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Amazonで1日に数百件以上の出荷作業をこなしている出品者にとって、「配送ラベルの印刷不良」はまさに死活問題です。最近、「品番395」の配送ラベルを使っている一部の出品者から「紙詰まりが頻発するようになった」との報告が寄せられています。
本記事では、ユーザーから寄せられた実際の声をもとに、考えられる原因と対策をまとめました。
発生している問題
「品番395」のラベルを使用していたある出品者は、以前は問題なく使用できていたにも関わらず、最近提供されたラベルでは紙が薄く(軽く?)なったように感じ、プリンターでの紙詰まりが頻発するようになったと報告しています。
1日の出荷量が多く。紙詰まりは業務に大きな支障をきたすため、早急な対応が求められます。
アマゾン用配送ラベル「品番395」とは?
- 「品番395」は、ヤマト運輸が提供している専用の配送ラベル用紙
- Amazon FBA納品時に使用される2面式ラベルで、1枚のA4用紙に「配送ラベル」と「商品ラベル」を同時に印刷できる構成
- 主にレーザープリンタ対応。FBA納品時のラベル出力フォーマットに最適化されている
Amazonとの関係
- Amazon FBAでは、納品プラン作成時に「配送ラベル」と「商品ラベル」の2種類を印刷する必要がある
- 「品番395」のレイアウトは、AmazonのラベルPDF形式に完全対応しており、セラーにとって非常に使い勝手が良い
- ラベルの貼り間違い防止や作業効率化のため、多くのAmazon出品者が利用している
ヤマト運輸との関係
- このラベル用紙(品番395)は、ヤマト運輸がAmazon出品者向けに無償で配布している資材
- 購入はできず、ヤマト運輸の営業所や担当営業を通じて入手する形となる
- ヤマト運輸のFBA納品サポートを利用している事業者向けに提供されているため、希望者は事前に取扱営業所へ相談が必要
入手方法
- ヤマト運輸の営業所またはセールスドライバーに問い合わせる
- Amazon FBA納品でヤマト運輸を利用していることを伝えるとスムーズ
- 一般販売はされておらず、ネット通販や文具店などでは入手できない
注意点
- 印刷には原寸・倍率100%での印刷設定が必要(拡大・縮小されるとラベルサイズがずれる)
- インクジェットプリンタには非対応のことがあるため、レーザープリンタ推奨
- 「商品ラベル」と「配送ラベル」を1枚で印刷するため、PDFファイルの形式にも注意が必要
原因と考えられる要素
1. ラベルの品質変化
- 最近のロットでは、紙質や粘着面の裏紙が変更された可能性があるとの声も。
- 薄くなったラベルは、紙送り時にローラーとの摩擦が弱くなり、滑って詰まる原因に。
2. プリンター側の劣化
- 長年使っているプリンターでは、ローラーが摩耗して紙送りがうまくいかない場合があります。
- 特にラベルのように厚手で粘着性のある用紙は、普通紙より負荷が高いため、機器の劣化に顕著に影響。
3. 手差し印刷していない
- シールタイプの用紙は、通常の給紙トレイからでは詰まりやすくなります。
- 手差し印刷が推奨されているケースが多いです。
対処法(実際に試されている方法)
方法1:ローラーのメンテナンス
- 取扱説明書に記載されている紙送りローラーのクリーニングを実施。
- これだけで詰まりが解消されたという報告あり。
方法2:ラベルのカット加工
- ラベルの裏紙の左右にある余白部分(約1.5mm)をカットして使用。
- さらに、先端部分の両端を斜めに7mmほどカットすることで、詰まりが激減したという例もあります。
方法3:プリンターの見直し
- インクジェットの水平手差し機能付きプリンター(1~2万円台)を検討。
- 業務用複合機(リコー、キヤノンなど)の保守付きリース契約も有効な選択肢。
まとめ
「品番395」のラベルに関する紙詰まり問題は、ラベル側の品質変化とプリンター側の劣化・設定の両方が関係している可能性があります。
以下のステップで対応してみてください:
- 手差し印刷に切り替える
- ローラークリーニングを行う
- ラベルのカット加工を試す
- プリンターの買い替え・見直しを検討
高頻度で発送業務を行う場合、プリンターは消耗品です。ラベルとの相性も含め、定期的なメンテナンスと見直しが安定運用のカギとなります。
今後のために…
ラベルやプリンターに関するトラブルを未然に防ぐには、
- 複数ロットのサンプル保管
- メーカー問い合わせの履歴保存
- 代替品の情報収集
も習慣づけておくと安心です。
ABOUT ME
40代半ばに原因不明の体調不良で会社を退社し、しばらく休んでも回復する兆しがないので、出来そうなことから小さく事業を始めました。
何か大きなことを成し遂げたわけではないですが、事業をやってみて気が付いたことを、記録として残していきます。