【国策・浮体式洋上風力】国内初の商用運転スタート!EEZ拡大で化ける「本命&低位株」徹底分析
投資家の皆様、こんにちは。 日本のエネルギーの歴史が動く、極めて重要なニュースが飛び込んできました。
長崎県五島市沖にて、国内初となる「浮体式」洋上風力発電の商用運転が開始されました。 これは単なるエコ発電のニュースではありません。「遠浅の海が少ない日本」が、エネルギーの自給自足(安全保障)を達成するための唯一にして最大の勝ち筋が、ついに実用段階に入ったことを意味します。
社会情勢研究学者として、そしてテーマ相場を狙う投資家として断言します。 「浮体式 × 国産化 × 重工・鉄鋼」は、今後10年以上にわたって日本の株式市場を牽引する巨大テーマです。今回はその全貌と、恩恵を受ける本命銘柄、そして爆発力を秘めた数百円の低位株リストを徹底解説します。
五島プロジェクトと「浮体式」の圧倒的優位性
日本経済新聞の報道によると、戸田建設を代表企業とする企業連合が、出力2100キロワットの風車8基による商用運転を開始しました。
なぜ「浮体式」なのか?
これまでの洋上風力は、海底に基礎を固定する「着床式(水深50m程度まで)」が主流でした。しかし、急に深くなる日本の近海には不向きでした。 一方、海に浮かべる「浮体式」であれば、水深100m以上でも設置が可能です。三菱総合研究所の調査によれば、設置可能な海域は着床式の「約40倍」にも広がります。
国策としての「EEZ拡大」と「1500万kW目標」
政府は本気です。2025年には洋上風力の設置可能海域を、これまでの領海内から排他的経済水域(EEZ)内まで拡大する法整備を行いました。日本の領海とEEZを合わせた面積は世界6位。この広大な海を舞台に、2040年までに1500万キロワット以上の浮体式風力発電網を形成し、基幹部品の「国産サプライチェーン」を構築する計画を掲げています。
浮体式洋上風力の5つの戦略的意義
なぜ今、このニュースがそれほどまでに重要なのか。以下の5つの戦略的意義を見れば、これが単なる環境対策ではなく「国家プロジェクト」であることが分かります。
日本の地理的優位性を活かせる「唯一の切り札」
英国やオランダは遠浅の海が広がっていますが、日本はそうではありません。INPEXの加藤博史常務執行役員が「勝機があるのは浮体式ではないか」と期待を寄せる通り、急に深くなる日本の地形的ハンデを覆す最大の武器になります。
福島の失敗からの教訓と「商用化」への成功
2010年代、政府が600億円以上を投じて丸紅や東京大学などが福島県沖で進めた実証研究は、採算や技術の壁に阻まれ撤去に至りました。今回の五島プロジェクトは、その苦い教訓を活かしてついに実現した「商用運転の第一号」であり、大きな壁を突破した証です。
設置可能海域が「40倍」に拡大するポテンシャル
これまでの海底に固定する着床式は、水深50m程度が限界でした。しかし、浮体式なら水深100m以上の深い海域でも稼働可能です。三菱総合研究所の調査によれば、日本近海の深い海域を活用できるため、設置可能な海域は一気に40倍近くに広がります。
外資勢も熱視線を送る巨大市場
日本の浮体式市場には、外資系企業も本格参入を狙っています。洋上風力開発の仏BWイデオルは東北電力と組んで岩手県沖で調査を進めており、「準備はできている。政府が浮体式の事業を公募してほしい」とラブコールを送るほどです。
国産サプライチェーン(供給網)の構築
浮体式の拡大は、新たな国内産業を生み出します。JFEエンジニアリングが基幹部品の生産拠点を整え、丸紅や中部電力子会社なども秋田県沖や愛知県沖で政府の補助を受けた実証事業に取り組んでいます。「部品から建設まで全て国産」という巨大なサプライチェーンの誕生が目前に迫っています。
巨額マネーはどこへ向かうか?
国家のエネルギー構造転換のスイッチが押されました。ここから「浮体式量産フェーズ」へ向けて資金が流入する銘柄群を確認しましょう。
本命(プロジェクトの主役・ど真ん中)
- 戸田建設 (1860) 【株価目安: 800円台(100株8万円程度)】
- 超超超本命! 五島プロジェクトの代表企業であり、2013年から独自技術で研究を進めてきた浮体式のパイオニア。社長自ら「さらに大型化して日本中に設置していく」と宣言しており、技術蓄積と受注増の象徴として真っ先に資金が向かう銘柄です。
- ENEOSホールディングス (5020) 【株価目安: 700円台(100株7万円程度)】
- 子会社ENEOSリニューアブル・エナジーが参画。「石油元売り」から「再エネ総合企業」への転換を強力に推し進めており、長期保有にも向く超大本命です。
- INPEX (1605) / 大阪ガス (9532) / 関西電力 (9503) / 中部電力 (9502)
- それぞれ五島プロジェクトへの参画や独自の実証事業(愛知県沖など)を進めており、エネルギー転換の主役を担います。
真の狙い目!サプライチェーン構築(鉄鋼・ケーブル等)
浮体式が本格化すれば、基礎となる巨大な鉄鋼構造物、それを繋ぐチェーン、そして陸へ電気を送る海底ケーブルが爆発的に売れます。
- JFEエンジニアリング(親会社:JFEホールディングス 5411)
- 基幹部品の生産拠点を整備中。浮体式の基礎部分製造における本命企業です。
- 三菱重工業 (7011) / 日立製作所 (6501)
- 洋上風力タービン製造や風力発電機器大手。GEベルノバ日立としての参画可能性も秘めています。
数百円で買える!低位株・大化け候補リスト
国策テーマの初期段階(種まき局面)において、個人投資家が狙うべきは、時価総額が軽く、ニュース一つで急騰しやすい「低位株」です。
低位本命3選
- 名村造船所 (7014)
- 理由:造船技術はそのまま巨大な浮体構造物の製造に直結します。過去にもテーマ相場で急騰歴があり、資金が入りやすい軽量株の筆頭です。
- 駒井ハルテック (5915)
- 理由:橋梁・鉄骨大手ですが、風力発電用タワーの製造実績が豊富。インフラ構築の思惑で買われやすい銘柄です。
- 日本鋳造 (5609)
- 理由:巨大な浮体をつなぎとめるための頑丈な鋳鋼部材での需要増が連想されます。
洋土木(マリコン)関連
- 東洋建設 (1890) 【株価目安: 400円台】/ 東亜建設工業 (1885) 【株価目安: 2,300円台】
- 海上での大規模な工事(係留や送電線の敷設など)には、マリコンの力が必要不可欠です。
投資戦略とリスク管理:初動を見逃すな
洋上風力のテーマ相場は、以下のタイミングで急騰します。
- 国策報道(EEZ拡大など)
- 事業者の公募発表
- 補助金の決定
現在はまさに①と②の間の「初期段階(種まき局面)」です。低位株は、政府から大規模な公募が発表される「前」が絶好の仕込み場となります。出来高の増加を伴う初動を見逃さないようにしましょう。
- 採算性の不透明さ: 着床式でも三菱商事連合が撤退するほど厳しい世界です。「より費用のかかる浮体式で利益が出せるのか」という懸念は残ります。
- 技術的課題と建設遅延: 基礎部品の不具合などで工事が停滞し、当初計画から約2年遅れた経緯もあります。送電線の整備など技術面の課題も山積しています。
- ボラティリティの高さ: 重工や鉄鋼、造船株は金利上昇にも左右されやすいため、資金管理の徹底が必要です。
まとめ
浮体式洋上風力は、単なる発電設備ではなく、造船、鉄鋼、電機メーカーなど日本の「モノづくり」の総合力が試される巨大プロジェクトです。 原発再稼働の限界も見え隠れする中、浮体式はまさに「国防 × エネルギー安全保障」の要。2030年前後の「量産フェーズ」へ向けて、国策の追い風を受けた関連銘柄群から目が離せません。
今のうちから、戸田建設やENEOSのような王道銘柄と、名村造船所のような爆発力のある低位株を監視リストに入れておくことを強くおすすめします。
- 本記事の内容は、公開時点の情報を基にした投稿者個人の主観による「予想」や「考察」であり、将来の事実や結果を保証するものではありません。
- 記事内で紹介している銘柄、株価、発売時期、仕様などは推測を含みます。
- 投資や購入に関する最終的な決定は、必ずご自身で最新の企業IRや公式情報をご確認の上、自己責任で行ってください。
- ※本記事で紹介している証券会社はPRを含みます
- 日本経済新聞: 「海に浮かべる風力発電、国内初の商用運転開始 再エネ拡大へ知見蓄積」
- 国土交通省・経済産業省: 洋上風力産業ビジョン(2040年までに1500万kW以上の浮体式導入目標等)、EEZ拡大に関する法整備方針
- 各社IR・報道: 戸田建設、ENEOS、INPEX等の五島プロジェクト参画状況、および各社幹部の発言録
※本記事は情報の提供を目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
