【返品せず返金希望!?】Amazonで理不尽な返金リクエストにどう対応すべきか
おっさん事業主
小さく始めた事業の記録
「Aliexpressで仕入れたキティちゃん柄の商品、ノーブランドで出せばOK?」
そんなふうに考えていたら、アカウント停止や多額の賠償請求につながる危険性があります。
本記事では、実際に寄せられた出品者の質問と、それに対する経験者・知識者の回答をもとに、著作権や意匠権に関する落とし穴とAmazonの対応姿勢を解説します。
ある出品者は、次のような商品を扱おうとしていました。
そしてこう考えました:
「ロゴもブランド名も書いてないし、ノーブランドで出せば大丈夫じゃない?」
しかし、それは大きな誤解です。
著作権の保護期間は「作者の死後70年」
→ ハローキティの場合、2044年まで保護対象とされています。
Amazonは、知的財産権の侵害に非常に厳しいプラットフォームです。
→ 日本の公式サプライヤーやサンリオと提携している卸業者から仕入れる。
→ サンリオなどの権利元と契約を結ぶことで、意匠の使用許可を得られる。
→ 著作権や商標に触れない自社キャラクターやデザインで展開。
中国輸入では「安く仕入れて高く売る」が魅力ですが、絶対に扱ってはいけない商品ジャンルも存在します。以下の商品は高リスク商品として知られ、アカウント停止・法的トラブル・在庫破棄などにつながる可能性があります。
商品カテゴリ | リスク内容 |
---|---|
有名キャラクター品(例:キティ、ドラえもん、ミッキーなど) | 著作権・商標権の侵害リスク。たとえノーブランドでもNG。 |
ブランド品の模倣(例:NIKE風、Apple風) | 偽物扱いで真贋調査の対象に。税関で止まることも。 |
技適マークがない電子機器 | 技術基準適合証明がないと販売違反。Amazonは特に厳しい。 |
医薬品・サプリ系 | 薬機法・食品衛生法の問題で厚労省レベルの規制対象。 |
バッテリー内蔵製品 | PSEマークが必要。規制未対応品は販売不可・破棄対象。 |
Amazon上で「同じような商品」が売られていても、
それが合法とは限りません。
通報されたり、税関で止められたりした時に、
「他もやってた」では通用しません。
キャラクターやブランドに関わる商品を扱う際は、
「仕入れ元に書いてないから大丈夫」ではなく、「法的に大丈夫か?」で判断しましょう。
アカウント停止や高額な損害賠償を防ぐためにも、
キャラモノは“合法ルート”か“完全回避”が鉄則です。