【AI動画の作り方】初心者向け 徹底解説!KlingとMidjourneyで話題の「AI猫動画」やアニメを作る方法

「AIが作ったリアルな動画をよく見るけど、自分でも作れるの?」 「AI猫動画やAIアニメ、どうやって作るの?」 「おすすめのAIツールを知りたい!」
そんなふうに思っていませんか? 数年前までは専門家の技術が必要だった動画制作が、AIの進化により、今や誰でもCMや映画のような高クオリティな動画を作れる時代になりました。
この記事では、動画で紹介されている「AI動画の作り方」を、初心者向けに3つのステップで徹底解説します。

動画で紹介されている内容を、もとに記事にまとめています。
AI動画を作る「2つの方法」と「おすすめの進め方」
まず、AI動画の作り方には大きく分けて2つの方法があります。
- Text to Video (テキストから動画へ) 「渋谷を歩く女性」のように、文章(プロンプト)だけでAIに動画を丸ごと作らせる方法です。
- Image to Video (画像から動画へ) 先に「AIで高品質な画像」を1枚作り、その画像をAIに「動かしてもらう」方法です。
動画では、よりクオリティの高い動画が作れるという理由から、2つ目の「Image to Video(画像から動画へ)」の方法を強くおすすめしています。
おすすめAIツール:「Kling」と「Midjourney」
動画で推奨されているAIツールは、主にこの2つです。
- Kling (クリング) 画像生成も動画生成も、両方できるオールインワンのAIツール。
- おすすめな人:「1つのツールで全部終わらせたい」人。
- Midjourney (ミッドジャーニー)世界最高峰の「画像生成」AI。リアルな質感やクリエイティブな表現が圧倒的に得意です。
- おすすめな人:「とにかくクオリティにこだわりたい」人。
この記事では、この2ツールを使った「簡単な方法」と「高品質な方法」を解説します。
パターン1:【簡単な方法】Klingだけですべて完結させる
まずは、Klingという1つのツールだけでAI動画を作る、最も簡単な手順です。
ステップ1:Klingで「AI画像」を作る
- Klingにアクセスし、「Image(画像)」タブを選びます。
- プロンプト(指示文)入力欄に、作りたい画像の説明を日本語で入力します(例:「渋谷にいる夏服の日本人女性」)。
- 「Generate(生成)」ボタンを押すと、AIが画像を作ってくれます。
- (ヒント)「Version」を最新の2.0などにすると、より高画質になります。
ステップ2:Klingで「AI動画」にする
- 次に「Video(動画)」タブを選び、「Image to Video」を選択します。
- 先ほど作った画像をアップロードします。
- プロンプト(指示文)入力欄に、今度は「どんな動きをさせたいか」を入力します(例:「彼女は歩いている」)。
- 「Generate(生成)」ボタンを押すと、画像が動き出し、動画が完成します。
たったこれだけで、AI動画を作ることができました。
(応用編)話題の「AI猫動画」の作り方
ショート動画などで流行っている「猫が料理する動画」も、作り方はまったく同じです。
- ステップ1 (画像):Klingで「猫がキッチンでニンジンを切っている様子」とプロンプトを打ち、画像を生成します。
- ステップ2 (動画):生成された画像を選び、「猫がニンジンを切っている」と動きのプロンプトを打ち、動画化します。
これで、猫が包丁を使って料理する不思議なAI動画が完成します。
パターン2:【高品質な方法】Midjourney + Klingで作る
Klingだけで作る方法は簡単ですが、元になる画像の質感が「いかにもAIっぽい」と感じることもあります。 そこで、AI動画のクオリティを劇的に上げるプロの技が、AIツールを使い分ける方法です。
「画像生成」はMidjourney、「動画化」はKlingと、得意なAIに分業させます。
ステップ1:Midjourneyで「超高品質なAI画像」を作る
- 画像生成AI「Midjourney」で、プロンプトを入力します(例:「渋谷にいる夏服の日本人女性」)。
- (ヒント)Midjourneyは日本語より英語のプロンプトが得意です。翻訳ツールを使って英語で指示を出すと、クオリティが上がります。
- Midjourneyが生成した画像は、肌の質感や光の表現が非常にリアルです。
ステップ2:Klingで「AI動画」にする
- Midjourneyで作った超高品質な画像をダウンロードします。
- Klingを開き、「Image to Video」を選びます。
- ダウンロードした画像をアップロードし、「彼女は歩いている」など動きのプロンプトを入力して動画化します。
この方法なら、元画像のクオリティが圧倒的に高いため、完成するAI動画も非常にリアルなものになります。
成功の鍵は「プロンプト」!口パク動画も作れる
どちらの方法でも、AI動画の出来を左右する最も重要な要素は「プロンプト(指示文)」です。 プロンプトが具体的であるほど、AIはあなたのイメージ通りの動画を作ってくれます。プロンプトの基礎については、動画の概要欄にあるnoteの記事(無料)で学ぶことが推奨されています。
さらに、Klingには「リップシンク(口パク)」機能も搭載されています。 (※現在、日本語のテキスト入力には対応していません)
簡単な解決策として、自分のスマホで録音した音声ファイル(MP3など)をアップロードすれば、その音声に合わせてAIが自動で口を動かしてくれます。これは歌声にも対応しているため、AIミュージックビデオ(MV)の制作も可能です。
まとめ
今回は、初心者でも簡単にAI動画を作る方法をご紹介しました。
- 簡単な方法:「Kling」だけで画像生成から動画化まで完結させる。
- 高品質な方法:「Midjourney」で画像を作り、「Kling」で動画化する。
- 成功の鍵:AIへの指示文である「プロンプト」を工夫すること。
AI動画は、アイデア次第で誰にでもチャンスがある新しい分野です。まずはKlingなどのツールに触れて、AI動画作りの楽しさを体験してみてください。