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100円以下のレアアース株は?2026年8月最新・実在銘柄と”連想買い”の見分け方

おっさん事業主
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「中国がレアアース輸出をさらに絞った」というニュースが出るたびに、掲示板やSNSでは決まって特定の低位株の名前が飛び交います。ですが、そのほとんどは実際にレアアースを掘っている・精製している会社ではありません。業績への実需ではなく「テーマ×値段の軽さ」だけで資金が集まる、いわゆる連想買い銘柄です。

私はこのブログで定期的にレアアース関連株を検証していますが、2026年8月時点であらためて調べ直したところ、東証に上場する銘柄で株価が実際に100円以下、かつレアアース関連の話題で名前が挙がるものは、依然として1銘柄しか確認できませんでした。今回はその実態と、なぜ「100円のレアアース株」を探す行為そのものにリスクがあるのかを、最新のニュースと株価データをもとに整理します。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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なぜ今「レアアース×低位株」がここまで検索されているのか

まず前提として、2026年に入ってからのレアアースを巡るニュースの流れを押さえておきます。

  • 2025年10月9日:中国商務部がレアアース関連製品・技術の再輸出規制強化を発表。ただし同月30日の米中首脳会談を受け、実施が2026年11月10日まで1年間停止されています。
  • 2026年1月6日:中国商務省が軍民両用(デュアルユース)品目の対日輸出管理を厳格化すると発表。レアアースが対象に含まれるとの見方が広がりました。
  • 2026年2月24日:中国商務省が日本企業20社を名指しし、レアメタル・レアアースを含むデュアルユース品の輸出を事実上禁止する公告を即日施行。
  • 2026年8月付の日本経済新聞報道によれば、2026年1〜6月の対日レアアース輸出量は前年同期比で5割減、対米も1割超減少しており、中国が輸出を経済的な圧力の手段として使う姿勢が続いていることが確認されています。

一方で日本側も手をこまねいているわけではなく、南鳥島沖の水深6,000m級レアアース泥について、JAMSTECなどが2026年に入り試験揚泥に成功したと報じられています。ただし商業化はまだ先の話で、現時点ではあくまで「実証段階」です。

こうした「規制強化」と「国産化への期待」が同時に進むことで、レアアースは典型的な”国策テーマ株”として個人投資家の資金を引きつけ続けています。そして値動きの軽い低位株ほど、こうした思惑資金が集中しやすいというのが実情です。

【検証結果】2026年8月時点で実際に100円以下のレアアース連想株は1銘柄のみ

結論から言うと、東証スタンダードに上場する北浜キャピタルパートナーズ(証券コード:2134)が、2026年8月14日時点で唯一「実際に株価が100円以下」かつ「レアアース関連のニュースが出るたびに名前が挙がる」銘柄です。

  • 現在株価:24円前後(2026年8月14日時点、直近の年初来安値も同水準)
  • 時価総額:約154億円
  • 上場市場:東証スタンダード
  • 事業内容:不動産・事業投資、アセットマネジメント事業を展開する投資会社。近年はデータセンター事業や蓄電所開発にも領域を広げています
  • 業績:2026年3月期は売上高19.1億円(前期比172.2%増)ながら、営業損失9.82億円を計上。次期(2027年3月期)は蓄電所開発事業に注力し、売上高123.74億円・営業利益20.85億円を見込む計画ですが、販売契約が未締結の案件を含む点には注意が必要です

ここが最も重要なポイントですが、同社はレアアースの採掘・精製・加工のいずれも手掛けていません。事業の中身は不動産・エネルギーインフラへの投資であり、レアアースとの関連は「資源・資源安全保障というテーマの雰囲気で連想される」以上のものではないというのが実態です。過去のレアアース関連ニュースの際にも出来高が急増する傾向が見られましたが、これは業績への期待ではなく、値段の軽さゆえの短期資金の動きと捉えるべきでしょう。

かつて「低位株」だった銘柄が、テーマ思惑でどこまで動いたか──岡本硝子(7746)の例

「100円以下」という条件にはもう当てはまりませんが、レアアーステーマがどれだけ株価を動かし得るかを示す好例が岡本硝子(7746)です。

同社は深海探査機「江戸っ子1号」に使われる特殊ガラス球部材を手掛けており、南鳥島沖のレアアース泥試掘関連のニュースが出るたびに連想買いの対象となってきました。2026年1月5日には年初来安値370円をつけたものの、2月9日には年初来高値1,638円まで急騰。直近(2026年8月)は700円台後半〜1,000円前後のレンジで推移しています。

なお、一部のまとめ記事では岡本硝子を「数十円〜100円台の低位株」として紹介しているケースも見られますが、これは正確ではありません。同社株はこの1年を通じて一度も100円台に達しておらず、数百円台からのスタートです。この点は、ネット上に出回る低位株リストの情報が必ずしも正確ではないことを示す一例として押さえておきたいところです。

SNS・掲示板の「100円のレアアース株」情報に潜む罠

低位株×国策テーマという組み合わせは、残念ながら悪質な情報発信の温床にもなりやすい領域です。実際に確認できた事例として、次のようなパターンがあります。

  • 株式併合によって株価水準が大きく変わった銘柄について、併合前の古い株価情報のまま「〇〇円の激安レアアース株」とSNSで拡散されているケース
  • 銘柄名を明かさず「DMで教えます」という形でフォロワーやリストを集めようとするアカウントの存在
  • 実際にはレアアース事業と無関係な会社を、名前の響きや業種の近さだけで「レアアース関連」と紹介するまとめサイトの存在

こうした情報は、最新の株価や事業内容を自分で一次情報(会社四季報オンラインや証券会社の銘柄ページ、企業のIR資料など)にあたって確認するだけで、多くは見抜くことができます。「誰かが教えてくれる裏銘柄」ではなく、「自分で確認できる根拠」を持つことが、この手のテーマ株と付き合う上での最低限の防御線になると私は考えています。

100円以下にこだわらないなら──実需のあるレアアース関連株にも目を向ける

100円という値段の軽さは魅力的に映りますが、そもそも「安いから」という理由だけで銘柄を選ぶのは本末転倒です。レアアースというテーマ自体には、次のような実需を伴う裾野の広さがあります。

  • 商社系:レアアース・希少金属の調達網を持つ大手総合商社
  • 精製・リサイクル系:使用済み家電やスマートフォンからレアアースを回収する、いわゆる「都市鉱山」関連企業
  • 資源開発系:南鳥島沖の海底資源開発に関わるプラントエンジニアリング企業や海洋関連企業
  • 素材・部材系:磁石やモーターなど、レアアースを実際に使用する電子部材メーカー

こうした銘柄は100円以下ではないケースがほとんどですが、事業実態が伴っている分、テーマが去った後の値動きにも一定の理由が残りやすいという特徴があります。値段の軽さだけで選ぶか、事業の中身で選ぶか。ご自身の投資スタイルに合わせて使い分けていただくのが良いかと思います。

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まとめ

  • 2026年8月時点で、株価が実際に100円以下かつレアアース関連で話題になる東証上場銘柄は、北浜キャピタルパートナーズ(2134、24円前後)の1銘柄のみ
  • 同社はレアアースの採掘・精製事業を行っておらず、あくまでテーマ連想による値動きが中心
  • 岡本硝子(7746)のように、テーマ思惑で株価が数倍に跳ねた銘柄はあるが、そもそも100円以下だったことはなく、ネット上の情報には不正確なものも混じる
  • SNSの「DM誘導」や古い株価情報の使い回しには特に注意が必要
  • 100円以下という条件にこだわらなければ、事業実態を伴うレアアース関連株の選択肢は広い

中国の輸出規制を巡る動きは2026年11月10日の再輸出規制の一時停止期限を含め、今後も断続的にニュースになりそうです。値段の軽さに飛びつく前に、まずは「その会社が実際に何をしている会社なのか」を確認する習慣を持っておきたいところです。

免責事項
  • 本記事の内容は、公開時点の情報を基にした投稿者個人の主観による「予想」や「考察」であり、将来の事実や結果を保証するものではありません。
  • 記事内で紹介している銘柄、株価、発売時期、仕様などは推測を含みます。
  • 投資や購入に関する最終的な決定は、必ずご自身で最新の企業IRや公式情報をご確認の上、自己責任で行ってください。
  • ※本記事で紹介している証券会社などはPRを含みます。
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ABOUT ME
おっさん事業主
おっさん事業主
急に事業を始めた人
40代半ば、元会社員。 長年の会社勤めの末、原因不明の体調不良により退職。「無理なく、自分のペースで働きたい」という思いから、専門知識ゼロで「せどり・転売」の世界へ飛び込む。 現在は、物販事業(Amazon・メルカリ・ヤフオク)に加え、株式投資や市況分析、ブログ運営へと活動の幅を拡大中。 派手な成功話ではなく、体調や環境と向き合いながら「小さく事業を育てていく」等身大の記録とノウハウを発信しています。
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