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日経平均3229円急落・買い残9兆円——ヘッジファンドが仕掛ける”第2波”の前に、個人投資家が今すぐやるべきこと

おっさん事業主
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こんにちは。今回は、今週の東京市場を直撃した「日経急落ショック」をテーマにお届けします。

今週の東京株式市場で日経平均株価は週間で3229円(5%)下落しました。週間の下落率としては、米相互関税の発表による急落があった2025年4月第1週以来の大きさです。

さらに週が明けた後も売りは止まりませんでした。

東証33業種のすべてが下落し、東証プライム市場の9割の銘柄が値下がりする全面安の商状となりました。日経平均は800円安で寄り付いた後も先物で断続的に売りが出て、心理的節目の5万4000円を下回り、一時2660円安まで下げ幅を広げる場面もありました。

ここで多くの個人投資家が抱く疑問が、まさに今の相場の「核心」です。

「株がこれだけ下がっているのに、なぜドル円は157円台のまま円高にならないのか?」

この記事では、その答えと、日本株急落の本当の構造、そして現在のレート(ドル円157.61円・豪ドル円110.48円)を踏まえたリアルな投資戦略をお伝えします。

私の結論はこうです。

株はまだ荒れる可能性がある。しかしFXは、準備した人にとってチャンス相場です。

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まず、今週の相場を整理する

3日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、終値は前日比1778円19銭(3.06%)安の5万6279円05銭でした。下落幅は今年最大で、2025年4月7日以来の大きさとなりました。中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰が国内の企業業績を圧迫し景気を冷やすとの懸念から幅広い銘柄が売りに押され、東証プライムの値下がり銘柄数は全体の94%を占める全面安の展開でした。

原油高によるインフレが消費を下押しするとの懸念も根強く、小売り株も軒並み下落しました。高市早苗首相が補正予算案を編成する可能性に言及したと伝わると一時下げ渋る場面もありましたが、続きませんでした。

週間での急落幅は確かに衝撃的でした。ただ、今回の下落はただの「地政学リスクによる株安」ではありません。その構造をしっかり読み解くことが重要です。

急落の本当の原因——「買い残9兆円」という爆弾

ヘッジファンドが狙ったのは「買い残の山」

中東リスクが日本株高に待ったをかけました。投資家の買い持ち高が膨らんでいたところに、原油価格の高騰を口実にヘッジファンドなどの投機マネーが売りを仕掛けました。相場の行方は中東情勢に左右されるとはいえ、来週以降の「2回目の売り崩し」への警戒が怠れません。

最高値圏の日本株市場で需給の均衡が揺らいでいます。市場関係者が不安視するのが20年ぶりの高水準に積み上がった信用買い残で、日銀の断続的な利上げで投資家の金利負担が増えるほど信用買い残が解消に向かい、株価上昇を阻む売り圧力になりかねないと指摘されています。

つまり今回の急落の本質はこういう構造です。

  1. 日経最高値更新に向け、個人・機関を問わず「上昇を信じてレバレッジをかけた買い」が積み上がっていた
  2. そこにヘッジファンドが中東情勢・原油高を「口実」として売りを仕掛けた
  3. 株価が下がることで信用取引の維持率が悪化し、強制ロスカット(追い証)が連鎖する「雪崩型の下げ」が発生した

信用評価損益率が-10%付近になると追証が発生し始め、個人の投げ売りによる急落が発生する水準とされています。-15〜20%になると底値圏とみられ上昇が見込まれる水準です。

警戒すべき「第2波」のパターン

来週以降の「2回目の売り崩し」への警戒が怠れません。

マーケットにはよくあるパターンがあります。

  • ①最初の売り → 急落
  • ②「底だ」と判断した個人投資家が押し目買いを入れる
  • ③その買いを吸収した後、もう一度売り崩す

この「第2波」が実は一番きついのです。なぜなら個人投資家が「もう底だろう」と信じて買いを入れたところで崩されるからです。

日経平均が2026年2月26日につけた直近高値5万9332円から16%下落すると仮定すると、4万9823円になる計算です。世界大戦への発展と止まらない資源高への警戒感が続いた場合、5万円割れというのは現実的な数字になってくる可能性があります。

ただし、有事による株売りが一巡した後の株式市場は比較的早く反発する傾向があります。紛争が終わってしまえば一気に不透明感が晴れるほか、インフレをヘッジする目的での株買いも戻ってくる場合が多いです。2026年は中間選挙の年であることから、トランプ政権は比較的短期間で株価が持ち直すような方向に舵を切ると考えられます。

下値の目処としては、衆議院選での自民党大勝を織り込む前の5万4000円近辺、そこを下回ると75日移動平均線が意識される5万2000円台、そして節目の5万円近辺が下値支持線として強く意識されやすいとみられます。

なぜ「株安なのに円が買われないのか」

ここが今の相場を理解するうえで最も重要なポイントです。

今日のドル円相場は、157円台で神経質に売買が交錯しており、方向性を欠いています。ドル高・円安の面では、経済の不確実性が高まったことで日銀3月会合での利上げ観測が10%割れへと低下している点が指摘されます。また、原油高騰による貿易赤字拡大が実需の円売り・ドル買い需要を喚起する面もあります。

つまり今の相場では、「株は下がるが円は買われない」という2024〜2026年特有の構図が続いています。その正体は「円キャリートレードの継続」です。

低金利の円を借りてリスク資産に投資する円キャリートレードの規模は国際決済銀行(BIS)の分析で40兆円とされています。日銀の利上げが続かない限り、このキャリー取引はなかなか逆回転しません。

実質金利のマイナスが続く限り円は構造的に弱く、対米投資80兆円超という大きな円売り圧力がある中では、円安基調は容易に変わらないという見方が根強く残っています。

さらに為替方向を複雑にしているのが、原油高との絡みです。

中東情勢の緊迫が長期化するとの懸念が強まっており、基軸通貨のドルを買う動きが先行しています。原油高を背景とするインフレ懸念からFRBが追加利下げに動きにくくなるとの見方も円売り・ドル買いを促しています。

株安 + 有事のドル買い + FRB利下げ後退 + 円キャリー継続 = ドル円157円台キープ

この4つが重なってドル円は下がりにくい状態になっているのです。

具体的な投資戦略

本命:ドル円(USD/JPY)の押し目ロング戦略

現在レート:157.61円

ドル円は158円付近が目先のレジスタンスとして意識されており、ここを突破できれば159円台を目指す展開となりそうです。ただし158円台から159円台半ばにかけては、1月23日に日米協調のレートチェックが行われたとされる水準であるため、為替介入への警戒感から上昇ペースは緩やかになりそうです。

  • 【通貨ペア】 ドル円(USD/JPY)
  • 【目線】 買い(押し目ロング)
  • 【重要ライン3つ】
    • 160.00円:政府・日銀の介入警戒ライン(最大の壁)
    • 158.50円:直近の短期高値・上値抵抗
    • 156.50円:押し目の目安ライン
  • 【エントリー目安(本命)】 156.80〜157.00円での押し目ロング
  • 【利確目標】 159.50〜160.00円
  • 【撤退ライン(損切り)】 155.90円割れ
  • 【狙い目の理由】
    • 有事のドル買い・インフレ再燃・FRB利下げ後退・円キャリー継続という複数の追い風がドル高を支えている。急落よりも押し目が入りやすい構造であり、押し目を拾ってのロングが基本戦略。
  • 【短期逆張りシナリオ】
    • 158.50円付近での短期ショートも選択肢(利確156.50円・損切り159.30円)。ただしあくまで小さく取る逆張りであり、政府介入警戒ラインが近いため慎重に。

サブシナリオ:豪ドル円(AUD/JPY)の押し目ロング戦略

現在レート:110.48円

豪ドル円については、資源国通貨として原油高・資源高はプラスに働く一方、「株安によるリスクオフ売り」という2つの力が綱引きをしている状態です。

  • 【通貨ペア】 豪ドル円(AUD/JPY)
  • 【目線】 押し目でのロング(ただし株安継続時は一時手控え)
  • 【エントリー目安】 109.80〜110.00円での押し目ロング
  • 【利確目標】 112.00円
  • 【撤退ライン(損切り)】 108.80円割れ
  • 【狙い目の理由】
    • 中国の景気刺激策期待・資源高・円安という3つが豪ドルを下支えしやすい。ただし第2波の株安が来るならば、いったん様子見してから109円台でのエントリーを狙う慎重策も有効です。

日本株の下値目処と反発タイミングの見極め方

株については、引き続き「下から買い下がり」よりも「まず為替の方向確認」を優先することをおすすめします。

ヘッジファンドの「第2波売り崩し」が来た場合、個別株で押し目買いを入れるより先に為替(ドル円・クロス円)の動きが先行して方向を示してくれます。

日経平均は下がったら買いたいという待機資金が厚いため、よほどの悪材料でない限り下値は固い展開が続くという見方もあります。ただしインフレ懸念や高圧経済への懸念が長引けば、別のシナリオも出てきます。

為替が安定し、円安方向に落ち着いてきたタイミングで日本株の反発を狙いにいく——私はその順番を大切にしています。

まとめ|「準備した人がチャンスを取れる」相場

今週の急落から読み取れるのは、今の相場は「地政学リスク×買い残の膨らみ×円キャリー継続」という、複合要因が絡んだ非常にボラティリティの高い局面だということです。

整理すると、

  • 日本株:信用買い残を狙ったヘッジファンドの第2波売り崩しに引き続き警戒が必要
  • ドル円:有事のドル買いとFRB利下げ後退が下値を支え、157円台が維持されやすい
  • 豪ドル円:資源高vs株安の綱引き。押し目での拾いを狙いつつ慎重に対応

こういった急変動が連続する相場では、何より「トレード環境の質」が結果を左右します。ニュースや指標発表の瞬間に5〜10pipsのスプレッド拡大が起きることも珍しくなく、これだけで意図しない損切りに引っかかる個人投資家は多いです。

私が個人的におすすめしているのは、「メイン口座」と「ニューストレード専用のサブ口座」を分けておくという管理方法です。口座を使い分けるだけで、スプレッド拡大によるリスクを大きく下げられます。

まだ口座環境が整っていない方は、ぜひこの機会に見直してみてください。

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相場が荒れているときほど、チャンスも大きくなります。ただし、ポジションサイズだけは慎重に。次の大きな波を、しっかりした準備で取りにいきましょう。

根拠となる参考ニュース・情報源
  1. 日本経済新聞「日本株急落、中東リスクで第2波警戒 カギ握る買い残高9兆円」(2026年3月6日)
  2. 日本経済新聞「東証大引け 日経平均は続落、中東情勢懸念、下げ幅は今年最大」(2026年3月3日)
  3. Newsweek Japan / Reuters「日経平均は大幅に3日続落 2033円安、衆院選後の上昇分を失う」(2026年3月4日)
  4. Invest Leaders「【2026年3月】中東情勢悪化で日経平均はどこまで下がる?現状を整理し買い時を探る」(2026年3月3日)
  5. 日本経済新聞「いずれ崩れる信用買い残の山 金利上昇、日本株需給の転機に」(2026年2月)
  6. OANDA証券「OANDAラボ」「ドル/円見通し:ドル円は円安で157円台半ば|有事のドル買いが継続か」(2026年3月6日)
  7. 外為どっとコム マネ育チャンネル「FX/為替『ドル/円今日の予想』外為どっとコム トゥデイ 2026年3月6日号」
  8. 外為どっとコム マネ育チャンネル「【ドル円見通し総まとめ】構造的な円安は続く|佐々木融氏が語る2026年末165円シナリオ」(2026年3月4日)
  9. 外為どっとコム マネ育チャンネル「【2026年最新ドル円相場予想】ドル円170円へ|朝倉慶が警告!円安×インフレ」(2026年3月4日)
  10. みんかぶFX「有事相場の難しさ、円高と円安の両面が錯綜=ロンドン為替」(2026年3月3日)
  11. 日本経済新聞「日銀利上げ、試される円キャリー 4度目の逆回転あるか」(2025年12月)
  12. 日本経済新聞 ドル円相場最新情報(2026年3月6日)
免責事項
  • 本記事の内容は、公開時点の情報を基にした投稿者個人の主観による「予想」や「考察」であり、将来の事実や結果を保証するものではありません。
  • 記事内で紹介している銘柄、株価、発売時期、仕様などは推測を含みます。
  • 投資や購入に関する最終的な決定は、必ずご自身で最新の企業IRや公式情報をご確認の上、自己責任で行ってください。
  • ※本記事で紹介している証券会社などはPRを含みます
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おっさん事業主
おっさん事業主
急に事業を始めた人
40代半ば、元会社員。 長年の会社勤めの末、原因不明の体調不良により退職。「無理なく、自分のペースで働きたい」という思いから、専門知識ゼロで「せどり・転売」の世界へ飛び込む。 現在は、物販事業(Amazon・メルカリ・ヤフオク)に加え、株式投資や市況分析、ブログ運営へと活動の幅を拡大中。 派手な成功話ではなく、体調や環境と向き合いながら「小さく事業を育てていく」等身大の記録とノウハウを発信しています。
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