【さよならロッテリア】54年の歴史に幕。全店「ゼッテリア」化で激変する外食業界と、動意づくかもしれない「低位株」たち
「エビバーガーといえばロッテリア」 そんな常識が、ついに過去のものになろうとしています。
2026年1月、ゼンショーホールディングスが「ロッテリアの国内全店を『ゼッテリア』に転換する」という方針を固めました。 1972年の創業から54年。慣れ親しんだ名前が消える寂しさの一方で、株式市場では「ゼンショーによる徹底的な効率化・業界再編」のシグナルとして、関連株への注目が集まっています。
今回は、この歴史的転換のニュース概要と、外食再編の波でチャンスが生まれるかもしれない「関連銘柄(低位株・テーマ株)」について解説します。
ロッテリアが消滅し「ゼッテリア」へ
報道(日本経済新聞等)によると、概要は以下の通りです。
- 何が起きる?: 国内の「ロッテリア」全店舗を、2026年3月をめどに閉店・順次新業態へ転換。
- 新ブランド: 「ZETTERIA(ゼッテリア)」。
- ※ゼンショー(ZENSHO)×ロッテリア(LOTTERIA)を掛け合わせた名称。
- 狙いは?:
- 調達の共通化: 「すき家」などを抱えるゼンショーグループの巨大な仕入れ網(MMD)を活用し、原価を下げる。
- 脱・安売り: ファストフードとカフェの中間のような業態にし、客単価アップを狙う。
ゼンショーは2023年にロッテリアを買収して以来、テスト的に「ゼッテリア」を展開してきましたが、ついに「完全移行(ロッテリアブランドの廃止)」へ舵を切った形です。
株式市場へのインパクト:なぜ株価が動く?
このニュースは、単なる看板の掛け替えではありません。 「外食業界の王者・ゼンショーが、バーガー業界でも本気でコスト戦争を仕掛けてきた」ことを意味します。
- 業界再編の加速: 「大手グループに入らないと生き残れない」という空気が強まり、中小の外食チェーン(特に低位株)に再編・TOBなどの思惑が働きやすくなります。
- DX・省人化需要: ゼッテリアは券売機やモバイルオーダーをフル活用する店舗設計です。これに伴い、店舗DXや省人化機器を扱う企業に特需の連想が働きます。
3. 影響を受けやすい「外食・関連テーマ株」(低位株中心)
ゼンショー本体(7550)は株価が高く大型株ですが、このニュースの余波で動く可能性がある「手頃な低位株・中小型株」をピックアップしました。
外食チェーン(再編・競争激化テーマ)
ロッテリアの消滅は、中小チェーンにとって「明日は我が身」。生き残りをかけた施策や、再編期待で注目される銘柄群です。
- ペッパーフードサービス (3053)
- 【外食低位株の代表】
- 「いきなり!ステーキ」運営。業績立て直し中のため株価は低位(百円台〜)で推移。業界の再編ムードが高まると、思惑買いが入りやすい筆頭銘柄です。
- アトム (7412)
- 【コロワイドグループ】
- 回転寿司やステーキ宮など。大手グループ傘下ですが株価は手頃。ゼンショーの攻勢に対し、他グループがどう動くかという視点で注目されます。
- WDI (3068)
- 【海外ブランド展開】
- カプリチョーザやエッグスンシングスなど。ファストフードとは異なる「付加価値・高単価」路線のため、ゼッテリアのカフェ化戦略と比較されやすい銘柄です。
食材流通・卸(仕入れ効率化テーマ)
ゼンショーの強みは「仕入れ」です。外食業界全体で「食材卸の効率化」がテーマになります。
- ミクリード (7687)
- 【個店向け食材卸】
- 中小飲食店向けの食材通販。大手チェーンの寡占化が進む中、逆に「個店」を支えるインフラとして存在感があります。時価総額が小さく、値動きが軽いテーマ株です。
- 久世 (2708)
- 【食材卸】
- 首都圏を中心に外食向け食材を卸す企業。外食需要の回復や業界変動の影響をダイレクトに受けます。
店舗DX・省人化(オペレーション関連)
新ブランド「ゼッテリア」は、少人数で回せる店舗運営が特徴です。
- RPAホールディングス (6572)
- 【業務自動化】
- 事務作業のロボット化(RPA)が本業ですが、外食・小売業界のDX支援も手掛けています。人手不足解消テーマとして連想されやすい銘柄です。
- アルファ (3434)
- 【コインロッカー・キー】
- 直接的ではありませんが、店舗の無人受け渡し機やセキュリティ関連で、店舗の省人化テーマの際に物色されることがある低位株です。
今回紹介した「ペッパーフードサービス」や「ミクリード」などは、数万円単位で買える手軽さが魅力です。 しかし、こうした低位株を何度も売買したり、優待狙いで少しずつ買い集める際に、毎回手数料を払っていては利益が目減りしてしまいます。
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投資家視点のまとめ
- ゼンショー(親会社): ブランド統合による収益改善はポジティブですが、すでに株価には織り込み済みの場合が多いです。
- 低位株(周辺銘柄): 「次はどこが再編される?」「店舗DXの波が来る?」という連想ゲームで短期的に資金が向かう可能性があります。
54年続いた「ロッテリア」の名前が消えるのは寂しいですが、投資家にとっては「外食業界の勢力図が塗り替わる瞬間」でもあります。 変化の波に乗れる銘柄を、今のうちにチェックしておきましょう。
日本のバーガー戦争も激化していますが、世界規模で見れば「マクドナルド(米国株)」の強さは圧倒的です。 連続増配企業としても有名なマクドナルド株を、ポートフォリオの守りとして組み入れるのも王道の戦略です。
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- 本記事の内容は、公開時点の情報を基にした投稿者個人の主観による「予想」や「考察」であり、将来の事実や結果を保証するものではありません。
- 記事内で紹介している銘柄、株価、発売時期、仕様などは推測を含みます。
- 投資や購入に関する最終的な決定は、必ずご自身で最新の企業IRや公式情報をご確認の上、自己責任で行ってください。
- ※本記事で紹介している証券会社はPRを含みます
本記事の解説は、以下の報道および市場動向に基づいています。
- 日本経済新聞(2026年1月報道)
- ロッテリア、54年の歴史に幕 全店「ゼッテリア」に転換 – 日本経済新聞
- 「ロッテリア、全店『ゼッテリア』に ゼンショーHD、3月めど」に関する記事。ゼンショーのマルチ・マーチャンダイジング(MMD)システム活用によるコスト削減戦略について。
- ゼンショーホールディングス IR情報
- https://www.zensho.co.jp/jp/ir/
- 過去のM&A戦略(すき家、はま寿司、ココス等)と、グループ統合によるシナジー効果の実績。
- Kabutan(株探) / Yahoo!ファイナンス
- https://kabutan.jp/
- https://finance.yahoo.co.jp/
- 各関連銘柄(ペッパーフードサービス、アトム、ミクリード等)の事業内容、株価水準(低位株かどうか)、および過去の外食テーマ時の値動き傾向。
