ブログをキーワードを変更しリライトした場合、公開日を変更したほうがいいのか?

ブログのリライト時に「公開日(投稿日)」を変更すべきかどうかは、目的によって異なります。以下に、ケース別に詳しく説明します。
【結論】目的に応じて、公開日を変更するか判断する
記事の「公開日」は、ただの日付のように見えて、実はSEOや読者への見え方に大きく影響する重要な要素です。
とはいえ、すべての記事で気軽に変更すればよいというわけではありません。
「検索順位を上げたい」「記事一覧の順番を調整したい」「更新をSNSで知らせたい」など、目的によって“公開日を変更すべきかどうか”の判断は変わってきます。
このパートでは、具体的な目的別に「公開日を変更したほうが良い場合・しないほうが良い場合」の考え方を整理していきます。記事の効果を最大化するために、目的に応じた賢い判断をしていきましょう。
目的 | 公開日を変更すべきか? |
---|---|
SEO強化(検索順位回復・上昇) | 変更したほうが良い(特に大幅リライト時) |
内容の更新だけ(誤字修正・リンク修正など) | 変更しない方がよい |
記事一覧の表示順を変えたい | 必要に応じて変更(特にトップページが日付順の場合) |
SNS・読者への再通知(更新のお知らせ) | 日付を変えればRSSや通知が有効になる場合も |
なぜSEOでは「公開日」の変更が効果的なのか?
Googleは次のような記事を評価しやすい傾向にあります:
- 「新鮮な情報(Freshness)」が重要なキーワード
- 「最新情報」や「2025年版」などの時事性を含む検索意図
- 頻繁に内容が変わるジャンル(例:ガジェット・スポーツ・社会ニュース)
例)キーワード:
「ロードバイク 最新モデル 比較」
→ 古い投稿日だと「情報が古そう」と判断されやすい
公開日を変更する具体的なケース
「この記事、公開日って変えたほうがいいのかな?」と迷ったときは、修正内容と目的を冷静に見極めることが大切です。
この章では、「公開日を変えるべきケース」「変えないほうがいいケース」をそれぞれ具体的に紹介します。
判断に迷ったときの参考にしてみてください。
公開日を変更してよい・すべきケース
「記事の中身を大きく更新した」「検索ユーザーのニーズに再対応した」など、見た目以上に中身がガラリと変わっている場合は、公開日も合わせて更新するのが基本です。
Googleのクローラーに対しても、「新しいコンテンツです」と伝えることで、インデックスの更新や再評価を促す効果が期待できます。
- タイトル・見出し・本文すべてに手を入れた大幅なリライト
- キーワードを変更した上で、検索ニーズに再対応
- 古い情報を最新データに差し替えた(例:価格・トレンド・商品リンク)
- 「2025年版」などの年号を追記した記事
- リライト後に再インデックス申請(サーチコンソール)をする場合
公開日を変えない方がいいケース
一方で、すべての修正で公開日を変更すべきとは限りません。
むしろ、SEO上の評価が安定している記事にむやみに手を入れると、逆効果になることも。
ここでは、公開日を変更しないほうがいい代表的なケースを解説します。
- 軽微な修正(誤字脱字・リンク修正・句読点調整など)
- SEO評価がすでに安定していて、変更がリスクになる可能性がある記事
- 上位表示中で内容の鮮度が求められない記事(例:歴史・ノウハウ)
「更新日」の表示でカバーするのもアリ
- WordPressでは「公開日」ではなく「更新日(last modified)」を表示できるテーマやプラグインが多いです。
- SEO上も、更新日がGoogleに伝われば新鮮な情報と見なされやすい。
→ つまり「公開日はそのまま」「更新日を表示・更新」も良策です。
実践ポイントまとめ|公開日変更の判断と対応のコツ
記事の公開日を変更するかどうかは、内容の修正レベルやSEOの目的によって判断が分かれます。ここでは、具体的なシーンに応じた公開日・更新日の使い分けや、Googleや読者にうまく伝える方法まで、実践的なポイントをわかりやすく整理しました。
項目 | 内容 |
---|---|
公開日の変更 | 大幅リライトなら 変更推奨 |
更新日の利用 | 軽微な更新なら 更新日表示で対応 |
Googleに伝える方法 | サーチコンソールで「再インデックス申請」 |
SNSや読者への通知 | 公開日を変えるとRSSやFeedlyで「新着」扱いされやすい |
公開日はそのままで、「更新日」だけ表示する
読者にも検索エンジンにも「記事が新しい」と伝えることができ、SEO効果や信頼性向上につながります。
方法1:テーマに「更新日表示機能」がある場合(多くの有料テーマ)
対象例
- SWELL、JIN、SANGO、AFFINGER、Cocoon など
設定手順(テーマによって異なるが概ね共通)
- WordPress管理画面 →
外観
→カスタマイズ
→投稿・固定ページ設定
などを選択 - 「投稿日・更新日の表示設定」を探す
- 「更新日を表示」だけONにし、「公開日を非表示」に設定
- 保存して終了
方法2:プラグインで「更新日」を表示する方法(テーマ非対応の場合)
推奨プラグイン
- WP Last Modified Info
導入手順
- プラグインをインストールして有効化
- 管理画面から
設定
→WP Last Modified Info
に進む - 「投稿・固定ページに更新日を表示」にチェックを入れる
- 表示位置や文言をカスタマイズ(例:「最終更新日:〇年〇月〇日」)
- 保存して完了
方法3:テーマのPHPを直接編集(カスタマイズ上級者向け)
single.php
や content.php
に以下を追記
<?php the_modified_date(‘Y年n月j日’); ?>
※ この方法は、テーマのアップデートで上書きされる可能性があるため、子テーマでの編集が推奨です。(前後の<>は半角に変更してください)
補足:Googleに「更新日」を伝える方法(構造化データ)
- 上記の方法で「更新日」を表示するだけでなく、構造化データ(JSON-LD)で出力されていることが理想です。
- 多くのテーマ(SWELL、JIN、Cocoonなど)やSEOプラグイン(Yoast SEO、RankMath)は対応済み。
目的とスキルに合わせて最適な方法を選ぼう
WordPressの機能変更やSEO対策を行う際には、「何を重視するか」によって最適な方法が変わります。設定の手軽さを重視するならテーマ設定、柔軟なカスタマイズ性を求めるならプラグイン、さらに細かく自由に制御したい場合はコード編集が選択肢になります。
それぞれの方法には、以下のような特徴があります。
方法 | 難易度 | メリット |
---|---|---|
テーマ設定 | ◎ 簡単 | 信頼性が高く、推奨 |
プラグイン | ◯ 中 | 柔軟にカスタマイズ可 |
コード編集 | △ 難 | 自由度は高いが慎重に |
自身のスキルや目的に合わせて、適切な方法を選びましょう。最初は簡単な方法から試し、徐々にステップアップしていくのがおすすめです。