メルカリ販売で気を付けるべき・見落としたら損する事とは

メルカリ販売
以前の記事で”失業中なのでメルカリで不用品を売ってみる”を紹介しましたが、不要なものを売って少しでもお金を頂くのを目的としているのに、大事なことを念頭に置いておかないと、ずっと損をした気持ちになります

経費を見落とさない
個人が不要なものを売っているのだから、経費は大げさでしょうと思われますが、これをちゃんと考えておかないと、損をしている気になり止めてしまうことになります
メルカリ販売で必要な経費
- 商品の原価
- メルカリ手数料
- 商品発送費用
- 現金化手数料
- 見えない出費
商品の原価
不用品を販売しているのだから、原価は0円で考えるべきなのですが、人間は本能的に自分が手に入れたものを手放す事を大変嫌がります。だから、これには価値があると考えてしまうと、心理的にマイナスしか感じません
不用品なのだから、もう必要ないと考える(損切する)
メルカリ手数料
メルカリと言うWEBサービスを使っているので、使用料が発生します。どの商品も売れた金額の10%を手数料として支払います。
売れたら無条件で10%引かれた金額しか手元に残らない(手数料)
商品発送費用
商品を購入してくれたお客様へ届けるには、ヤマト運輸や郵便局に輸送費を支払う必要があります。メルカリ便を利用すれば少し安くはなりますが、利益を大きく減らします。
運賃を含めて価格設定をする必要がある(運送コスト)
現金化手数料
メルカリの売り上げは、サービス内で利用できる電子マネーのようなものに変換されています。それを銀行口座へ振り込んでもらうために、1回200円費用がかかります。
現金で売上金を受け取るには、別途費用が必要(手数料)
見えない出費
売上などに反映されないコストが多く存在します。
個人的な販売だから気にしないかもしれませんが、投稿者のように3か月70件も取引をすると、ちゃんと考えておかないと、辛くなります
見えない出費の例
- 人件費
- 商売を意識していなくても時間・手間がかかると感じている。「時は金なり」で、費用を払っているのと同じです
- 梱包資材
- 貰った袋や箱を使って実質0円だと思いますが、テープなどは家にあるだけで買ったもの(費用発生)
- 足りなくなって、安い袋や箱を買ってしまう(費用発生)
- ガソリン代
- 出荷に車を使うと少量でもガソリン消費している(費用発生)
- 余計な買い物
- 出荷に行ったコンビニで、不要なお菓子などを買ってしまう(費用発生)
メルカリは損をする?
上記の経費を意識していないと、「〇〇円で売れたのに、手元に殆どお金が入らない」と感じて、”メルカリは損”と考えます
サラリーマンの給料と同じで、額面金額と手取りで大きな差が出ている理由を知らずに不満を言っても辛いだけで、何に経費がかかっているか理解すると、商売について理解が深まると思います
お金管理のススメ
メルカリ販売した実績を、Googleのスプレッドシートなどで、数字を管理する(収支計算)と、漠然と損した気持ちにはなりませんし、将来的にメルカリ販売を事業にしようと考えた時の練習にもなります
スプレッドシートで管理する例
- メルカリでの売上を記入
- 原価を記入
- 不用品0円以外の場合、各自設定
- メルカリ手数料を算出する(売上×10%)
- マクロ例) =sum([メルカリ売上]*0.1)
- 輸送費を記入
- 雑費(資材費やその他コストを5%と仮定する)
- マクロ例) =sum([メルカリ売上]*0.05)
- 雑費は別で計算しても可
- 上記を計算して、利益を確定
- 現金化時、200円計上
(スプレッドシート記入例)
商品 | 売上 | 原価 | 手数料 | 輸送費 | 雑費 | 利益 |
おもちゃ | 3,000 | 0 | 300 | 1,000 | 150 | 1,550 |
本 | 1,500 | 0 | 150 | 800 | 75 | 475 |
改善できる
何か損した気持ちになるのは、具体的な証拠(数字)がないからです。先の管理シートを作成すると、はっきりメルカリでの利益が分かります
意外と手元にお金が残らない理由はなにかと考えて、送料が高いから安い運送方法はないかと探したり、雑費がかからない方法を考えたりできます
これはメルカリ販売だけではなく、他の方法で事業を始める場合も生きてくる方法です
事業を始める準備になる
メルカリ販売で売上管理をしていると、後は仕入コスト・人件費・倉庫代・税金を含めれば、ほぼ事業(商品を売る商い)として考えることができます(厳密には違いますがスモールビジネスなら十分に目途が見える)
副業解禁が話題になる昨今、1つの方法として、メルカリ販売(不用品を売る)をオススメします