【テスタ vs ふゆこ】投資の神々の頂上決戦!暴落で稼ぐ「攻め」と「守り」の投資術【ReHacQ動画まとめ】

百億円超を稼ぎ出す、短期~中期トレードの覇者「テスタ」。 鉄壁の守りで着実に資産を築く、長期高配当投資の賢者「ふゆこ」。
投資の世界で、全く異なるスタイルで頂点を極めた二人が、ついに対談。それぞれの哲学をぶつけ合いました。
「株価暴落、あなたならどうする?」 「個別株とインデックス、本当に強いのはどっち?」 「S&P500は、もう時代遅れ?」
この記事では、そんな全投資家必見のテーマについて交わされた、二人の“神々の対話”を徹底解説。さらに、彼らの壮絶な成功と失敗の経験談から、明日から使える「投資の教訓」までを凝縮してお届けします。
これは、どちらが正しいか決めるための記事ではありません。あなたがどちらのスタイルに心を揺さぶられるのかを知り、「自分だけの投資の軸」を見つけるための、最高の羅針盤です。

動画で紹介された投資術を、初心者でも分かるようにまとめました。
注意:投資は自己責任でお願いします。この記事は動画の内容をまとめたものであり、投資を推奨するものではありません。
攻めのテスタ、守りのふゆこ。投資哲学くらべ
「投資」と一言でいっても、そのやり方は人それぞれ。まるでスポーツのように、色々な戦い方があります。今回は、全くスタイルの違う2人のトッププレイヤー、テスタさんとふゆこさんの、それぞれの「投資哲学」を覗いてみましょう。あなたに合うのはどちらのスタイルでしょうか?
俊敏なハンター:テスタさんの投資哲学
【どんなスタイル?】
テスタさんは、日々の株価の動きを捉えて利益を狙う、短期〜中期のトレーダーです。獲物を見つけたら、俊敏に動いてチャンスを掴む、まるで熟練のハンターのようです。
【大切にしている投資哲学】 「勝つことよりも負けないこと」
ホームランを狙うより、三振をしないことを何よりも大切にします。大きな失敗を避けるための徹底したリスク管理と、「今はこう攻めよう」「今は引こう」と状況に合わせて戦術を変える柔軟さで、投資という厳しい世界で長く生き残っています。 そのために「損切り」(損失が小さいうちに、潔く売って傷口を広げないこと)が何より重要だと語っています。
鉄壁のお城づくり:ふゆこさんの投資哲学
【どんなスタイル?】
ふゆこさんは、一度株を買ったら一生持ち続けることを目指す、長期・高配当投資家。優良な会社を見つけて、どっしりと構える、まるでお城を築く名人のようです。
【大切にしている投資哲学】 「財務が鉄壁であること」
ふゆこさんが会社選びで絶対に見るのは、その会社の健康状態。借金が少なく、貯金がたくさんあるような、盤石な会社だけを選びます。 なぜなら、何よりも「減配しない」(株主へのお小遣いである配当が減らない)という安心感が欲しいから。経済の嵐が来てもびくともしない「鉄壁」の会社こそ、最高のパートナーだと考えています。
トピック①:株価暴落!そんな時、どうする?
投資家にとって最も気になる「暴落時の立ち回り」について、2人の考えは対照的でした。
テスタさんの暴落対策:「何もしない」か「攻める」か
- 基本は「何もしない」: 暴落の予兆を感じたら、まずはポジションを減らして現金比率を高め、嵐が過ぎ去るのを待ちます。無理に取引して損失を出すのが最悪のパターンです。
- チャンスと見れば「空売り」も: 下げ相場が得意なテスタさんは、暴落をチャンスと捉え、「空売り」(株価が下がると利益が出る手法)で積極的に利益を狙うこともあります。
- 暴落後の戦略: 市場が落ち着き、株価が底を打ったと判断すれば、割安になった優良株を「買い」で狙います。
ふゆこさんの暴落対策:「ひたすら買い増し」
- 暴落は「絶好の買い場」: ふゆこさんにとって、暴落は優良な高配当株を安く仕込むためのバーゲンセールです。
- 買い増しのルール: 予め「この銘柄は株価が〇〇円になったら買う」というルールを決めておき、暴落時も感情的にならず、淡々とルールに従って買い増しを続けます。
- なぜ買えるのか? 投資しているのが財務健全な優良企業ばかりなので、「いつか株価は戻る」という強い信頼感を持って買い向かうことができます。
トピック②:個別株 vs インデックス投資
どちらが良いのか?という永遠のテーマ。2人の答えは自身の投資スタイルを色濃く反映しています。
テスタさん:「もちろん個別株」
- 理由: インデックス(市場平均)を上回るリターン(アルファ)を狙うのがトレーダーの醍醐味だから。日経平均がマイナスでも、個別株ならプラスのリターンを出すことは可能であり、そこに全ての技術を注ぎ込みます。
- インデックス投資については? 「全く否定しない」としながらも、自身がやるなら「退屈してしまうかも」とコメント。ただし、投資に時間をかけられない人にとっては最良の選択肢の一つであると認めています。
ふゆこさん:「両方やるのが最強」
- 基本は「インデックス投資」: 資産形成の土台として、全世界株式(オール・カントリー)などのインデックスファンドへの積立投資を推奨。まずはこれで市場平均のリターンを確保し、守りを固めます。
- 個別株は「趣味と実益」: インデックス投資で守りを固めた上で、趣味や楽しみの要素として日本の高配当株に投資しています。インデックスを上回るリターンを狙うというよりは、配当金という「お小遣い」を得るのが目的です。
トピック③:S&P500はもう古い?
人気の米国株指数S&P500についての見解も、興味深いものでした。
テスタさん:「集中しすぎは危険」
- 懸念点: 現在のS&P500は、特定の巨大ハイテク企業(マグニフィセント・セブンなど)の値動きに影響されすぎており、分散が効いているとは言えない状態だと指摘。
- 今後の見通し: これらの巨大企業がもし失速した場合、S&P500全体が大きく下落するリスクがあるため、過去10年のような右肩上がりが続くとは限らないと考えています。
ふゆこさん:「オルカンの方が安心」
- S&P500を売却: ふゆこさん自身も、テスタさんと同様のリスクを感じ、保有していたS&P500連動の投資信託を売却し、より分散の効いた全世界株式(オール・カントリー)に一本化したことを告白。
- 理由: 全世界に分散投資することで、特定の国や企業への依存度を下げ、より長期的に安定したリターンが期待できると考えています。
テスタさんが語る「生き残り」の経験談
始まりはフリーターから。元手800万円の挑戦
テスタさんの投資家としてのキャリアは、意外にもフリーターから始まりました。元手となったのは、アルバイトで貯めた300万円と、もともと持っていた500万円の合計800万円。当時はライブドアショックなどで相場が大きく変動する時代でしたが、「デイトレードなら、その日のうちに決済するから大丈夫だろう」と考え、短期売買の世界に足を踏み入れました。
最初の成功と、リーマンショックでの挫折
当初は順調に資産を増やし、2〜3年で2,000万円以上にまで到達しました。しかし、そこで歴史的な金融危機「リーマンショック」に直面します。
テスタさんは、この暴落をチャンスと捉え、「買い」で挑みましたが、株価は予想をはるかに超えて下落し続けました。結果として、資産は2,000万円から500万円へと激減。元手の800万円を割り込むという、投資家として最大の挫折を味わいます。
挫折から学んだ「負けない」投資哲学
この大失敗から、テスタさんは投資家として最も重要な教訓を学びます。それは「勝つことよりも、まず負けないこと」。
それ以降、彼は「損切り」の技術を徹底的に磨き上げました。少しでも自分のシナリオと違う値動きをすれば、たとえ小さな損失でも即座に決済し、大きなダメージを避ける。この「リスク管理」こそが、テスタさんが100億円以上という莫大な資産を築き、今なお市場で生き残り続けている最大の理由です。
テスタさんの経験から学ぶ、3つの教訓
1. 「自分は大丈夫」という過信が最も危険
テスタさんは当初、「デイトレードなら大丈夫だろう」と考え、順調に資産を増やしました。しかし、リーマンショックという想定外の事態によって、資産の75%を失う大失敗を経験します。
投資に「絶対」はありません。どんな手法であっても、市場が予想を超えた動きをする可能性は常にあります。ビギナーズラックで成功が続いた時こそ、「自分は大丈夫」という過信を捨て、常に最悪の事態を想定しておくことが重要です。
2. 「損切り」こそが、市場で生き残るための最強の武器
資産を大きく減らした最大の原因は、下落する株を「いつか戻るだろう」と持ち続けてしまったことです。この手痛い失敗から、テスタさんは「大きく勝つこと」よりも「大きく負けないこと」の重要性を学びました。
「損切り」、つまり損失を確定させる売り注文は、投資家にとって最も重要で、最も難しい技術です。「買値まで戻ってほしい」という感情を捨て、「これ以上損失を広げない」というルールを機械的に守ること。これこそが、大失敗を避け、長く市場に残り続けるための秘訣です。
3. 大きな失敗から学ぶことが、成長への一番の近道
テスタさんが億トレーダーになれたのは、最初の成功があったからではなく、リーマンショックでの大失敗があったからです。資産のほとんどを失うほどの挫折を経験したことで、彼の投資哲学は「攻め」から「守り」へと昇華し、その後の大きな成功に繋がりました。
投資を始めたばかりの頃の小さな失敗は、むしろ貴重な「学び」の機会です。なぜ失敗したのかを徹底的に分析し、それを次の投資に活かすこと。失敗を恐れずに挑戦し、その経験から学び続ける姿勢こそが、投資家として成長するための鍵となります。
ふゆこさんが語る「手堅い」資産形成の経験談
「節約」と「インデックス投資」から始まった資産形成
ふゆこさんの資産形成の原点は、徹底した「節約」にあります。そうして貯めたお金を、まずは投資の王道である「インデックス投資」(全世界株式やS&P500など)で着実に運用し、資産の土台を築き上げました。
彼女にとって、インデックス投資は資産形成の「主食」のような存在。まずはこれで市場平均のリターンを確保し、守りを固めることを最優先としています。
「趣味」として始めた日本の高配当株投資
インデックス投資で安定した資産の土台ができた後、ふゆこさんは「趣味」や「楽しみ」として、日本の個別高配当株への投資を始めました。
彼女の目的は、個別株でインデックスを大きく上回るリターンを狙うことではありません。財務が健全な優良企業に投資し、そこから得られる配当金を、日々の生活を豊かにするための「お小遣い」として捉えています。
S&P500からの乗り換え経験
ふゆこさんは当初、人気の米国株価指数「S&P500」に連動する投資信託を保有していました。しかし、テスタさんと同じく、近年のS&P500が特定の巨大ハイテク企業の値動きに影響されすぎている点に懸念を抱くようになります。
「これでは分散が効いているとは言えないかもしれない」と考えた彼女は、保有していたS&P500を全て売却。より広く世界中の企業に分散されている「全世界株式(オール・カントリー)」に資産を一本化したという、経験に基づいたリアルな判断を語っています。
ふゆこさんの経験から学ぶ、3つの教訓
1. 投資の第一歩は「節約」。まずは「守りの土台」を築こう
ふゆこさんの資産形成は、徹底した「節約」から始まっています。そして、その節約で生み出したお金を、まずは「インデックス投資」という、世界中の株に広く分散投資する王道の手法で運用しました。
投資で大きなリターンを狙う前に、まずは節約で「投資のタネ銭」を確実に作ることが何よりも重要です。そして、そのタネ銭は、いきなり個別の株に投じるのではなく、全世界株式(オール・カントリー)のようなインデックス投資で、世界経済の平均点を着実に狙うことから始めましょう。これが、どんな相場でも崩れない「資産の土台」となります。
2. 個別株は「趣味」と「お小遣い」。楽しむことが長続きの秘訣
ふゆこさんは、資産の「土台」をインデックス投資で固めた上で、余剰資金の範囲で「趣味」として日本の高配当株に投資しています。目的は、インデックスを上回るリターンを焦って追求することではなく、配当金という「お小遣い」を得て、日々の生活を豊かにすることです。
投資初心者が個別株に挑戦するなら、生活を脅かさない範囲の金額で、自分が応援したい企業や、配当金が楽しみになるような企業を選びましょう。「儲けなきゃ!」と力むのではなく、「趣味」や「社会との繋がり」として楽しむくらいの余裕を持つことが、ストレスなく投資を長く続けるための鍵です。
3. 学び続け、考え続ける。投資戦略はアップデートしてOK
ふゆこさんは、多くの人が「鉄板」と信じていた「S&P500」に対して、「特定の企業に影響されすぎているのでは?」という疑問を持ち、自ら学び、考えた結果、より分散の効いた「全世界株式」へと乗り換える決断をしました。
投資の世界に「一度決めたら変えてはいけない」というルールはありません。むしろ、経済の状況や新しい情報を学び、自分の考えを柔軟にアップデートしていくことが非常に重要です。「みんなが良いと言っているから」と思考停止するのではなく、「自分はなぜこれに投資するのか?」と常に問い続け、納得のいく選択を積み重ねていきましょう。
まとめ
攻めのテスタ、守りのふゆこ──。二人のトッププレイヤーによる今回の対談が、私たちに教えてくれた最も重要な教訓。それは、「投資に、唯一の正解はない」ということです。
- ハンターの道(テスタ流) リーマンショックでの大失敗から「勝つことより負けないこと」を学び、徹底したリスク管理と損切りを武器に、相場と対峙し続ける。日々チャンスを狙い、市場平均を上回るリターンを追求する、積極的な投資家のための道です。
- 城主の道(ふゆこ流) 「節約」と「インデックス投資」で鉄壁の土台を築き、その上で趣味として高配現金を楽しむ。暴落は「絶好の買い場」と捉え、財務優良な企業をどっしりと持ち続ける、長期的な安心を求める投資家のための道です。
この対談は、あなた自身の投資家としての“魂”を映し出す鏡です。暴落という言葉に胸が高鳴るか、それとも安堵するか。S&P500のリスクをどう捉えるか。
二人の賢者の言葉を参考に、あなたが心から「これなら続けられる」と納得できる、自分だけの投資スタイルを見つけ出すこと。それこそが、億り人への、最も確かな第一歩となるでしょう。
本記事は動画の内容をまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。