【脱・消耗戦】価格競争に巻き込まれたくないなら「バンドル販売」で抜け出せ!

また、1円値下げしてしまった…。 Amazonで相乗り出品をしていると、いつの間にか陥ってしまう、利益なき「価格競争」という消耗戦。ライバルが一人現れるたびに、あなたの利益は少しずつ削り取られていきます。
もし、あなたがそんな“終わりなき値下げ合戦”に疲れ果てているなら、この記事はあなたのためのものです。
その不毛な戦いから抜け出す、たった一つの、しかし最も強力な答え。それが「バンドル販売」です。
この記事では、既存の商品を組み合わせ、ライバルが存在しない「あなただけの商品ページ」を創り出すことで、価格競争から完全に脱出する、具体的な戦略と手順を徹底解説します。もう、価格で戦う必要はありません。あなたのアイデアで、戦う“土俵”そのものを変えてしまいましょう。
そもそも「バンドル販売」とは?
バンドル販売とは、複数の商品をひとつにまとめて販売する手法です。
たとえば…
- フィルム+スマホケースの2点セット
- コーヒードリッパー+紙フィルター+スプーン
- 電池4本+リモコン付きLEDライト
このように「1つのASINに組み合わせた商品」を自分で作り、
競合のいない独自商品ページで販売することで、価格競争を回避できます。

なぜバンドルで価格競争を避けられるのか?
バンドル販売は、あなた独自のセット品=相乗りされにくい商品になるため、
「最安値争いに巻き込まれない」=「価格主導のレッドオーシャンを脱出」できるのです。
また、次のようなメリットもあります。
- FBA在庫1個で複数の商品をまとめて売れる=手数料を圧縮
- セットにすることで“お得感”が出てCVR(購入率)もUP
- ライバルとの商品ページの差別化が容易
実際にやってみた:利益率が2倍になった事例
以前、単品で売っていた「USB加湿器(仕入れ650円・販売1,480円)」は、
100円ショップのUSBファンと組み合わせた「夏向けバンドルセット」にしただけで――
▶ 販売価格:2,380円
▶ 1注文あたり利益:290円 → 720円に増加
しかも、誰も相乗りしてこないので、ずっとカートが安定しています。
バンドル販売のやり方(簡単3ステップ)
① セットにする商品を決める
- 購入者目線で「一緒に使いたい・必要になりそう」なものを選ぶ
- 100均、ドンキ、業務スーパーなどで探すのがオススメ
② 新しい商品ページ(ASIN)を作成する
- 親ASINではなく単品扱いの新品商品として登録
- 商品タイトルに「2点セット」「スターターセット」など明記
③ 商品をまとめてFBAに納品
- セット商品はOPP袋や専用箱でひとまとめにして、「セット品」「この商品はバラ売りできません」と明記シールを貼る
注意点と落とし穴
- 他ブランド商品の無許可バンドルはNG(知的財産権の侵害に該当)
- 見た目やパッケージが雑だと「低評価の温床」に
- セット内容の変更をすると、別商品扱いになりレビューが引き継がれない
つまり、「手間はかけすぎず、でも“手抜き感”は見せない」がコツです。
バンドル販売は“土俵を変える”最強の手段
価格で戦うのではなく、「商品そのもので勝つ」。
バンドル販売は、誰でも・今日から実践できる戦略です。
売れない・相乗りされる・価格で負ける――そんな悩みは、
「土俵ごと変える」ことで、すっと消えていきます。
次にAmazonで出品する商品、セットで売れないか?をまず考えてみてください。
価格競争にサヨナラするチャンスは、すぐ目の前にあります。
まとめ
今回は、Amazonの熾烈な価格競争から抜け出し、利益を確保するための最強の戦略「バンドル販売」について、その具体的な手法と成功事例をご紹介しました。
「最安値」を追い求める消耗戦から抜け出す鍵は、「価格で戦う」のではなく、「価値で戦う」という、思考の転換にあります。
あなたが明日から実践すべき、3つのステップをもう一度心に刻んでください。
- 「土俵」を変える意識を持つ
- ライバルがひしめく既存の商品ページで戦うことをやめ、「複数の商品を組み合わせる」ことで、あなただけが販売できる“新しい土俵(独自ASIN)”を創り出す。これこそが、バンドル販売の神髄です。
- 「顧客の“ついでに欲しい”」をセットにする
- コーヒードリッパーに「フィルター」をセットにするように、購入者が「ああ、これも必要だった」と感じる商品を組み合わせることで、セットのお得感と満足度は飛躍的に向上します。
- 「セット品」であることを明確に FBA納品する
- 商品を一つの袋にまとめ、「セット商品です」というシールを貼る。このひと手間が、Amazon倉庫でのトラブルを防ぎ、スムーズな販売を実現します。
バンドル販売は、特別な商品や資金がなくても、あなたの「アイデア」一つで始められる、極めて強力な戦略です。ぜひ、あなたの扱っている商品をもう一度見つめ直し、「何を組み合わせれば、お客様はもっと喜ぶだろう?」と考えてみてください。その思考こそが、価格競争という消耗戦への、別れの挨拶となるはずです。