【緊急分析】キオクシア、運命の2万円攻防戦!決算ギャンブルの行方と今仕込むべき「数百円」からの半導体・低位株
2026年2月、日本の半導体市場は「キオクシア」一色に染まっています。 年初来安値1,510円から一時21,610円まで、なんと約14倍の暴騰を演じた怪物銘柄。現在、心理的節目である20,000円ラインでの激しい攻防が続いています。
2月12日の決算発表は、株価が25,000円を目指して飛翔するか、それとも信用買いの崩壊で急落するかを決める「運命の日」です。 今回は、このキオクシア激戦の背景と、このお祭り騒ぎの恩恵を受ける「数百円〜数千円台で買える半導体・低位株」を厳選して解説します。
なぜキオクシアはこれほど暴騰したのか?
まずは、この異常な株価上昇の背景を整理しましょう。
メモリ価格の爆発的上昇
最大の要因は、AI需要によるNAND型フラッシュメモリの価格高騰です。台湾の調査会社トレンドフォースによると、製品の月平均価格上昇率は20〜60%に達しており、在庫もほぼ枯渇状態。 「作れば作るほど、高く売れる」というスーパーサイクルに突入しています。
時価総額11兆円の衝撃
1月30日には一時21,610円をつけ、時価総額は11兆円台に乗せました。掲示板やSNSでは「決算までに22,000円、決算で25,000円」という強気のターゲットプライスが飛び交っています。
リスク:信用買い残の重み
一方で、急騰の裏には膨大な「信用買い残」が存在します。もし20,000円を明確に割り込めば、追証(追加証拠金)を回避するための投げ売りが加速し、一気に18,000円割れまで崩れるリスクも孕んでいます。
数百円〜数千円で買える!半導体・低位株リスト
キオクシア本体は200万円(100株)以上の資金が必要ですが、関連銘柄の中には1株数百円〜数千円台(数万円〜数十万円)で購入でき、メモリバブルの恩恵を受けられる銘柄が多数あります。
超低位・素材&化学系(900円〜2,000円台)
- 三菱ケミカルグループ (4188) 【東証プライム】
- 株価目安: 900円台(単元:約9万円)
- 注目理由: 9万円で買える超低位株です。半導体洗浄や封止材などの材料に強みを持ちます。メモリ生産が増えれば、消耗品である材料需要も確実に増える「縁の下の力持ち」銘柄です。
- ニコン (7731) 【東証プライム】
- 株価目安: 1,900円台(単元:約19万円)
- 注目理由: 1,000円台で買える露光装置の雄です。NANDフラッシュメモリ製造に不可欠な露光装置に加え、最近は3D構造化に必要な高精度計測装置も発表。割安感が強く、見直し買いの余地があります。
- SUMCO (3436) 【東証プライム】
- 株価目安: 2,100円台(単元:約21万円)
- 注目理由: シリコンウエハーの世界的大手。半導体の「基板」を作る会社であり、メモリ増産=ウエハー消費増に直結します。株価も手頃で、半導体サイクルの波に乗るには最適な銘柄の一つです。
中堅・部材&電子部品系(3,000円〜6,000円台)
- 太陽誘電 (6976) 【東証プライム】
- 株価目安: 3,000円台
- 注目理由: 電子部品(積層セラミックコンデンサ等)の大手。半導体周辺回路に必須の部品であり、メモリ需要との連動性が高いです。
- イビデン (4062) 【東証プライム】
- 株価目安: 5,500円台
- 注目理由: ICパッケージ基板の世界トップクラス企業。特にAI向けなどの高性能パッケージ需要を取り込んでおり、業績の伸びしろが期待されます。
- 住友ベークライト (4203) 【東証プライム】
- 株価目安: 6,135円
- 注目理由: 半導体封止材で世界シェアトップ。1月には京セラの半導体材料事業を300億円で買収すると発表し、AI・メモリ向け材料をさらに強化しています。高値更新中の強気銘柄です。
運命の決戦「キオクシア (285A)」
資金と度胸がある方は、やはり本丸での勝負も選択肢です。
- キオクシアホールディングス (285A) 【東証プライム】
- 株価目安: 20,785円
- 戦略:2月12日の決算が全てです。
- 勝ちシナリオ: 決算で市場予想を上回る数字&強気ガイダンス発表 → 25,000円突破(+20%超)
- 負けシナリオ: 期待外れの内容、または材料出尽くし → 18,000円割れ(-15%超)
- 注意点: 決算またぎは「ギャンブル」に近い行為であることを認識し、最悪の場合の損切りラインを決めておくことが必須です。
投資戦略:この「お祭り」にどう乗るか?
「低位株分散」プラン(予算30万円〜)
三菱ケミカルG(4188)とニコン(7731)を組み合わせれば、約30万円でポートフォリオが組めます。 「半導体・メモリ関連」というテーマ全体が買われる局面では、こうした出遅れ低位株に資金が循環する可能性があります。
「決算回避」プラン
キオクシアの決算直前はボラティリティ(変動)が激しくなります。あえて決算通過を待ち、結果を確認してから、好決算ならキオクシア本体や関連銘柄に順張りでエントリーするのも賢い戦略です。
リスク要因
- 信用需給の悪化: キオクシアの信用買い残が整理されず、株価下落時に投げ売りが連鎖するリスク。
- メモリ市況のピークアウト: AI需要が一巡し、メモリ価格が下落に転じた場合、セクター全体が冷え込みます。
まとめ
キオクシアの2万円攻防戦は、日本の半導体市場の熱量を象徴するイベントです。 ハイリスク・ハイリターンの決算勝負に出るもよし、ニコンや三菱ケミカルといった「数百円〜千円台の低位株」でじっくり波及効果を待つもよし。 ご自身のスタイルに合わせて、この歴史的な相場を楽しんでみてはいかがでしょうか。
- 本記事の内容は、公開時点の情報を基にした投稿者個人の主観による「予想」や「考察」であり、将来の事実や結果を保証するものではありません。
- 記事内で紹介している銘柄、株価、発売時期、仕様などは推測を含みます。
- 投資や購入に関する最終的な決定は、必ずご自身で最新の企業IRや公式情報をご確認の上、自己責任で行ってください。
- ※本記事で紹介している証券会社はPRを含みます
本記事の分析にあたり、以下の情報を参照しています。
- JPX / Matsui / Wikipedia: キオクシアの株価推移、時価総額、決算発表予定日
- TRADING ECONOMICS / Pictet: NAND型フラッシュメモリ価格動向、在庫状況レポート
- EBC Financial Group / Brandrevalue: 住友ベークライトの買収ニュース、ニコンの新製品発表情報
