「せどりは怪しい」と言われる3つの理由!転売ヤーとの違いやメリット・デメリット、真っ当に稼ぐための鉄則を解説
「スマホ一台で月収100万!」「誰でも簡単に稼げる」 SNSで流れてくるこんな広告を見て、「せどりって、なんだか怪しいビジネスだな…」と感じたことはありませんか?
結論から言うと、せどり(物販)という商売そのものは、江戸時代から続く極めて真っ当なビジネスモデルです。しかし、一部の悪質な「情報商材屋」や社会問題化した「買い占め(転売ヤー)」の存在が、業界全体のイメージを著しく下げているのが現実です。
本記事では、なぜこれほどまでに「せどり=怪しい」というレッテルを貼られてしまうのか、その3つの裏事情を暴露します。同時に、副業として始めた人が直面するリアルな在庫リスクや労働の現実、そして健全に利益を出すための必須条件を包み隠さずお伝えします。

なぜ「せどり=怪しい」と言われるのか?
商社やスーパーマーケットも「安く仕入れて高く売る」という点ではせどりと同じです。では、なぜ個人のせどりだけが怪しまれるのでしょうか。
理由①:「稼げる系の発信者」が胡散臭すぎる
SNSを開けば、現金の束を見せびらかしたり、高級時計をアップして「教え子が初月で〇〇万稼ぎました!」と煽るアカウントが大量に存在します。 彼らの多くは、物販で稼ぐことよりも「高額なスクールや情報商材を売ること」で稼いでいます。この「情報商材屋」の存在が、業界の怪しさを加速させています。
理由②:「転売ヤー(買い占め)」との混同
ここ数年、PS5やポケモンカード、マスクなどを買い占めて高額転売する「転売ヤー」が社会問題になりました。 一般の人からすれば、「真っ当なせどり(安く売られている商品を適正価格で売る)」と「悪質な転売(買い占めて釣り上げる)」の区別はつきません。そのため、十把一絡げに「迷惑な存在」として嫌われる傾向があります。
理由③:無許可営業(違法行為)の存在
中古品を営利目的で転売するには、警察署への届け出(古物商許可)が必要です。 しかし、これを知らずに(あるいは無視して)無許可で行っている初心者が多く、「違法なことをしている集団」という目で見られがちです。
それでも「せどり」をやる価値はある?
怪しいイメージを差し引いても、副業として「せどり」が最強だと言われる理由があります。
- 即金性が高い(すぐにお金になる)
- ブログやYouTubeは収益化まで半年〜1年以上かかりますが、せどりは売れたら数週間で現金が振り込まれます。「今月ピンチ!」という時に最も頼りになります。
- 特別なスキルが不要
- プログラミングやデザインの勉強は不要です。「安く買う」ことさえできれば、初心者でも初日から利益を出せます。
- 再現性が高い
- 「誰が売っても、商品は同じ」です。Aさんが売るNintendo Switchも、あなたが売るNintendo Switchも価値は同じなので、正しい商品を仕入れれば必ず売れます。
覚悟しておくべき「現実」とは?
甘い話ばかりではありません。これを知らずに始めると挫折します。
- 完全な「労働集約型」ビジネス
- 仕入れ、検品、梱包、発送…。稼ぐためには常に動き続けなければなりません。ブログのように「寝ていても収入が入る」ことはありません。
- 在庫リスクがある
- 売れなければただのゴミ(借金)です。クレジットカードで仕入れている場合、支払日までに売り切るプレッシャーがあります。
- プラットフォーム依存のリスク
- Amazonやメルカリのアカウントが停止(BAN)されたら、その瞬間にビジネスが終了します。プラットフォームの規約変更に常に怯える必要があります
怪しいのは「人」であって「ビジネス」ではない
「安く仕入れて適正価格で売る」。この商売の基本原則自体は、江戸時代から続く立派なビジネスです。
- 怪しい情報商材を買わない
- 迷惑な買い占めをしない
- 古物商許可をしっかり取る
この3つを守れば、せどりはあなたの生活を助ける強力な副業になります。 まずは高額なコンサルなどには入らず、家にある不用品をメルカリで売ることから、「商売の基本」を体験してみてはいかがでしょうか?
まとめ
「せどり」というビジネスそのものは、安く仕入れて適正価格で売るという経済の基本に則ったものです。怪しいのは「ビジネスモデル」ではなく、そこに群がる「不誠実な発信者」や「ルール無視の転売ヤー」であると理解することが重要です。
これからせどりに挑戦したい方が守るべき「3つの鉄則」を振り返りましょう。
- 「古物商許可」を必ず取得する
- 法律を守ることは、自分自身の身を守ることと同義です。無許可営業のリスクは絶対に避けましょう。
- 高額な情報商材には手を出さない
- せどりの知識は、本や無料のYouTube、実践を通して十分に身につきます。甘い勧誘には警戒が必要です。
- 「買い占め」などの迷惑行為をしない
- 社会的モラルを守り、三方良しの商売を目指すことが、長く稼ぎ続けるための唯一の道です。
せどりは即金性が高く、スキル不要で始められる優れた副業ですが、決して「魔法」ではありません。まずは家にある不用品をメルカリで売ることから始め、地道な「労働」の先にある「商売の喜び」を体験してみてください。それが、怪しい噂に惑わされない最強の防衛策になるはずです。
本記事は、以下の法令およびプラットフォームの規約、消費者庁の注意喚起を根拠としています。
- 警視庁(古物営業法について):
- 古物営業法の解説
- 「一度使用された物品」や「使用されない物品で使用のために取引されたもの(新古品)」を売買するには古物商許可が必要であることの法的根拠。無許可営業は「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」となります。
- 消費者庁(情報商材トラブル):
- 「転売ビジネス」等を謳う情報商材に関する注意喚起
- 「簡単に稼げる」と謳う高額な副業マニュアルやコンサルティング契約に関するトラブル事例が多数報告されており、「怪しい」イメージの根拠となっています。
- Amazon / メルカリ ガイドライン:
- メルカリ:迷惑行為(禁止されている行為)
- 買い占めや、チケット転売などの迷惑行為が禁止されており、これらに違反する「転売ヤー」と、通常の「リユース販売(せどり)」が混同されている現状があります。
