【2026年新NISA】月3万で億り人は本当か?ほったらかし投資の正解と、絶対に買ってはいけない手数料の罠【投資シミュレーション】
新NISAが定着しつつある2026年。「月3万円の積立で、将来は億り人(1億円)!」という甘い言葉をSNSや広告で見かけることはありませんか?
結論から言います。月3万円で億り人は、理論上可能ですが「20年やそこらでは無理」です。
投資の世界には、資産を増やす「攻め」と同じくらい、余計なコストを払わない「守り」が重要です。 今回は、新NISAでほったらかし投資をする場合の「唯一の正解」と、あなたの資産を食いつぶす「手数料の地雷」について徹底解説します。

別記事の表現(言葉つかい)をマイルドにリライトしました。
結論:ほったらかし投資の「正解」はこの2つ
「これ一択」と言える投資先は、以下のどちらかです。 プロの投資家でも勝つのが難しい相場で、素人が勝てる唯一の方法は「市場全体を、低い手数料で買うこと」だからです。
全世界株式(オール・カントリー/通称:オルカン)
- 商品名:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 特徴: これ1本で世界中の優良企業に分散投資できる。
- 向いている人: 「どの国が伸びるか考えるのも面倒」「一番安全な道を行きたい」人。
- 理由: 米国がこけても他がカバーする仕組みがあり、20年〜30年の放置に最適。
米国株式(S&P500)
- 商品名:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 特徴: 世界最強の経済大国、アメリカのトップ500社に集中投資。
- 向いている人: 「やっぱりアメリカが最強」「多少のリスクをとってもリターンを最大化したい」人。
どちらも「手数料(信託報酬)」が年0.1%以下と激安です。これが長期投資で勝つための絶対条件です。
現実検証:「月3万で億り人」は可能なのか?
「月3万円積み立てれば1億円になる」という広告の裏側を、電卓を叩いて検証してみましょう。
- 積立額: 月3万円(年36万円)
- 想定利回り: 年利5%(株式投資の現実的な平均)
【結果:1億円に届くまでの年数】
- 20年後: 約1,230万円(元本720万円)
- 30年後: 約2,500万円(元本1,080万円)
- 40年後: 約4,600万円(元本1,440万円)
- 50年後: 約7,900万円
- 56年後: ようやく1億円到達
月3万円で「億」を目指すには、50年以上の時間が必要です。
「20年で億り人」を目指すなら、月3万円では足りません。入金額を増やすか、とてつもないハイリスク商品(ギャンブル)に手を出す必要があります。
しかし、「老後資金2,000万円」なら30年弱で達成可能です。これが現実的な「ほったらかし投資」のゴールです。
NISAシミュレーション
【60年検証】
新NISA 手数料の罠シミュレーター
比較する「地雷商品」を選択してください:
年1.5%
年3.0%
年3.5%相当
(低コスト 0.1%)
| 積立元本 | — |
| 運用益 | — |
| コスト目減り | — |
(高コスト+隠れコスト)
| 積立元本 | — |
| 運用益 | — |
| 受取分配金(累計) | — |
| 逸失利益(損) | — |
※「逸失利益」は、低コストのインデックスファンドを選んでいた場合に得られたはずの金額との差額です。
※実質利回りがマイナスになる場合、元本割れが発生します。
- 本シミュレーション結果は、入力された条件(想定年利・コスト等)に基づく簡易的な概算値であり、将来の運用成果や元本の保証をするものではありません。
- 計算は一定の利回りで推移したと仮定したものであり、実際の市場における価格変動(リスク)、税金(約20.315%)、インフレ、および商品の詳細な隠れコスト等は完全に反映されていません。
- 「地雷商品」として設定している手数料率(年1.5%〜3.5%)は、一般的な高コスト商品の事例を参考にした推計値です。特定の商品を指すものではありません。
- 「損失の具体化(例:高級車1台分)」等のメッセージは、手数料差額の規模を直感的に理解いただくための比喩表現です。
- 投資の最終決定は、必ずご自身の判断と責任において行ってください。本ツールの利用により生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いかねます。
資産を溶かす「年利〇〇%」の罠と手数料地雷
投資信託を選ぶ際、リターン(過去の成績)ばかり見ていませんか? 実は、「手数料」こそが最大の敵です。
手数料は「毎年」確実に引かれるマイナス
リターン(利益)は不確実ですが、手数料は確実に引かれます。しかも「複利」で効いてきます。
例:1,000万円を運用する場合
- 手数料0.1%(インデックス): 年間コスト 1万円
- 手数料2.0%(ボッタクリ商品): 年間コスト 20万円
たった2%と思うかもしれませんが、20年間で数百万円の差になります。 「高い手数料を払えば、プロが良い運用をしてくれる」というのは幻想です。多くのデータが、「高コストなアクティブファンドは、低コストなインデックスファンドに勝てない」ことを証明しています。
見えない「隠れコスト」に注意
目論見書に書かれている「信託報酬」以外にも、コストは潜んでいます。
- 売買委託手数料: ファンド内で株を頻繁に売り買い(回転売買)すると発生。
- 成功報酬: 「儲かったらその分さらに徴収します」という契約。
絶対に買ってはいけない「地雷商品」3選
銀行の窓口や、ネット広告で勧められても、以下の商品は「ほったらかし」には不向きです。
毎月分配型(タコ足配当)
「毎月お小遣いがもらえる!」と高齢者に人気ですが、利益が出ていない月は「あなたの預けた元本を取り崩して」配当を出しています。 これでは資産が増えるどころか、どんどん減っていきます。新NISAの成長投資枠でこれを選ぶのは自殺行為です。
テーマ型アクティブファンド
「AI関連」「宇宙開発」「脱炭素」など、その時々の流行りテーマを集めたもの。
- 手数料が高い(年1.5%〜2%超えもザラ)
- 流行り廃りがある(ブームが終われば暴落) 20年放置するにはリスクが高すぎます。
ラップ口座(ファンドラップ)
「プロにお任せ」の代名詞ですが、投資信託の手数料に加えて「投資顧問料」などの管理コストが二重にかかります。 「オルカンを買って放置」する以上の成績を出すことは、コストの分だけ困難です。
まとめ:成功のためのチェックリスト
2026年、新NISAで資産形成を成功させるための「地雷回避リスト」はこれです。
- 信託報酬は「年0.2%以下」を選ぶ
- 「毎月分配型」は避ける
- 「今が旬のテーマ株」ファンドは避ける
- 「年利〇〇%保証」のような煽り文句を信じない
そして、最終的な結論(アクションプラン)は一つ。
「全世界株式(オルカン)」か「S&P500」の投資信託を、 ネット証券で積み立て設定し、あとは忘れて寝ておくこと。
これが、誰にでも再現可能で、最も地雷を踏まない「ほったらかし投資」の正解です。
- 本記事の内容は、公開時点の情報を基にした投稿者個人の主観による「予想」や「考察」であり、将来の事実や結果を保証するものではありません。
- 記事内で紹介している銘柄、株価、発売時期、仕様などは推測を含みます。
- 投資や購入に関する最終的な決定は、必ずご自身で最新の企業IRや公式情報をご確認の上、自己責任で行ってください。
- ※本記事で紹介している証券会社はPRを含みます
本記事の解説は、以下の金融庁および市場データに基づいています。
- 金融庁「資産形成のシミュレーション」
- 金融庁 NISA特設サイト
- 月3万円・年利5%での積立シミュレーション結果に基づく。
- SPIVA (S&P Indices Versus Active)
- SPIVA Japan Scorecard
- 「長期において、多くのアクティブファンド(高コスト)はインデックスファンド(低コスト)の成績を下回る」というデータ根拠。
- 投資信託協会
- 投資信託のコスト – 投資信託協会
- 投資信託のコスト(信託報酬、隠れコスト)の仕組みについての解説。
