【2025年版】Gmailの外部メール取得(POP3)が廃止へ!自分が対象か確認する手順と「設定が見つからない」時の解決策
最近ニュースやSNSで話題の「Gmailで外部メールが使えなくなる」という騒動。 「自分のメールも消えてしまうの?」「2025年中に何かしないとダメ?」と不安に思っていませんか?
結論からいうと、普通に@gmail.comのアドレスを使っているほとんどの人にとって、特別な対応は必要ありません。 今回影響を受けるのは、パソコンの設定画面で「POP3」という古い仕組みを使って他社のメール(Yahoo!やプロバイダメール等)をGmailに取り込んでいた人だけです。
「スマホの設定画面を見てもそんな項目はないけど、大丈夫?」という方のために、本記事ではスマホで設定が見つからない理由から、パソコン(またはPC版サイト)で確認する具体的なステップ、そして対象者だった場合の簡単な回避策まで、ITが苦手な方にも分かりやすく解説します。

何が「使えなくなる」のか?
今回のニュースで騒がれているのは、Gmailそのものが使えなくなるわけではありません。廃止されるのは、以下の特定の機能です。
「POP3」という古い仕組みを使って、他社のメール(Yahoo!メールやプロバイダメールなど)をGmailの中に自動で取り込む機能
これまでは、Gmailの設定画面に他社のメールアドレスとパスワードを登録することで、Gmailの受信箱で他社のメールもまとめて管理することができました。この「自動取り込み機能」が、セキュリティ強化のため2026年1月(段階的に廃止開始)以降、使えなくなります。
【影響を受けない人(何もしなくてOK)】
以下の使い方をしている人は、今回の件は無関係です。今まで通り使えます。
- @gmail.com のアドレスだけを使っている。
- スマホの「Gmailアプリ」やパソコンのブラウザで、普通にメールを見ている。
- 他のメール(Yahoo!など)から、Gmailへ「自動転送」設定をして届くようにしている。
【影響を受ける可能性がある人】
- パソコンのGmail設定画面で、他社のアドレス(Yahoo!、ドコモ、Outlookなど)を登録し、「Gmailにログインするだけで、他社のメールも受信箱に入ってくる」ように設定していた人。
なぜスマホで「設定画面」が見つからないのか?
多くの方がつまづくのが、「確認しようと思って設定を開いても、ニュースに書いてある項目が見当たらない」という点です。
実は、今回確認が必要な「アカウントとインポート」という設定項目は、スマホの「Gmailアプリ」や「スマホ版ブラウザ表示」では表示されません。
これが「確認できない」原因です。この設定は、パソコンのブラウザで開くか、スマホのブラウザで「PC版サイト(デスクトップ用サイト)」に表示を切り替えないと出てこない仕様になっています。
「これだけはやっとけ!」最終確認リスト
「自分が対象なのか分からない」という方は、以下の手順で確認するだけでOKです。これさえやっておけば安心です。
手順:PC版の画面でチェックする
パソコン、あるいはスマホのブラウザ(ChromeやSafari)を「PC版サイトを表示」モードにして、以下の手順で進みます。
- Web版のGmailにログインする。
- 画面右上の 歯車マーク(設定) をクリック。
- 「すべての設定を表示」 ボタンをクリック。
- 画面上部のタブにある 「アカウントとインポート」 をクリック。
- 「他のアカウントのメールを確認」
- または「他のアカウントでメールを確認」という項目を探す。
- ここに何も登録されていない(空欄)
- 対応不要です。
- あなたは対象外ですので、安心して今まで通り使ってください。
- ここに「@yahoo.co.jp」などの他社アドレスが表示されている
- 対象者です。
- そのメールは将来的に自動受信できなくなります。
もし対象者だった場合の対策
もし他社のアドレスが登録されていた場合は、Gmail側で受信するのではなく、相手側のメールサービス(Yahoo!メールなど)の設定画面を開き、「Gmailへの自動転送」を設定してください。転送機能であれば、今後も問題なくGmailで受け取ることができます。
まとめ
「Gmailの外部メール廃止」という見出しは衝撃的ですが、Gmailそのものが使えなくなるわけではなく、古い連携機能がセキュリティ強化のためにアップデートされるというのが真相です。
最後に、これだけはやっておきたい確認のポイントを振り返ります。
- スマホアプリでは確認不可
- 「アカウントとインポート」の設定を確認するには、パソコンのブラウザか、スマホのブラウザで「PC版サイト」を表示させる必要があります。
- 空欄なら完全に対象外
- 設定画面の「他のアカウントのメールを確認」に何も登録されていなければ、あなたはこれまで通り安心してGmailを使えます。
- 対象者の回避策は「自動転送」
- もし他社アドレスを登録していた場合は、そのメールサービス側(Yahoo!等)で「Gmailへの自動転送」を設定すれば、今後も今まで通りGmailで受信を続けられます。
「設定画面が出てこない」時点で、複雑な設定をしていない証拠であることが多いため、過度に心配しすぎる必要はありません。まずは一度、本記事の手順に沿ってPC画面から設定を確認し、スッキリと不安を解消してしまいましょう。
- Google公式:他のアカウントのメールを確認する(POP)
- https://support.google.com/mail/answer/21289
- POP取り込み設定の公式ヘルプ。2025年末以降の変更についても触れられています
- Gmailヘルプ:2段階認証プロセスでアカウントを保護する
- https://support.google.com/accounts/answer/185839
- 今回のような仕様変更に左右されない、最も基本的なセキュリティ対策の解説です
- ITmedia NEWS:Gmailの「POP3による他社メール取得」廃止の解説
- https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2512/10/news001.html
- 専門メディアによる、今回の騒動の論点整理とユーザーへの影響解説
