【メルカリ】「商品は返品不要でキャンセル」と言われたら?ペナルティのリスクと正しい対処法
メルカリで届いた商品が壊れていたとき、出品者からこんなメッセージが来ることがあります。
「大変申し訳ありません。着払いで返送されると送料の方が高くなってしまうので、商品はそちらで処分していただき、取引はキャンセル(返金)という形でもよろしいでしょうか?」
これはいわゆる「返品不要キャンセル」と呼ばれるパターンです。 一見、双方が納得すればWin-Winに見えますが、やり方を間違えると事務局から「不正利用」とみなされ、ペナルティを受けるリスクがあります。
今回は、このパターンの安全性と、アカウントを守るための正しい手順を解説します。

先に結論
「返品不要キャンセル」自体にペナルティはない(ただし条件あり)
結論から言うと、出品者と購入者の双方が合意している場合、商品を返送せずにキャンセル手続きを行うこと自体で、即座にペナルティ(利用制限や強制退会)になることはありません。
メルカリの規約上、基本は「返品(商品の返却)」が原則ですが、以下の理由がある場合は、実質的に「返送なし」での解決が黙認されています。
- 送料の壁:
- 300円〜1000円程度の安い商品の場合、着払いで返送すると出品者が「赤字」になるため、出品者が返送を拒否(放棄)する場合。
- 破損:
- 商品が粉々に割れていて、返送してもゴミになるだけの場合。
これはあくまで「出品者から提案があった場合」に限ります。 購入者側から「返すのは面倒だから、商品は貰うけど金は返せ」と要求するのは、「迷惑行為」としてペナルティ対象になります。
ペナルティを受ける「危険なケース」とは?
「返品不要」自体はセーフでも、以下の状況では事務局の監視AIやパトロールに引っかかる可能性があります。
① 頻繁に繰り返している(常習性)
「壊れていました→返品不要でキャンセル」という履歴が何度も続くと、「商品をタダ取りしようとしている(購入者)」または「不良品を売りつけている(出品者)」と判断され、無期限利用停止になるリスクがあります。
② 事務局を通さず「直接返金」しようとする
「PayPayで返金します」「現金書留で送ります」といった、メルカリのシステム外での金銭授受は即アウト(重大な規約違反)です。 必ずメルカリの「キャンセル申請フォーム」を使って返金処理を行ってください。
③ 「受取評価」をしてしまった
評価をしてしまうと取引完了となり、メルカリ上でのキャンセル(返金)ができなくなります。 絶対に受取評価ボタンは押さないでください。
正しい「返品不要キャンセル」の手順
トラブルを避けるため、必ず以下の手順を踏んでください。チャットのログ(記録)を残すことが、自分を守る証拠になります。
STEP 1:取引メッセージで合意する
必ず文章で記録を残します。
- 出品者:
- 「返送料がかかるため、商品は返送不要です。お手元で処分をお願いします。このままキャンセル申請をさせていただきます。」
- 購入者:
- 「承知しました。商品は手元で処分し、キャンセルに合意します。」
STEP 2:キャンセル申請を行う
通常は出品者側から申請しますが、購入者から申請することも可能です。
- 申請理由:
- 「商品に不備がある」などを選択。
- 理由の詳細:
- 「商品が破損しており、出品者と相談の結果、返送なしでのキャンセル合意済みです」と明記する。
STEP 3:商品を処分する
キャンセルが成立(返金完了)したら、手元の商品の所有権はどうなるのでしょうか? 厳密には所有権が出品者にある状態ですが、チャットで「処分していい」と言質を取っていれば、捨てても法的問題にはなりません。 ※不安な場合は、キャンセル成立後もしばらく保管しておくと安心です。
購入者・出品者それぞれの注意点
【購入者の方へ】
「ラッキー!タダで貰えた!」と味をしめて、次の取引でも自分から「返品不要にして」と迫るのは絶対にやめましょう。「不当な要求」として通報されれば一発でアカウント停止もあり得ます。あくまで「出品者の好意(または損切り)」であることを忘れないでください。
【出品者の方へ】
着払い送料を被るのが嫌で「返品不要」にするのは賢い選択ですが、あまりに回数が多いと「不良品をばら撒く悪質なセラー」と認定されます。検品をしっかり行い、キャンセルの回数を減らす努力が必要です。
まとめ:合意があれば怖くない
- 「返品不要キャンセル」は、双方合意があればペナルティはない。
- ただし、頻繁に行うとアカウント停止のリスクがある。
- 必ず取引メッセージで「返送不要」の合意形成を行うこと。
メルカリは個人間取引なので、柔軟な解決ができるのがメリットです。 もし提案された場合は、焦らずメッセージで確認を取り、正規のキャンセル手順を進めましょう。
本記事は、メルカリ公式ガイドおよび利用規約に基づいています。
- メルカリガイド:取引のキャンセルについて
- https://help.jp.mercari.com/guide/articles/52/
- キャンセル申請の手順や、返金の仕組みについて記載されています。
- メルカリガイド:商品の返品手順について
- https://help.jp.mercari.com/guide/articles/625/
- 「話し合いのうえ、商品の返送が不要となった場合は、購入者の手元に商品がある状態でキャンセル申請を行ってください」という旨の記述があり、返送なしキャンセルが公式に認められた手順であることが確認できます。
- メルカリガイド:迷惑行為(禁止されている行為)
- https://help.jp.mercari.com/guide/articles/908/
- 「進行中の取引を放棄すること」「不当な要求」などがペナルティ対象になることが記載されています。
