Amazonで5665エラーが出た人へ|原因・解決法・回避の全知識

ブランド未登録エラーの落とし穴、気づいていますか?
「ブランド名を入れたら、Amazonでいきなり“5665エラー”が出た…」
出品を進めようとしても、登録できずに足止めを食らったことはありませんか?
このエラーの正体は、「Amazon上に存在しないブランド名の登録申請が必要ですよ」という警告。
しかし、どこで何を修正すればいいか分からない、画像のどこまでを撮れば通るのか不明確――そんな声が続出しています。
本記事では、Amazonセラー初心者〜中級者の方がつまずきやすい5665エラーの原因と解決法、さらに「回避するための5つの対策」まで徹底解説します。
“Amazon 5665エラー”とは?
「ブランド名で商品登録しようとしたら『5665』が出て止まった!」というケースをご覧になったことはありませんか?
これは Amazon上に未登録のブランド名 を使おうとしたときに表示されるエラーコードです 。
どんな場合に出るの?
- 登録しようとしたブランドが未登録 → 5665発生
- 過去登録が途切れて再登録時にも出るケースあり
- 大文字・スペル・全角半角のズレ、カタログ上のブランド名と不一致でも該当
原因まとめ
原因 | 解説 |
---|---|
ブランド名がAmazon未登録 | 5665エラーは未登録ブランド使用時に発生 |
表記ゆれ・スペルミス | 微細な違いでもNG |
カタログ登録済でも使用なし | 長期間の未使用で承認が一旦リセット |
品番免除対象製品 | JANなし商品は別処理が必要 |
解消手順
1. ブランド名・表記を正確に入力
セラーセントラルの商品編集画面で、商品パッケージの表記と完全一致させる。
スペル・大文字・半角全角も要注意!
2. 必要書類・画像を準備
- ブランド名のある商品やパッケージ画像(手持ち・テーブル置き、写真でOK)
- 商標登録証があれば◎(Brand Registry済商品向け)
注意: 紙タグだけでは不充分 → 布タグ・印字が望ましい 。
3. 申請方法
- 商品登録画面内のリンクから申請:指示に従い画像提出
- テクニカルサポートへ連絡:「ケースを開く」で“エラー5665”選択 → ブランド名+画像提出
4. Amazonからの通知を確認
承認されたら、ブランド名が記録通り一致か必ずチェック。表記ずれがあると再エラーになることも 。
代替テクニックと類似エラー
- 製品コード免除(JAN/UPCがない商品向け)を先に申請し、仮登録 → 承認後にブランド名投入という裏技も。
- 類似のエラーコード
- 5461:ブランド制限による出品制限
- その他出品エラーとしては、Unsupported CategoryやDuplicate SKUなど多数存在
対応にかかる時間
- 表記修正後・必要資料提出後に、24時間以内~数日で解除される場合が多い。
- ただし何度も拒否される場合、布タグ追加など追加対応が必要となるケースあり 。
5665エラーを未然に防ぐ「5つの対策」
5665エラーは「未登録ブランド名の使用」によって起こるエラーですが、ちょっとした準備で事前に防ぐことが可能です。以下の5つの対策を取っておくことで、スムーズに商品登録を進めることができます。
① ブランド名は登録前に“Amazon内検索”で存在確認する
対策の目的:不要なエラーの事前回避
出品時に入力するブランド名がAmazon内ですでに存在していれば、5665エラーは基本的に発生しません。
商品登録前に「Amazonでそのブランドが存在しているか」「表記の揺れがないか」を必ずチェックしましょう。
例:「Yamato」なのか「YAMATO」なのか、すべて大文字か小文字かを確認。
② ブランド名は一貫した表記を守る(英字・カナ・漢字)
対策の目的:ブランド審査落ちを回避
申請時と商品画像・商品パッケージで表記ゆれがあると却下されます。
たとえば「YAMATO」と登録しているのに、タグやパッケージに「やまと」と書かれていれば、審査には通りません。
表記がブレないように、ブランド名のマスタールールを作っておきましょう。
③ ブランド名が商品本体 or パッケージに印刷されているものを用意する
対策の目的:審査時の画像提出がスムーズに
申請時には「ブランド名が物理的に刻印・印刷された商品画像」が必要です。
タグやシールだけではNGな場合もあるので、印字されたパッケージや本体がベストです。
❌ NG例:手書きの紙、簡易なシールだけ
✅ OK例:ロゴ入りタグ、印刷されたパッケージ
④ 出品前に商標登録を済ませておく(特に継続出品予定なら)
対策の目的:Brand Registryが通りやすくなる
ブランド申請は通過しても、将来的に出品トラブルや模倣被害から自分を守るには「商標登録」が有効です。
商標があるとAmazon Brand Registryにも参加でき、セラーの権利保護やカタログ管理が強化されます。
日本の商標登録は5〜7万円程度(弁理士費用込み)で取得可能。
自分で取得も可能(無資格者代行はNG)。

⑤ ブランドなしで登録する場合は「ノーブランド」を選ぶ
対策の目的:最初の出品で詰まないようにする
どうしてもブランド名の審査に通らない場合や、ブランド管理を必要としない商品(汎用品)の場合は、無理にブランド登録せず、「ノーブランド」で出品するのも選択肢の一つです。
ただし、「ノーブランド」にするとブランド検索からは除外されるので、ブランディング重視の商品には不向きです。
まとめ
5665エラーは、焦らずに正しい順序と書類で対応すれば誰でも解除できるトラブルです。
ブランド名の表記揺れやタグの種類、画像の不備など、ちょっとした見落としが大きな壁になるケースがほとんど。
ポイントは
- ブランド表記の完全一致
- 恒久的な印字のタグ or 本体
- 画像は自然光で、実物をしっかり写す
そして、将来的に安定した出品を目指すなら、商標登録+Brand Registryの活用も検討しておくと安心です。
トラブルをチャンスに変えて、あなたのブランド運営を一歩前へ進めましょう!
最後に:成功率を高めるポイント
- ブランド名は正確に一致させる
- 「恒久的」なタグ・印字で明示(紙タグNG)
- 画像は実物の写真を、自然な状態で提出
- ブランド未登録ならこの手順を踏んでまず解除
- 商標登録&Brand Registry取得で将来的な安定出品へ