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【ダイヤモンド・ザイ10月号】良品計画は今からでも買い?シマノは復活する?「人気株・出遅れ株」の判断基準

おっさん事業主
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絶好調で株価が上がり続ける「無印良品」を見て、「今から乗るのはもう遅い…?」とためらう。 一方で、世界的な優良企業「シマノ」が不調だと聞き、「今が絶好の買い場…?」と迷う。

そんな“投資の分かれ道”で、多くの個人投資家が立ち尽くしています。

この記事では、その永遠の悩みに、投資専門誌「ダイヤモンド・ザイ」が提示した、驚くほど分かりやすい「判断基準」を徹底解説します。

投資対象をクラスの「人気者」(人気優待株)「隠れた実力者」(出遅れ株)に分け、それぞれを応援(投資)する際のチェックポイントをプロが伝授。この記事を読めば、あなたはもう、市場の熱狂や悲観に惑わされることなく、自信を持って「次の一手」を決められるようになります。

動画で紹介された株や投資のコツを、初心者でも分かるようにまとめました。

注意:投資は自己責任でお願いします。この記事は動画の内容をまとめたものであり、投資を推奨するものではありません。

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あなたはどっち?「人気者」と「隠れた実力者」

株式投資には、色々なスタイルのヒーローがいます。今回は、全くタイプの違う2人のヒーロー、「人気者」と「隠れた実力者」のどちらを応援するか、という視点で株の選び方を見ていきましょう。あなたが応援したいのは、どちらのタイプですか?

タイプ1:クラスの「人気者」(優待株)

【どんな株?】

今まさに絶好調で、みんなが注目しているスター選手のような株です。業績も良く、株価も上がっていて、まさにキラキラ輝いています。

【応援するときのチェックポイント】

この人気が本物で、これからも続くかを見極めるのが大切です!

  • ① 本当に実力がある?(成績チェック) 「過去最高の利益を出しているか?」など、人気を裏付けるだけの素晴らしい成績を実際に残しているかを確認しましょう。
  • ② 人気すぎて、高嶺の花になってない?(値段チェック) 人気がありすぎると、実力以上に値段が高くなっている(割高)ことも。周りのライバル会社と比べて、値段が高すぎないか見てみましょう。
  • ③ これからも、もっとスゴくなりそう?(将来性チェック) 新しい事業を始めたり、海外に進出したりと、これからもファンをワクワクさせてくれるような未来の計画があるかを探してみましょう。

タイプ2:まだ見つかっていない「隠れた実力者」(出遅れ株)

【どんな株?】

「本当はスゴい力を持っているのに、今はなぜか注目されていない…」そんな、まだみんなに発見されていないヒーローの卵のような株です。

【応援するときのチェックポイント】

「なぜ今元気がないのか?」を理解し、「復活のストーリー」を信じられるかが鍵です!

  • ① どうして今、元気がないの?(理由チェック) 一時的な不運(例:コロナ後の反動など)が原因なのか、それとも深刻な問題を抱えているのか、その理由をしっかり探ります。
  • ② 復活のきっかけはありそう?(復活シナリオを考える) 新商品の発売や、会社の大きな改革など、眠れるヒーローが目を覚ます「きっかけ」になりそうなイベントがあるかを見つけ出しましょう。
  • ③ 今は辛くても、耐える体力はある?(体力測定) 苦しい時期を乗り越えるだけの体力(会社の貯金は十分かなど)があるかを確認します。これがないと、復活前に力尽きてしまうかもしれません。

ザイ編集部が選ぶ!注目の優待&出遅れ株5選

それでは、2つのタイプ別に具体的な5つの銘柄を見ていきましょう。株を始めたばかりの方でも理解しやすいように、筆者の視点で初心者向けに分かりやすくまとめています。

人気の優待株

良品計画 (7453)

  • 特徴
    • 「無印良品」で知られる企業です。シンプルで質の高い商品を手ごろな価格で提供しており、衣料・生活雑貨・食品など幅広い分野を展開しています。最近は海外展開や食品分野が特に好調で、世界的なブランドとして成長を続けています。
  • メリット
    • 業績好調:直近では過去最高益を更新するほど絶好調。安定した成長が期待できます。
    • 株主優待:店舗やネットで使える「株主優待割引」があり、現在は5%割引ですが、7%に拡充される可能性もあり、優待ファンからの注目度も高いです。
    • ブランド力:「無印良品」は幅広い世代から支持されており、生活に密着した商品が多いので、安定した需要が見込めます。
  • デメリット
    • 株価が割高:この1年で株価が約2.5倍に急上昇し、PERも25倍とやや高め。ここからさらに大きな株価上昇を狙うのは難しいかもしれません。
    • 競合リスク:ユニクロやニトリなど、他の強力な競合企業も多いため、成長スピードが鈍化する可能性もあります。
  • 未来の見通し
    • 海外での新規出店や、食品・日用品の拡充によって、売上は今後も伸びていく見込みです。世界的なインフレで「安くて質の良い商品」への需要が高まっているのも追い風です。ただし、株価がすでに上がっているため、短期的な大幅な値上がりよりも「優待と配当を楽しみながら長期的に成長を見守る投資先」として考えるのが安心でしょう。

壱番屋 (7630)

  • 特徴
    • 「カレーハウスCoCo壱番屋」でおなじみの外食チェーンです。国内では誰もが知るカレー専門店として安定した人気を誇り、近年はアジアや欧米を中心に海外出店を加速しています。
  • メリット
    • 安定した業績:日本国内ではカレー外食の定番ブランドとして認知度が高く、景気に左右されにくいビジネスモデルです。
    • 成長の柱は海外:アジア各国ではカレーが新しい食文化として浸透しており、海外事業が絶好調。長期的な成長が期待できます。
    • 株主優待:食事券がもらえるため、実際にお店でお得にカレーを楽しめる点も魅力。
  • デメリット
    • 為替リスク:円高になると、海外からの収益が目減りしてしまう可能性があります。
    • 国内の成長余地は小さい:日本ではすでに店舗数が多く、大きな拡大は見込みにくい状況です。
  • 未来の見通し
    • 今後は 海外事業の拡大が最大のポイント です。特にアジアでは中間層の増加に伴い外食需要が伸びており、ココイチの認知度も高まっています。さらに欧米市場でも「日本式カレー」というユニークな料理として人気が出始めており、長期的にはグローバルブランドに成長する可能性があります。
      一方で、国内市場は横ばいが続くと見られるため、投資するなら「安定収益+海外の成長に期待」という視点で考えると安心です。

出遅れ株

シマノ (7309)

  • 特徴
    • 自転車部品と釣具で世界シェアトップを誇る、日本を代表するグローバル企業です。とくにロードバイク用の変速機やブレーキといった部品は、世界中のプロ選手から一般ユーザーまで愛用されています。釣具分野でも高いブランド力があります。
  • メリット
    • 世界的ブランド力:プロから初心者まで幅広い層に支持されており、競合に比べて圧倒的な存在感を持っています。
    • 業績回復の期待:コロナ禍での自転車ブームの反動で在庫調整に苦しみましたが、ようやく調整が進んでおり、今後の業績回復が期待されます。
    • 財務の安定性:無借金経営に近い堅実な財務体質で、長期的に安心感があります。
  • デメリット
    • 需要の変動リスク:自転車や釣具は「趣味」の色合いが強く、ブームが落ち着くと需要が減速する可能性があります。
    • 在庫調整の長期化:回復が想定より遅れれば、短期的には業績に影響が出るリスクがあります。
  • 未来の見通し
    • シマノは今後も 「世界的な自転車需要の底堅さ」 が追い風になると考えられます。特に欧米や新興国では、環境意識の高まりや健康志向の広がりによって、自転車利用は増える傾向にあります。釣具もアウトドア需要の拡大とともに安定した成長が見込まれます。
      また、世界的に「自転車はエコな移動手段」として注目されているため、趣味だけでなく実用としての需要も伸びる可能性があります。株価は短期的に上下することがありますが、長期目線では「世界シェアトップのブランド力」と「安定した財務基盤」で成長を続けることが期待できる銘柄です。

ヤマハ発動機 (7272)

  • 特徴
    • バイクやマリン製品(ボート・船外機など)で世界的に有名なメーカーです。特にアジアや欧州でのバイクのシェアが高く、「世界ブランド」として知られています。
  • メリット
    • 世界中で人気の製品:二輪車は新興国を中心に安定した需要があります。
    • 割安感のある株価:PBR(株価純資産倍率)が1倍を割れており、会社の資産価値から見ても株価は割安といえます。
    • 高配当:配当利回りは3%台で、安定したインカムゲインを狙えるのが魅力です。
  • デメリット
    • 為替リスク:海外売上比率が高いため、円高になると利益が減りやすいです。
    • 景気に左右されやすい:特に新興国市場の景気動向や需要次第で、業績に大きな影響が出る可能性があります。
  • 未来の見通し
    • 今後は、アジアや新興国での バイク需要の拡大 が引き続き成長の柱になると考えられます。また、環境対応の流れから 電動バイクや電動モビリティ の開発にも力を入れており、中長期的には新分野での収益拡大が期待できます。
      マリン事業は一時的に特需の反動で落ち込みましたが、レジャー需要の底堅さから回復の余地があります。さらに、ロボットやドローンなどの 新規事業 にも取り組んでおり、事業の幅広さが安定成長につながる可能性があります。

東京エレクトロン (8035)

  • 特徴
    • 日本を代表する半導体製造装置メーカーです。世界シェアもトップクラスで、半導体業界に欠かせない存在といえます。
  • メリット
    • 世界的な需要拡大:AI・クラウド・5Gなどの普及により、先端半導体の需要は今後も伸び続けると予想されています。
    • 復活の可能性:最近は株価が出遅れ気味ですが、業界全体の成長とともに再び上昇する期待があります。
    • 技術力の強み:世界的に認められた製造技術があり、競争力が高いのが魅力です。
  • デメリット
    • 業績の波が大きい:半導体業界は「シリコンサイクル」と呼ばれる好不調の波があるため、業績や株価も上下しやすいです。
    • 地政学リスク:米中の対立や輸出規制の影響を受けやすい業界です。
  • 未来の見通し
    • 今後は、AIの発展や自動運転、IoT(モノのインターネット)などの普及で、半導体の需要は確実に拡大していきます。東京エレクトロンはその最先端技術を支える企業であり、世界の半導体需要増加と共に業績拡大のチャンスが大きいです。短期的には市況の変動で株価が上下しやすいですが、長期的に持つことで成長の果実を得られる可能性が高い銘柄といえます。

投資の第一歩、大切な「3つの約束」

投資の世界に足を踏み入れるとき、周りのスピードや情報に、つい焦ってしまうかもしれません。でも、一番大切なのは「あなた自身のペースを守ること」。これから紹介する3つの約束を心に留めて、安全で楽しい投資家デビューを飾りましょう!

約束1:人気の波には、慌てて飛び乗らない

みんなが「すごい!」と騒いでいる人気の株、つい欲しくなりますよね。でも、すでに値段が上がりきった後で慌てて買うのは、満員で出発したバスに、無理やり飛び乗ろうとするようなものかもしれません。

賢い投資家は、少し人気が落ち着いて値段が下がった「セールのタイミング」を待つか、「今回は見送って、次の掘り出し物を探そう」と冷静に考えます。チャンスはまた必ずやってきますよ。

約束2:信じたお宝は、じっくり育つのを待つ

あなたが「これは!」と見つけたお宝候補の株(出遅れ株)は、すぐに花が咲くとは限りません。

種をまいて、じっくりと芽が出るのを待つ農家さんのように、「きっと大丈夫」と自信を持って待つ時間も、投資の大きな楽しみの一つです。なぜその会社を応援したいと思ったのか、その理由を信じて、どっしり構えていましょう。

約束3:まずは「お試し体験」からスタートする

いきなり大きな金額で始めるのは、プールの水温を確かめずに飛び込むようなもの。まずは1株や数万円など、お小遣いの範囲で「お試し体験」をしてみましょう。

実際に株の値動きを肌で感じることで、本や動画で学ぶのとは違う、リアルな感覚が身につきます。その小さな経験が、未来の大きな成功への一番の近道です。

まとめ

今回は、ダイヤモンド・ザイが教える「人気優待株」と「出遅れ株」、2つのタイプのヒーローの見極め方と、具体的な注目銘柄をご紹介しました。

この特集から学ぶべき最も重要なことは、単に銘柄を知ることではありません。「なぜこの株は人気なのか?」「なぜこの株は出遅れているのか?」という背景を自分なりに考え、納得できるストーリーを描ける銘柄に投資するという、投資の本質です。

そして、投資の第一歩を踏み出すあなたに、ザイが贈る「3つの約束」を、もう一度心に刻んでください。

  1. 人気の波には、慌てて飛び乗らない。
  2. 信じたお宝は、じっくり育つのを待つ。
  3. まずは「お試し体験」からスタートする。

周りのスピードに惑わされず、あなた自身のペースで、心から応援したいと思える「推し銘柄」を見つけ出すこと。それこそが、NISA時代を賢く、そして楽しく生き抜くための、最強の投資術と言えるでしょう。

ご注意

本記事は動画の内容をまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

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おっさん事業主
おっさん事業主
急に事業を始めた人
40代半ばに原因不明の体調不良で会社を退社し、しばらく休んでも回復する兆しがないので、出来そうなことから小さく事業を始めました。 何か大きなことを成し遂げたわけではないですが、事業をやってみて気が付いたことを、記録として残していきます。
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