ブログ収益化
PR

【GA4の謎】デラウェア州からのアクセス、その正体はボット!理由と今すぐできる対策を解説

おっさん事業主
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

Googleアナリティクスを開き、アクセス元地域を眺めていて、ふと手が止まる。「日本、日本、日本…あれ?アメリカのデラウェア州?」

あなたの日本語サイトに、なぜかアメリカの小さな州から、不自然なほど多くのアクセスが…。 「まさか海外でバズった?」「もしかして、これはスパム…?」 そんな、多くのサイト運営者が一度は経験する“謎のアクセス”に、不安や戸惑いを覚えていませんか?

ご安心ください。そのアクセスの正体は、ほぼ100%「ボット(自動化されたプログラム)」です。

この記事では、なぜデラウェア州からのアクセスが多発するのか、その明確な理由を解き明かします。さらに、GA4(Google Analytics 4)を使って「人間のアクセス」と「ボット」を簡単に見分ける方法から、今すぐ実行できる具体的な対策まで、専門知識がなくても分かるように徹底ガイドします。

スポンサーサイト

つまり、Delawareからのアクセスは?

先に結論から言うと 「Delaware(デラウェア州)からのアクセス記録は、ほぼ100%がボットである」と考えて差し支えないケースが多い です。

以下、解説と対策方法をご紹介します。

Delawareからアクセスが多い主な理由

1. ホスティング・CDN・VPNの拠点

  • デラウェア州は会社登記が盛んな場所で、サーバー会社やIT企業の住所として使われやすい州です。
  • 実際のサーバーは他の州にあっても、IPの情報上「Delaware」と表示されることがあります。
  • 特に CloudflareVPNサービスを使ったアクセスは、DelawareやVirginiaなどにまとめられがちです。
ポイント

要するに「Delawareから来ている」ように見えても、実際は別の場所のユーザーやサービス経由ということです。

2. 検索エンジンやクローラー

  • GooglebotBingbot(検索エンジンの巡回ロボット)がサイトをチェックしている場合、Delaware経由に見えることがあります。
  • また、AhrefsSemrush などのSEO調査ツールのアクセスも同様です。
ポイント

この場合は「人間の読者」ではなく、機械によるサイトチェックです。

3. スパム・ボットアクセス

  • 一部の海外ボットが「参照元スパム」や「広告クリック調査」で回っているケースもあります。
  • 特徴としては:
    • 滞在時間が 0秒〜数秒
    • 直帰率が100%近い(1ページだけ見てすぐ離脱)
    • 深夜でも規則的にアクセス
ポイント

人間ではなく、機械的にアクセスしている証拠です。

Delawareというエリアについて

  • 米国の東海岸にある小さな州(首都はドーバー)。
  • 法人登記に有利な税制があるため、「会社設立のメッカ」として有名。
  • 実際の人口は少なく、日本のブログに自然に読者が集中するとは考えにくいエリアです。

人間かボットかを見分ける方法(GA4で確認)

ブログやサイトのアクセス解析を見ていると、「これは本当に人が見ているの? それともボット?」と迷うことがあります。特に海外からのアクセスや、Delawareなど特定の地域からの集中アクセスがあると、不安になりますよね。

実は Google Analytics(GA4)を使えば、人間のアクセスとボットのアクセスを見分けるヒントがいくつかあります。ここでは、初心者でも確認しやすい4つのポイントを紹介します。

  1. 滞在時間
    • 人間 → 数十秒以上
    • ボット → 0秒〜数秒
  2. 直帰率
    • 人間 → 複数ページを見ることもある
    • ボット → ほぼ1ページで終了(直帰率100%)
  3. アクセスのパターン
    • 人間 → バラバラの時間でアクセス
    • ボット → 深夜や一定間隔で規則的にアクセス
  4. ブラウザ情報
    • 人間 → Chrome / Safari / Edge など
    • ボット → 「not set」「unknown」や「bot」と表示
少し詳しく説明すると
  • GA4でのチェック方法
    • 直帰率(Engagement Rateの逆指標)
      • 人間は複数ページを回遊することもある。
      • ボットはほぼ 1ページのみで終了(直帰率ほぼ100%)
    • アクセス頻度・パターン
      • 深夜帯に毎時間アクセス、1分おきの規則的アクセスはボットの可能性大。
      • GA4の「ユーザー → ユーザーエクスプローラー」で個別ユーザーを確認できます。
    • デバイス・ブラウザ情報
      • 「not set」や「unknown」が多い場合はボットの可能性大。
      • 普通の人間なら Chrome / Safari / Edge などが表示される。

  • サーバーログでのチェック
    • User-Agent
      • 例: Googlebot/2.1, bingbot, AhrefsBot → 明らかなクローラー。
      • 人間なら Mozilla/5.0 ... Chrome/117.0 のようなブラウザ名。
    • アクセス間隔
      • 1秒未満の連続リクエストはボットの特徴。
      • 人間はリンクをクリックする間に数秒以上の間隔がある。
    • IP逆引き
      • IPを調べて、Amazon AWSやOVH、データセンター系ならボットの可能性が高い。
      • プロバイダ名が Verizon / Comcast / Softbank などなら人間の可能性。

(レンタルサーバーやVPSなら「アクセスログ」を確認可能)


  • 判定の目安
    • 人間アクセスの特徴
      • 滞在時間:30秒以上
      • ページ遷移:複数ページ
      • ブラウザ:Chrome/Safari/Edge
      • アクセス間隔:不規則
    • ボットアクセスの特徴
      • 滞在時間:0秒〜数秒
      • ページ遷移:なし
      • ブラウザ:不明(not set)
      • アクセス間隔:規則的、短時間に大量
      • User-Agentに「bot」「crawler」と記載

  • 対策(もしボットだった場合)
    • GA4の「ボットフィルタリング」を有効化。
    • 不要なボットを .htaccess でブロック(User-Agent指定やIPブロック)。
    • Cloudflare などのCDNで「Bot Fight Mode」を有効化。

GA4でボットフィルタリングを有効化する方法

  1. GA4管理画面を開く
    • Google Analytics にログイン
    • 左下の 「管理」(Admin)」 をクリック
  2. データストリームを選択
    • 「プロパティ」列の中にある 「データストリーム」 をクリック
    • 対象の Web サイトのストリームを選択
  3. タグ設定を調整
    • 「その他のタグ設定」を探す
    • その中にある 「既知のボットやスパイダーをフィルタリング」 をONにする
    (場所はUI更新で少し変わることがありますが、基本は「データ収集設定」や「タグ設定」で見つかります)
  4. 保存
    • 設定を保存すると、その後のデータからボットが除外されます
注意点
  • 有効化後でも、IABリストに登録されていないボットはカウントされる可能性があります。
  • 例えば、スパムリファラーやマイナーなクローラーは残ることがあります。
  • その場合は、サーバー側(.htaccessやCloudflare)でブロックするのが有効です。

まとめ

今回は、多くのサイト運営者を悩ませる、アクセス解析上の「デラウェア州からの謎のアクセス」について、その正体と対策を詳しく解説しました。

これで、あなたのGA4にデラウェア州が登場しても、もう慌てる必要はありません。最後に、最も重要なポイントを3項目で振り返りましょう。

  1. デラウェアからのアクセスは、ほぼ100%「ボット」である。
    • Googleなどの検索エンジンクローラーや、CDN、スパムボットが主な正体です。
  2. GA4で「滞在時間0秒」「直帰率100%」なら、ボット確定。
    • 人間らしい行動(複数ページ回遊、一定の滞在時間)が見られないアクセスは、機械的な巡回と判断できます。
  3. GA4の「ボットフィルタリング」をONにすれば、まず安心。
    • 管理画面から設定を有効化するだけで、既知のボットをデータから除外でき、より正確なアクセス解析が可能になります。

正確なデータは、サイト運営の羅針盤です。ボットという「ノイズ」を正しく理解し、フィルタリングすることで、本当に価値のある「読者の声(=人間のアクセスデータ)」に集中できるようになります。この記事が、あなたのサイト運営の一助となれば幸いです。

スポンサーサイト
ABOUT ME
おっさん事業主
おっさん事業主
急に事業を始めた人
40代半ばに原因不明の体調不良で会社を退社し、しばらく休んでも回復する兆しがないので、出来そうなことから小さく事業を始めました。 何か大きなことを成し遂げたわけではないですが、事業をやってみて気が付いたことを、記録として残していきます。
スポンサーリンク
記事URLをコピーしました