明時に有利となります。

スポンサーサイト
ABOUT ME
おっさん事業主
おっさん事業主
急に事業を始めた人
40代半ばに原因不明の体調不良で会社を退社し、しばらく休んでも回復する兆しがないので、出来そうなことから小さく事業を始めました。 何か大きなことを成し遂げたわけではないですが、事業をやってみて気が付いたことを、記録として残していきます。
記事URLをコピーしました