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【2025年新常識】高配当株は「利回り」で選ぶな!プロが教えるROEとDOEを使った“本物”の見つけ方

おっさん事業主
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高配当株を探すとき、あなたはまず「配当利回りランキング」を上から順に眺めていませんか?もしそうなら、その投資法はもう時代遅れかもしれません。

今、日本企業は空前の「株主還元ラッシュ」の真っ只中。多くの企業が高い配当を掲げる中で、本当に重要なのは、その還元姿勢が「本物」か、そして「持続可能」かを見極める力です。

この記事では、投資のプロが実践する、表面的な利回りに騙されないための新しい銘柄選びの常識を徹底解説。企業の「稼ぐ実力(ROE)」「株主還元のやる気(DOE)」という2つの指標を使い、将来の増配まで期待できる“本物の優良株”を見つけ出す、一生モノの投資術を伝授します。

動画で紹介された株銘柄をまとめました。

注意:投資は自己責任でお願いします。この記事は動画の内容をまとめたものであり、投資を推奨するものではありません。

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もう「利回りだけ」で選ぶ時代は終わった

これまでの高配当株投資は、配当利回りのランキングを上から順に見ていくのが一般的でした。しかし、それは過去の話。東京証券取引所からの要請もあり、今、日本企業は空前の「株主還元ラッシュ」に沸いています。

重要なのは、その還元姿勢が「本物」かどうかを見極めることです。

キーワードは「ROE」と「DOE」

そこで注目すべきが、以下の2つの指標です。

  1. ROE(自己資本利益率):企業の「稼ぐ実力」
    • ROEとは?
      • 株主が出したお金(自己資本)を使って、どれだけ効率的に利益を上げているかを示す指標です。ROEが高いほど「稼ぐのが上手い」企業と言えます。
    • なぜ重要か?
      • いくら株主に還元する「やる気」があっても、稼ぐ「実力」がなければ配当は続きません。ROE8%以上が、PBR(株価純資産倍率)1倍割れを脱却する一つの目安とされています。
  2. DOE(自己資本配当率):企業の「やる気」
    • DOEとは?
      • 株主のお金(自己資本)に対して、どれくらいの割合の配当を支払っているかを示す指標です。
    • なぜ重要か?
      • DOEを目標に掲げる企業は、「利益が多少変動しても、安定した配当を続けますよ」という株主への強い約束をしていることになります。これにより、将来の減配リスクが低いと判断できます。

究極の指標「ROE ー DOE」

日経マネーが提唱する最も重要な考え方が「ROE ー DOE」の差です。

  • 「ROE(稼ぐ実力)」が「DOE(やる気)」を上回っている場合、その企業は「株主との約束(配当)を果たしつつ、さらに成長するための資金(内部留保)も確保できている」と判断できます。
  • この差が大きいほど、将来の「増配」「自社株買い」といった、さらなる株主還元への期待が高まります。

日経マネー注目!具体的な高配当銘柄

動画内では、上記の考え方に基づき、誌面で紹介されている銘柄がいくつか例として挙げられました。

三菱商事 (8058)

  • 特徴
    • 日本を代表する総合商社。ウォーレン・バフェット氏が投資したことでも有名。
  • メリット
    • 累進配当(減配せず、配当を維持または増額する方針)を掲げており、長期的な安定配当が期待できる。自社株買いにも積極的。
  • デメリット
    • 株価が既に大きく上昇しているため、高値掴みになるリスクがある。資源価格の変動に業績が左右されやすい。

東京海上HD (8766)

  • 特徴
    • 国内最大手の損害保険会社。
  • メリット
    • 13期連続の増配を予定しており、株主還元の実績は抜群。安定した収益基盤を持つ。
  • デメリット
    • 大規模な自然災害が発生した場合、保険金支払いが増加し、業績に影響が出る可能性がある。

三井住友FG (8316)

  • 特徴
    • 日本の3大メガバンクの一角。
  • メリット
    • 金利の上昇局面では、利ざやが改善し収益が増加する可能性がある。安定した配当が魅力。
  • デメリット
    • 景気後退局面では、貸し倒れが増加するリスクがある。金融システム全体の動向に株価が左右されやすい。

ENEOS HD (5020)

  • 特徴
    • 石油元売り最大手。
  • メリット
    • 配当利回りが高く、PBR1倍割れで株価に割安感がある。安定したインカム収入を狙える。
  • デメリット
    • 脱炭素の流れの中で、主力の石油事業の将来性には不透明感がある。原油価格の変動リスクも大きい。

日本製鉄 (5401)

  • 特徴
    • 国内最大手の鉄鋼メーカー。
  • メリット
    • PBRが0.6倍台と極めて割安。自動車向けなど、鉄鋼需要が回復すれば、株価の大幅な見直しが期待できる。
  • デメリット
    • 世界的な景気後-退懸念や、中国の不動産市況の悪化などが、鉄鋼需要の重しとなる可能性がある。

ヤマハ発動機 (7272)

  • 特徴
    • バイクやマリン製品で世界的なブランド力を持つ。
  • メリット
    • 海外売上高比率が高く、グローバルに成長が期待できる。特にアジア市場での二輪車の需要が堅調。
  • デメリット
    • 為替変動リスクが大きい。海外の景気動向に業績が大きく左右される。

まとめ

今回は、これからの高配当株投資に不可欠な「新しい銘柄選びの常識」について、具体的な銘柄例と共に解説しました。

もはや、表面的な利回りランキングを眺めるだけの時代は終わりを告げました。成功への鍵は、企業の「本気度」を見抜くことにあります。

  • 「稼ぐ実力」=ROE → 企業が効率的に利益を生み出せているか?
  • 「株主還元のやる気」=DOE → 安定配当を続けるという、株主への強い約束はあるか?

そして、究極の指標が「ROE ー DOE」の差です。この差が大きいほど、その企業は株主との約束を果たしつつ、さらなる成長や株主還元(増配・自社株買い)を行う余力を秘めた、「本物」の優良企業である可能性が高いと言えます。

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ご注意

投資は自己責任でお願いします。上記の情報は動画の内容をまとめたものであり、投資を推奨するものではありません。

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おっさん事業主
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急に事業を始めた人
40代半ばに原因不明の体調不良で会社を退社し、しばらく休んでも回復する兆しがないので、出来そうなことから小さく事業を始めました。 何か大きなことを成し遂げたわけではないですが、事業をやってみて気が付いたことを、記録として残していきます。
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