【元サラリーマン→資産3.8億円】立川一の「増配株」投資術|“難しい勉強は一切不要”の必勝法(億り人の必勝法vol.03)

「ごく普通のサラリーマンが、株式投資で資産3.8億円」──。
それは、天才トレーダーの物語ではありません。リスクを徹底的に嫌い、安定した職業から「億り人」へと到達した投資家・立川一さんの、驚くほど堅実で、誰でも真似できる投資術の記録です。
「PER?PBR?」そんな難しい金融用語や複雑な分析は一切不要。彼が信じるのは、たった一つの、誰の目にも明らかな「ゆるぎない事実」だけでした。
この記事では、その核心となる「10年以上、毎年お小遣いを増やしてくれる会社」だけを選び抜き、もらった配当金で「魔法の雪だるま」を作るように資産を増やしていく、究極にシンプルな投資の神髄を徹底解説します。

動画で紹介された株や投資のコツを、初心者でも分かるようにまとめました。
注意:投資は自己責任でお願いします。この記事は動画の内容をまとめたものであり、投資を推奨するものではありません。
「お小遣いが増え続ける株」の探し方
「投資って、大切なお金が減ってしまったらどうしよう…」
そんな不安を抱えるあなたにこそ知ってほしい、元サラリーマンの立川さんがたどり着いた「とにかく資産を減らさない」という、鉄壁の守りを誇る投資術があります。その驚くほどシンプルな3つのルールを見ていきましょう。
ルール1:「毎年お小遣いを上げてくれるか」だけを見る
立川さんが、数ある会社の中からたった一つだけ信じるもの。それは「10年以上、毎年必ず配当(お小遣い)を増やしてくれている」という、ゆるぎない実績です。
- 未来への自信の表れ! 「来年も、もっとお小遣いを増やしますね!」と約束できるのは、会社が「これからも利益を出し続けられる」と自信を持っている何よりの証拠です。
- 優等生だけが見つかる魔法のフィルター! 10年以上も約束を守り続けられる会社は、景気の嵐を乗り越える体力と賢さを持った、本物のエリート企業だけ。自然と、最高の会社だけを選び出せます。
- 暴落にも強い「お守り」になる! もし市場全体がパニックになっても、このタイプの株は値下がりしにくい傾向が。なぜなら、値段が下がるほど配当のお得度が増すので、「今がチャンス!」と買いたい人が現れやすいからです。
ルール2:難しいお勉強は、一切しなくてOK!
「PER?PBR?」…そんな難しい言葉や複雑な分析は、一切しなくて大丈夫です。
「10年以上、お小遣いを増やし続けている」という、誰の目にも明らかな過去の実績(=変えようのない事実)こそが、どんな難しい未来予測よりも信頼できる、というのが立川さんの考え方です。
ルール3:もらったお小遣いで「魔法の雪だるま」を作る
会社からもらったお小遣い(配当金)は、使わずに、そのお金で同じ会社の株を買い増しします。
すると、どうなるでしょう? 新しく買った株が、さらに新しいお小遣いを生み出してくれるのです。まさにお金がお金を生む「複利」の魔法!小さな雪玉が、坂道を転がりながらどんどん大きくなるように、あなたの資産は雪だるま式に成長していきます。
立川さん注目!具体的な「連続増配」銘柄
動画内では、上記の考え方を象徴する銘柄として、具体的な2銘柄が紹介されました。株を始めたばかりの方でも理解しやすいように、筆者の視点で初心者向けに分かりやすくまとめています。
KDDI (9433)
- 特徴:
- KDDIは「au」ブランドで有名な大手通信キャリアです。スマホやインターネット回線のサービスだけでなく、電気・金融・ショッピングなどをまとめた「au経済圏」を広げています。身近な生活インフラを支える企業なので、安定感があります。
- メリット:
- 23期連続で増配中:長年にわたって毎年配当金を増やしており、株主にとって安心できる銘柄。
- 安定した収益基盤:通信事業は景気に左右されにくく、利用者が途切れにくいのが強み。
- 株主優待が魅力的:カタログギフトがもらえるため、家族で楽しめる特典として人気。
- 株価の安定感:長期的には右肩上がりの成長を続けています。
- デメリット:
- 規制リスク:政府が通信料金の値下げを求めることがあり、収益に影響する可能性があります。
- 競争激化:楽天モバイルや格安SIM事業者との競争が今後も続きます。
- 未来の見通し:
- 今後のKDDIは、通信だけでなく「au経済圏」を拡大することで成長が期待されています。たとえば、スマホ決済「au PAY」や電気サービス、金融商品などを通じて、ユーザーの生活全般をサポートする仕組みを強化中です。
- また、次世代通信「5G」の普及や、IoT(家電や車などをネットにつなぐ技術)、AIを活用した新サービスも拡大のカギになります。
- 長期的には、安定した配当を受け取りながら、緩やかな株価成長を期待できる“守りと攻めのバランス”が取れた銘柄といえるでしょう。
三菱HCキャピタル (8593)
- 特徴:
- 三菱HCキャピタルは、業界トップクラスの規模を誇る大手総合リース会社です。リースとは、企業が必要な機械や設備、車両、航空機などを購入せずに借りる仕組みのこと。企業の成長や景気の変化に応じて需要が広がる、重要なサービスを提供しています。
- メリット:
- 26期連続増配を予定:長期的に安定して配当を増やしてきた実績があり、株主への還元姿勢が強い。
- 景気変動に強い:金融やリースを中心に幅広い事業を展開しており、景気の波を分散しやすい。
- 高い配当利回り:配当収入を重視する投資家にとって大きな魅力。
- 大企業とのつながり:三菱グループの信用力があり、取引先も多岐にわたる。
- デメリット:
- 金利上昇リスク:金利が上がると企業が設備投資を控えるため、リース需要が減る可能性がある。
- 景気の長期低迷:企業が投資を控える時期には業績の伸びが鈍ることがある。
- 未来の見通し:
- 今後の三菱HCキャピタルは、単なる「リース会社」にとどまらず、世界規模での金融サービス企業として成長を続けると期待されています。
- 環境分野への注力:再生可能エネルギーや電気自動車など「脱炭素社会」に向けたリース需要が拡大。
- グローバル展開:航空機リースや海外プロジェクトなど、世界市場での存在感を高めています。
- デジタル化の推進:AIやIoTを活用した新しいビジネスモデルも育成中。
- そのため、三菱HCキャピタルは今後も「安定配当+成長性」の両方を兼ね備えた銘柄として注目できます。
- 今後の三菱HCキャピタルは、単なる「リース会社」にとどまらず、世界規模での金融サービス企業として成長を続けると期待されています。
焦らない投資、成功への「3つの約束」
投資の世界に足を踏み入れると、たくさんの情報や周りの人の成功談に、心が揺れてしまうかもしれません。そんな時、あなたを支えてくれる「道しるべ」となる、大切な3つの約束をご紹介します。
約束1:まずは「お試し体験」で第一歩を
最初から完璧な布陣を組む必要はありません。まずは、多くの人が信頼する王道の株をたった一つでもいいので、実際に買ってみましょう。
一番大切なのは、あなたのもとへ「お小遣い(配当金)」が届くという、あの嬉しい『お金がお金を生む』瞬間を、一度でも体験すること。その小さな成功体験が、「投資って、本当に自分の力になるんだ!」という大きな自信に変わります。
約束2:結果を急がない。「育てる」時間を楽しむ
この投資術は、種をまいて、大きな木に育つのを待つような、長い時間のかかる物語です。数ヶ月や1年で結果を求める短距離走ではありません。
だから、毎日、株価の画面とにらめっこする必要は全くありませんよ。5年、10年という長い時間の中で、毎年届くお小遣いを楽しみながら、あなたの資産がどっしりと育っていくのを、ゆったりと見守りましょう。
約束3:周りの「お祭り」に、心を動かされない
投資を始めると、「今はこの株がお祭り騒ぎだよ!」「あの人は短期売買で大成功!」といった、キラキラした情報がたくさん耳に入ってきます。
でも、そこで心を動かしてはいけません。あなたが信じると決めた、「毎年お小遣いを増やしてくれる会社を選ぶ」という、とてもシンプルで力強いルール。このたった一つの道を、まっすぐに歩き続けることこそが、あなたのゴールへの一番の近道です。
まとめ
今回は、元サラリーマン「億り人」立川一さんの、資産を「減らさず、着実に増やす」ための、王道とも言える投資術をご紹介しました。
その投資法は、驚くほどシンプル。しかし、資産形成の本質を突いた、非常に強力な哲学に基づいています。最後に、その「3つの掟」を心に刻みましょう。
- 信じるのは「10年以上の連続増配」という事実だけ → これだけで、優良企業を自動的に見つけ出す「魔法のフィルター」となる。
- 難しい勉強は一切しない → 複雑な未来予測より、誰にも変えようのない「過去の実績」を信じる。
- もらった配-当金は、すべて再投資に回す → お金がお金を生む「魔法の雪だるま(複利)」を、時間をかけて大きく育てていく。
この投資術に、派手な一発逆転はありません。しかし、忙しいサラリーマンや投資初心者でも、日々の値動きに一喜一憂することなく、5年、10年という長い時間軸で、どっしりと構えて資産を育てていくことができます。
この記事が、あなたの「お金の不安」を「育てる楽しみ」に変える、最初の一歩となれば幸いです。
本記事は動画の内容をまとめたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。