【円高メリット株】為替が変われば主役も変わる!恩恵を受ける「業種・銘柄」完全リスト
「円安が終わって、円高トレンドに入ったらどうする?」 株式市場において、為替の変動はゲームのルールが変わるのと同じです。
これまで「円安=輸出企業(トヨタなど)が儲かる」という図式で日本株は動いてきましたが、円高局面ではその逆の現象が起きます。 つまり、輸入コストが下がり、利益率が劇的に改善する「内需・輸入関連株」が主役に躍り出るのです。
今回は、円高になった時に買われる「円高メリット株」の代表銘柄と、その理由をセクター別に解説します。
そもそも「円高メリット」とは?
仕組みはシンプルです。 「円の価値が上がる = 海外のモノを安く買える」ということです。
- 原材料・エネルギーコストが下がる
- 海外からの仕入れ値が下がる
- 海外旅行に行きやすくなる
これにより、「輸入比率が高い企業」や「コスト削減が進む企業」の業績が上振れしやすくなります。
セクター別:円高で輝く「代表銘柄」リスト
円高局面で資金が流入しやすい5つのセクターを紹介します。
小売・外食(輸入の王道)
最も分かりやすいのがここです。海外で作った商品や原材料を輸入して日本で売る企業は、仕入れコストが下がり、利益(粗利)が増えます。
- ニトリホールディングス (9843)
- 【理由】:商品の多くを海外生産・輸入しているため、「円高メリット銘柄の代表格」として真っ先に買われます。
- 神戸物産 (3038)
- 【理由】:「業務スーパー」を展開。海外からの直輸入食品が多いため、円高は直接的なプラス要因です。
- 良品計画 (7453)
- 【理由】:無印良品。海外生産比率が高く、調達コスト減の恩恵を受けます。
- 外食大手(すかいらーく 3197 / ゼンショー 7550)
- 【理由】:食材(肉、野菜、小麦など)の多くを輸入に頼っているため、原価率の改善に直結します。
エネルギー・電力(コスト激減)
日本のエネルギーは輸入頼みです。燃料費が下がることは、そのまま利益直結の材料になります。
- 東京電力HD (9501) / 関西電力 (9503)
- 【理由】:火力発電の燃料であるLNG(液化天然ガス)や原油はドル建て決済が基本。円高になれば調達コストが数百億円規模で浮く可能性があります。
製紙・食品(原材料安)
- 日本製紙 (3863) / 王子HD (3861)
- 【理由】:紙の原料である「木材チップ」や、製造にかかる「石炭・エネルギー」を輸入しているため、コストダウン効果が大きいです。
- 日清食品HD (2897) / 味の素 (2802)
- 【理由】:小麦や油脂などの原材料価格が落ち着くことで、利益体質が強化されます。
航空・旅行(燃料安+アウトバウンド)
- ANAホールディングス (9202) / 日本航空 (9201)
- 【理由】:航空会社の最大のコストである「燃油」はドル払いです。円高はこの支払負担を大幅に減らします。また、日本人の海外旅行(アウトバウンド)需要の復活も追い風になります。
投資・商社(買い手市場)
- ソフトバンクグループ (9984)
- 【理由】:海外のテック企業への投資がメイン。円高になれば、ドル建ての資産価値は目減りしますが、「新規投資」を安く行えるという点では攻めのチャンスになります。
- 三菱商事 (8058) / 伊藤忠商事 (8001)
- 【理由】:海外資源権益の利益は目減りしますが、輸入取引の採算改善や、海外企業の買収(M&A)には有利に働きます。
為替トレンドが変わると、ポートフォリオの中身を「輸出株」から「内需株(ニトリや電力など)」へ入れ替える必要があります。 しかし、こまめに銘柄を入れ替える際、その都度手数料を払っていては利益が目減りしてしまいます。
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逆に「逆風」になるセクターは?
円高局面では、以下の「輸出主力株」は警戒が必要です。海外で稼いだ利益を円に換算した時に目減りしてしまうからです。
- 自動車(トヨタ、ホンダ、マツダなど)
- 精密機器・電子部品(村田製作所、TDKなど)
- 機械(コマツ、クボタなど)
ポートフォリオがこれらの銘柄ばかりだと、円高局面で資産が目減りしやすいため、内需株(ニトリや電力など)を混ぜてリスク分散するのがセオリーです。
円高が進むと日本の輸出株には逆風ですが、逆に言えば「米国株が日本円で安く買える」ボーナスタイムでもあります。 円安の時は割高で手が出なかった「Amazon」や「Apple」、高配当な米国ETFなどを仕込むには、円高局面は絶好の機会です。
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投資家へのアドバイス:どう動くべき?
為替トレンドが変わった時、投資家が取るべき戦略は2つです。
- 短期勝負なら「小売・電力」
- ニトリや電力株は、為替ニュースに対する感応度が高く、すぐに株価が反応します。
- 中長期なら「内需・高配当」
- 円高が進む=国内のインフレ(物価高)が落ち着き、消費者の財布の紐が緩む可能性があります。長期的に見て、国内向けのサービス業や通信株などが安定します。
「円安が終わるかも?」と感じたら、まずはニトリや電力株の動きをチェックしてみてください。そこが相場の転換点になるはずです。
今回解説した通り、日本株の主役交代は「為替(ドル円)」の動き一つで決まります。 私はリスク管理として、株だけでなく「DMM FX」で為替の動きも常にチェックし、トレンドが変わる瞬間を見逃さないようにしています。
また、DMM FXは現在、口座開設+取引で最大50万円のキャッシュバックを実施しています。 これをうまく活用して、そのまま「円高メリット株の購入資金」の足しにするのも、資金効率を高める賢い投資家の立ち回りです。
- 本記事の内容は、公開時点の情報を基にした投稿者個人の主観による「予想」や「考察」であり、将来の事実や結果を保証するものではありません。
- 記事内で紹介している銘柄、株価、発売時期、仕様などは推測を含みます。
- 投資や購入に関する最終的な決定は、必ずご自身で最新の企業IRや公式情報をご確認の上、自己責任で行ってください。
- ※本記事で紹介している証券会社はPRを含みます
本記事の解説は、以下の経済理論および企業IR情報に基づいています。
- 各社有価証券報告書・決算資料
- ニトリHD: 為替感応度に関する記述(1円の円高による経常利益へのプラス影響額)。
- 東京電力HD: 燃料費調整制度と為替レートの影響に関する試算データ。
- 経済産業省・通商白書
- 円高・円安が日本の輸出入企業に与える影響(交易条件の変化)についての基礎データ。
- Kabutan(株探) / 日本経済新聞
- 過去の円高局面(2016年、2020年等)における、小売・電力セクターの株価騰落率データ。
